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【後平✕AIのキーワード解説】 「リスキリング」とは?意味や付き合い方をスピード解説

近年「リスキリング」という言葉がよく聞かれるようになりました。

2020年のダボス会議で「リスキリング革命」が提唱されたことや、岸田元総理にがリスキリング支援に1兆円の投資をすると打ち出したことなどに起因しています。

今やリスキリングは人材育成戦略の重要な要素として認識されており、実際に取り組む企業も急増しています。

筆者のプロフィール置いておきます。この記事の信憑性を測る物差しにしてもらえれば。


先に結論ということで、AIのまとめをどうぞ。

【AIまとめ】リスキリングとは?

リスキリング(Reskilling)とは、「これから必要になるスキルを学び直すこと」です。学校での勉強とは違い、実際の仕事や目標達成に直結する内容を学ぶ点が特徴です。

これまでの経験や仕事で使っていたスキルが時代の変化や技術の進歩で古くなるケースが増えており、それに代わる新しいスキルを学び直すことで変化する業務や新たな職務に適応できるようにするのが目的。DX化の推進にともない、IT関連スキルが特に重視されています。

経産省はリスキリングを以下のように定義しています。

「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」

いくらでも掘り下げられますが、用語の意味としてはこのくらいの理解で十分です。続いて、企業・個人の双方のリスキリングの意義やメリットを押さえておきましょう。

【企業目線】リスキリングの意義やメリット

  • 従業員のスキルを更新することで技術革新やビジネス環境の変化に対応し、企業の競争力を保つ

  • システムの導入やDX化の推進に対応できる人材を育てることで、業務効率の向上が見込める

  • 従業員に対してキャリアの発展や自己実現の機会をつくることで、モチベーションや働きがいを向上させる

【個人目線】リスキリングの意義やメリット

  • 社内での活躍機会が増える

  • 仕事の効率・能率が高まる

  • 人材としての市場価値が高まり、転職に役立つ場合も

後平の視点

まずは要点のまとめです。

● リスキリングの流れは当面のあいだ続く
リスキリングに取り組まない企業は相対的に競争力が低下する
会社でリスキリング施策があったら積極的に活用するべし
● 人材としての市場価値が高まるので、転職や副業を試してみるのも良い
会社の施策と社会的なニーズを照らし合わせて答え合わせしておく
リスキリングで給与や待遇面が向上するかどうかに注目

企業は積極的にリスキリングに取り組まざるを得ない

近年はAIが急速に発達し、さまざまなサービスにAIが導入されていますよね。さまざまなシーンで仕事のやり方や使うツールが刷新されるので、リスキリングの流れは当面のあいだ続くと考えられます。

わかりやすいところで言うと、どこの企業にでもある請求業務・会計業務なんかは、手動でやるのと自動化するのとでは雲泥の差ですよね。

手動は人手と時間がかかるので作業コストが膨大になります。作業コストが高くなると損益分岐点が切り上がってしまうので、利益を出すためには商品やサービスの価格を上げなければなりません。相対的に「遅いのに高い」サービスとなってしまい、顧客に見放され、その企業は衰退してしまうという構図です。

個人のリスキリングとの付き合い方

もし会社でリスキリングの施策があったら、積極的に参加しておきましょう。スキルの更新はそのままその人の活躍の機会の多さと市場価値に直結するからです。

今の会社の中で新しい働き方に順応するだけでなく、転職活動のときに再評価される可能性があります。仕事が早く片付くようになれば、残業の時間が減るかもしれません。または、新しいスキルを使って副業をはじめたり、すでに取り組んでいる仕事を効率化できたりする場合もあるでしょう。

このように、リスキリングは個人にとってはメリットしかありません。

一方で、働く側として会社を評価する良い機会でもあります。

効率化やDX化が叫ばれている世の中で、自社はどのように動くのか。
世の中や競合とどのように渡り合おうとしているのか。
社員の価値や成長についてどう考え、どの動く会社なのか。
スキルが上がった社員をどのように扱う会社なのか。

この辺の視点で見てみるとその会社の本質的な価値が垣間見えると思います。転職を検討している人なんかは、自社の将来性を見極める材料にもなりますよね。

おすすめのリスキリングは「AIスキル」

今後しばらくは仕事・生活などのあらゆるシーンでAIがキーワードになるのは周知の事実でしょう。「AIと仕事」はここで掘り下げるには深すぎるテーマなので、ポイントだけ書きますね。

私達個人の価値として、「AIを使えるか、使えないか」は、「PCが使えるか、使えないか」と同じくらいの影響が出てくると思います。

AIの発達で仕事のやり方が大きく変わり、仕事がなくなった人が大勢いますが、実際はちょっと違います。

AIが仕事を奪ったのではなく、AIを扱える人が仕事を奪ったのです

長年覇者として君臨してきたGoogleですが、AIの登場によって「ググる」という行為そのものが「非効率で面倒な手段」になりつつあります。

セミナーなどで参加者の方々に「ググってますか?AIに聞いてますか?」と聞くと、まだまだググっている人の方が多いことに驚きます。

ググる代わりに、ChatGPTやGEMINIに質問してみてください。これから来る避けられない津波の存在を感じられると思います。


「リスキリング」について、あなたの周りで起きていることや困っていることなどがあればコメントで教えて下さい!

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