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【駅メモ攻略】JR東海コラボキャンペーン メロと巡る!飯田線の秘境駅旅(とか聖地巡礼とかいろいろ) 1日目

7月に駅メモの飯田線イベント「JR東海コラボキャンペーン メロと巡る!飯田線の秘境駅旅」を攻略してきました。とある漫画の聖地巡礼もしつつ。

1日目は寄り道メインなので、イベント攻略は特になしです。

イベント概要

開催期間: 2023年03月27日(月) ~ 2023年09月30日(土)

  • ミッション対象駅:飯田線11駅+東海道新幹線16駅

    • 飯田線:  豊橋, 豊川(愛知), 新城, 本長篠, 湯谷温泉, 中部天竜, 水窪, 平岡, 温田, 天竜峡, 飯田

    • 東海道新幹線は省略。

  • クリア報酬:「飯田線の橙なメロ」

    • 条件:全ミッションクリア

      • 飯田線全対象駅チェックイン

      • 東海道新幹線16駅から3駅チェックイン

  • コラボ情報

    • 乗車記念証:飯田駅観光案内所にて、「飯田線の全ての対象駅に行こう!」ミッションのクリア画面を提示

    • アクリルスタンドフィギュア:飯田駅観光案内所にて、「全てのミッションをクリアしよう!」ミッションのクリア画面を提示

    • パネル(サインボード):豊橋駅

    • 横断幕:飯田駅 改札内壁面

    • BIGパネル:飯田駅 改札外

    • オリジナルデザインスタンプ:飯田駅 改札外

  • (追加)為栗メロ誕生日記念企画!

    • 豊橋駅から飯田駅間で運行中の特別急行列車「伊那路」車内でメロの車内放送を実施!

    • 飯田駅のメロBIGパネルをバースデー仕様に!

    • 期間:7/15(土) ~ 7/31(月)

どう攻略するか?

東海道新幹線3駅は、地元民でない限り、豊橋駅へ向かう最中に問題なく取れると思われる。

飯田線の対象駅11駅は、実は飯田線の特急「伊那路」の停車駅と一致する。重ねてメロの誕生日記念企画として、「伊那路」の車内でメロの車内放送を流す、とあっては、これはJR東海に「伊那路に乗って来てね」と言われているようなものである。時期的には既に青春18きっぷが使えるタイミングではあったが、ここは特急で行かざるを得まい。JR東海のプロモーションにまんまとハマった格好だw

ちなみに「飯田線の秘境駅旅」と銘打たれているが、秘境駅周りでは携帯の電波が弱いうえにトンネル続きでチェックインがかなり難しい。厳密にはタイトルに偽りあり!なのだが、現実的な解と言えそうだ。

追加要素:アニメ聖地巡礼

さて、イベント攻略が目的であれば、新幹線で豊橋に向かい、特急伊那路で飯田線を北上すればよい。だが、自分はそこにオリジナルの「聖地巡礼」という要素を追加した。

飯田線がテーマのアニメ…といえば。

そう、ゆうきまさみ作の漫画「究極超人あ~る」である。

作品自体の舞台は東京だが、1991年に制作されたこの漫画のOVAの舞台が飯田線沿線になる。主人公たちはまず東京から伊豆急下田へ向かい、そこから伊豆の山中を謎の経路でくぐり抜け、その日の深夜に豊橋に到着。翌日飯田線をドタバタを繰り返しながら北上、夕方に最終目的地の伊那市駅にあまりにもドラマティック(アクロバティック?)な到着をする。

今回、その旅程を極力たどってみようと試みた。
…が、時間の都合で伊豆の山中は通過できずに伊豆急で往復、豊橋の宿もなぜかいっぱいで取れなかったので、ちょっと外れた愛知県田原市に取ることに。最終目的地の伊那市駅も通過するだけになるが、その手前の最重要ポイント「田切駅」にはしっかり下車することにした。

今回の行程の概要図。

ちなみに伊豆の山中を通過するのであれば、伊豆急の河津駅から修善寺駅へのバスが出ているので、それを使うのが良さそうだ。いわゆる「天城越え」。浄蓮の滝も通るぞ。

さらに追加要素:蓮台寺ミオのバースデーイベント

7月から8月にかけて、伊豆急が駅メモのキャラ「蓮台寺ミオ」のバースデーイベントを開催していた。伊豆急に乗る途中で寄り道していくことに。

…やたらとミッションの多い遠征となったw

2023年7月22日(土)8:50 熱海駅

おはようございます。

うーむ。乗り遅れてしまった。
朝早いのに前日に深酒をキメてしまったのがいけなかった…

一応、今回の行程自体に問題はない。ならばなぜ「乗り遅れた」のかというと、熱海を8:26に出発する伊豆急直通の列車が観光車両「リゾート21」による運行なのだ。

伊豆急発の駅メモのキャラクターはいずれもリゾート21がモチーフになっており、せっかくならリゾート21で移動をしたかったところ。サイト情報によると、今日はキンメ電車による運行だったようだ。

