双極性障害の鬱の沼から
双極性障害と診断された。
地面に叩きつけられた気持ちだった。
少し前に躁状態になった私は、社会的に後遺症が残るような
ことを企て、すぐにやってしまったと後悔し鬱の沼に入っていった。
その後すぐの受診で「双極性障害」と診断され、元々鬱の入り口にいたため
真っ逆さまに落ちていった。
「双極性障害 寿命」「仕事」「障がい者雇用」「手帳」「克服」などで調べる日々だったと思う。
坂口恭平さん著の躁鬱大学にもあるが、そういうときに調べてもいいことってあまりない。
ただ調べずにはいられなかっただけだ。でもほしい情報なんて落ちてない。
具体的に言うと、全躁鬱人に効く魔法の薬みたいなやつとか、こう考えると一瞬で鬱から抜けられるよみたいなやつとか、「夜明けのすべて」に出てくるような優しい理解のある職場に出会うための方法とか、ないんだよね、どこを探しても。
薬も何種類もあるし、先生によってもその人の状態によってももちろん左右されるし、認知行動療法とか考え方でどうにかなる場合もあるけど、ならないから精神科があるわけであって、職場はどこまでいってもガチャでしかない。
それでもどこかに出口はあるんじゃないかと探し続けた日々だった。
沼に入ったあたりから眠る1時間前になると「いても経ってもいられない、起きていることに耐えられない」ということが発作的に起きるようになった。どれくらいかというと辛すぎて睡眠薬で自分の夜の時間をシャットダウンするとか、自分の顔を全力で叩くとかそういうことをしてしまうくらいで、先生に相談したところ、「ロラゼパム」が不安時頓服で出たのだけど、ふと夕食後の薬を飲み忘れたときにその発作がなくて。
毎日毎日決まった時間に飲んでいたけれど、もしや、と思って先生に許可をもらって眠る前に薬を飲むようにしたらまったくというほど発作は起きなくなった。ちなみにラツーダとデパケンです。
えー薬の副作用的なやつだったの?ちなみに薬を眠前にしたところ、お風呂を朝に回すこともなくなりました。薬じゃん。毎日わけもなくやってくる発作に怯えていたけど、ちょっとしたことで回避できてQOLがあがってびっくりしている。
と思っていたら、ふと自分が沼から上がっている気がして。
今週受診したときは自分が落ち着いている気がしないといって来週予約を入れたけど間違いなく落ち着いてきている気がする。
今日はすごく寒かったけれど、昨日言っていた時間に起きれて、病院で先生に言われていた通り運動もした。掃除も洗濯もしたし、夕飯もこれから作る。
つぶやきばかり投稿していた記事も更新しようとしている。
日が少しずつ長くなってきた。
躁状態にならないように気にかけながらゆっくりやっていく。できることしかできないけど。もう沼からは出ているのだから。