レッツじこぎせーい!!

 アマプラで実写版の亜人を見た。因みに原作は全く読んだことはない。本屋にいつも置かれている、黒いかっけーやつが表紙の漫画、くらいの認識である。あと大昔にMADを見たような気がする。
 細かいところは置いておいて、シンプルにカッコよくて何回も見てしまう。SAT戦は佐藤が楽しそうでいっそ爽快だし、永井と佐藤の一騎打ちは人外バトルマシマシで最高だ。自転車でピクニックも個人的に好きだ。綾野剛の歌声が聞けるので。
 ありえないほど人が簡単に死ぬが、あまりに一瞬でお亡くなりになるので、深く考えず見られる。加えて、亜人サイドの話が中々酷く、人間の愚かさもそこそこ目につくので佐藤一派に対して「いけー!」という気持ちになる。記事のタイトルも佐藤一派の一人である高橋のかなり好きなセリフを引用している。
 マイノリティが高みの見物気味のマジョリティに混乱を巻き起こすという構図はとても良い。主人公も熱血漢とは程遠くピカレスク的だ。そんな感じなので、主人公にも佐藤にもいい意味で感情移入ができない。結局私も、この作品内の高みの見物をしているマジョリティ側なのだ。亜人に殺されてしかるべき人間なのだ。全く本当に映画でよかった。
 

 
 

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集