以前撮った画像。キンメ電車は「蓮台寺ナギサ」のモチーフになっている。

ひとまず普通の伊豆急の列車で、蓮台寺ミオのバースデーイベントが行われている伊豆高原駅へ。

伊豆高原駅

伊豆高原駅に到着。すかさず案内所「伊豆ぽたSTATION伊豆高原」へ向かい、バースデーカードをゲット。
アンケートに答えると伊豆急のグッズがもらえるらしいのだが。

我々のことをよく理解している質問が。

こんなん聞かれたら行かざるを得ないじゃないか。

当初は伊豆急下田駅まで直行する予定だったが、急遽、蓮台寺駅で下車することに決定。

次は伊豆高原駅構内にある「やまもプラザ」内の「Izu-Kogen駅caféべるじゅ」でソフトクリームをいただいて、記念品のコースターをゲット。
店は10時から開店ということで少し待ち時間があったのだが、既に駅メモerの行列ができている状態。普段の伊豆高原駅とはちょっと違う世界観がそこにはあったw

無事ゲットできたポストカードとコースター。

さて、伊豆高原駅でのミッションをクリアしたところで、伊豆急下田方面へ向かう電車を待つ。
と、ホームの先に待機している車両に目が行った。

あ、黒船電車だ。
さっそく「蓮台寺ミナト」と記念撮影。

それにしても、黒船電車、いつもより塗装の色がとても鮮やかな気がする。と思ったら、2022年12月に車両故障を起こして以来、この日が運行再開の日だったようだ。再塗装したかは分からないが、車体洗浄はキッチリと行ったに違いない。晴れの日にたまたま立ち会えてラッキーだった。

熱海駅でも歓迎の黒板アートが置かれていた。

今日の旅のどこかでまた会えるといいな、と思いつつ、普通列車で南下。

伊豆北川駅周辺。高台から海を見下ろせる、個人的お薦めスポット。
片瀬白田駅~伊豆稲取駅の間は目の前に海が迫る絶景ポイント。

蓮台寺駅:3姉妹の里帰り

蓮台寺駅到着。

終点の伊豆急下田の一つ手前、蓮台寺駅で下車。前回来たのはコロナ禍前なので、数年ぶりの来訪となる。

確かこの駅は有人駅だったはずだよなぁ、と思いながら駅舎へ向かうと…

あれ。

なんかおしゃれなことになってるぞ…

店員のお姉さん曰く、2021年くらいに蓮台寺駅は無人駅になったそうで、空いた駅務室を改装して2022年からカフェを始めているのだとか。いまだに駅員に間違われるんですよねぇ、と笑う。確かに前のおばあちゃんに乗車駅証明の説明をしてたな…

アイスコーヒーと、おすすめというバナナブレッドをいただく。
冷やしてあるしっとりタイプ。濃厚な味わいでコーヒーに合いますな。

思わぬ出会い。下車して良かったなぁ。アンケートのあの設問がなければ素通りしてたことを考えると、何か縁のようなものを感じてしまう。

駅前で3姉妹そろっての里帰り記念撮影。

伊豆急下田駅: 石廊崎灯台へ

伊豆急下田駅へ到着。踊り子号とアロハ電車と。

伊豆急下田駅からはバスに乗って石廊崎へ向かう。
しばらくは海も見えない山中を走っていたが、やがて海に出て、海岸線に沿って作られた道路をひた走る。

溶岩からできた複雑な地形が面白い。道路も複雑な海岸線にピッタリ沿っている。

再び山中に入ると石廊崎はもうすぐ。トンネルをくぐり、つづら折りの坂道をえっちらおっちら登っていった先にある「石廊崎オーシャンパーク」でバスは停止した。

石廊崎灯台と石室神社

石廊崎オーシャンパーク。2019年にできた施設だそうだ。

早速オーシャンパークで休憩して行っても良いが、まずは横を素通りして石廊崎灯台へ。シャワシャワと蝉しぐれの中を歩いていく。

鳥居発見。岬にある石室神社(いろうじんじゃ)のものだ。

そして歩いて行った先に、ついにありました。

東大 灯台です。

ここが「究極超人あ~る」の聖地のひとつ、石廊崎灯台。

作中での扱われ方については、参考までに、別の方の訪問記。

原作でも「とうだいに行く」ことを宣言した主人公を石廊崎灯台に連れていく場面がある。立入禁止になっている灯台を見て、「やっぱりとうだいは狭き門なのですね。」と悲しがるのだが、

今は普通に開放されてました。

なんと、とうだいの敷地内に入ることを許可された!

こんなに間近にとうだいを見られるなんて。

ああ、ありがたい。早速拝むことにいたしませう。

これぞ「巡礼」。

おっと、灯台だけじゃなくて、神社にも拝みにいかないと。

絶壁の窪みに神社がある。すごいところに建てたものだ。
岬の突端。

よく見ると、岩にぐるりとしめ縄が巻かれている。裏手に回ると祠が祀られていた。

「熊野神社 縁結の神」と書かれている。

良縁を強く祈る。

熊野神社から見たパノラマ画像。

目の前を行くのは岬めぐりの遊覧船だ。石廊崎漁港から出ているそうだ。

紺碧の海を行く(帰るところだけど)。これは気持ちよさそう。

思う存分石廊崎の絶景を堪能したところで、最初にスルーしてきたオーシャンパークへ。小腹がすいてきたので軽食をいただくことに。

遠くに海を見ながらカレーをいただく。

券売機のボタンの大きさにつられてカレーを選んだのだが、せっかくなら海ならではのメニューにしとけば良かったなぁ…と食べながら思った。海苔ラーメンとか干物定食とかありましたよ。

ゆるキャン△の聖地でもあることに気づいた。

愛知県へ向けて大移動

オーシャンパークから再びバスに乗って伊豆急下田駅に戻り、今日の目的地、愛知県に向けて移動開始。

先を急ぐため、特急踊り子に乗車。
車中からは遠くにうっすらと伊豆大島が見えました。
熱海駅に到着。熱海駅にはドット打ち職人がいる。

静岡方面の電車に乗って出発を待っていると、伊東線のホームに見覚えのある黒い車両が入ってきた。黒船電車だ!

黒い車両のせいか、補正がかかって妙に白っぽい絵になってしまったw

会えるといいなぁと思っていたのだが、このタイミングで再び会えるとは。急遽蓮台寺駅で下車したことが巡り巡って会えたのだ、と思うと、これもまた縁なのかなぁと思ったり。縁結びの神様に祈った甲斐があった?

さて、ここから先は青春18きっぷをフル活用し、東海道本線を往く。
静岡県最東端の熱海駅から、愛知県のほぼ最東端の豊橋駅までの移動は、俗に「たのしい静岡の旅」と呼ばれている。新幹線でもノンストップで1時間近くかかるのだが、これが各駅となると、実に3時間以上の移動となる。

実際、16:58に熱海駅を出発し、豊橋駅に到着したのは20:22。すっかり遅い時間になってしまった。

乗り換えを1回挟み、3時間半の大移動。つかれた。

最初に書いた通り、豊橋ではなぜかホテルが取れなかった。ひょっとして自分のように翌日飯田線に乗る人に取られた?とか思ったが、着いた途端にすぐ理由がわかった。

ビルの陰からで恐縮ですが…

花火大会だ。
7月21日から23日に「豊橋祇園祭」が開かれており、土曜日は近くの豊川の河川敷で花火大会が行われていた。

駅前からでも花火の音が聞こえるくらいの迫力。行ってみてもいいかな?と思ったが、21時終了なのであまり時間がないのと、おそらく帰りの人混みですごいことになりそうだ、ということで、ビル越しに見る花火でとりあえず満足して、今日の宿がある田原市に向かう豊橋鉄道渥美線に乗る。ちょうど渥美線は未アクセスだったので、駅メモ攻略的にも都合が良かった。

豊鉄の車両。編成ごとに花の名前が冠されているようだ。

21時前ではあるが、既に先を読んで移動した人たちで車内は混雑していた。隣で浴衣を着たカップルが「良い雰囲気」になっているのを生暖かい目で見つつw、30分ちょっとで終点の三河田原駅に到着。

本日の目的地です。

何か地元っぽい夕食でも食べたいところだったが、時間が遅くてなかなか良さげな店が見つからなかったのと、長時間の移動で疲れていたので、コンビニで軽くメシを物色して終了。

とりあえず東海地方にちなんだものは買ったw

お疲れさまでした。

ちなみに

田原市、せっかくお邪魔したのに地物を消費できなくて申し訳ないなぁ、と思ったので、後日ふるさと納税でうなぎの返礼品を選び、土用の丑の日にいただきました。

おいしゅうございました。

次回予告

お待たせしました。明日はいよいよ決戦。飯田線イベントを攻略する。


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