品格美女にハマってきいてみた
「品格」という言葉を聞いて、何をイメージするでしょうか。
顔の造形以上の美しさを感じさせる女性。
「美しい」と言わざるを得ないような“何か”を感じさせる女性。
わたしはこれを「品格美女」と呼んでいます。
ルッキズム帝国・東京にて、20代の女として生きることは、大変に心が消耗することです。わたしはもう疲れました。
そこで目指す先を「品格美女」にシフトし、自身の品格美女化計画が始動した次第でございます。
わたしの周囲には、ありがたいことに多くの品格美女の友人に恵まれています。
そんな彼女たちが品格美女たる所以を観察、分析した結果を共有いたします。
とにかく色白
顔の造形関係なく美しく見える。
人の悪口は言うし、性格がいいとはとても言えないような人ですら、「上品」などと言われている場合、大体「色白なだけ」のことが多いです。
それが色白の威力です。「色の白きは七難隠す」とはまさに。
この「色の白きは~」という言葉の出どころは、佐山半七丸の『都風俗化粧伝』という書物だそう。これは江戸時代後期の美容指南書で、当時流行したメイクやファッション等について書かれているそうです。
日本でははるか昔から美の基準として肌の白さがあるよう。
色白≒日に当たる生活をする必要がない≒お嬢様という連想から来るのか、ファッションや容姿に関係なく、色白の人を上品に感じる人が多いように思います。
わたしの周囲の品格美女は皆色白。
それも努力で後天的に白くなった白というよりも、透き通った白。たぶん遺伝系の白。
あの白いお肌は大勢の中でも目を惹きます。
ちなみに最近わたしがひしひしとその「育ちの良さ」を感じている、2015年ミス青学の山賀琴子さまは、画面を通してみる限り、おそらく色白の部類ではありません(ご本人も動画でおっしゃっていました)。
琴子さまは顔立ちやファッション、性格的にも、しっとりはんなり系のお嬢様、品の良さではなく、はつらつとしたヘルシーでさわやかなお嬢様でいらっしゃいます。
見た目のフェミニンさに品を感じる方は色の白さがキーになるかもしれませんが、透けて見える「育ち」に品を感じる方には、それほど重要ではなさそうです。
<こうしてみよう>
家から出ない。真っ白になる。焼かない。焼けない。
話し方の間と語尾
「○○でねぇ~」という話し方は一見女の子らしくて可愛らしい印象を与えられるような気がしますが、幼稚な印象を与えてしまいます。
話し方については、素人が文字で伝えてもしょうがないので、「身の回りの品格美女たち、こんな話し方だ!」と思う動画をシェアします。
わたしが思う品格美女の代表格は女子アナのみなさまなのですが、その中でもわたしが大好きなのは小川彩佳アナ。
テレ朝が出しているアナぽけっとシリーズは、話し方のプロである女子アナのみなさまが、話し方について教えてくださっており、とても勉強になります。
また、品格美女界トップランカーの宝塚歌劇団娘役さんの動画もとてもおすすめです。
言葉遣いが美しいのはもちろんのこと、とてもゆっくりゆったりお話になられていますよね。
自分が話している動画を見たことがありますが、自分で思っているよりも早口。そして、語気が強く、ちょっとショックでした。
思っているよりももっとゆっくり話した方がいいのでしょうね。
元より良家のお嬢様がほとんどの組織ですが、世界観保護のため、徹底的に教育されています。
舞台人として発声法の基礎もしっかりしている彼女たちの話し方をマスターできれば、かなり品格美女に近づけそう。
<こうしてみよう>
宝塚歌劇団のトップ娘役になりきる。ちなみにわたしは月組。
華麗なる悪口のかわし方
悪口タイムが始まると、「そんなこと言っちゃだめだよ」などは言わず、そっと、ふっとしていらっしゃる。
「そうだよね?」と振られても「いやいや・・・」とささやくか、苦笑いしていらっしゃる。
彼女たちは、人の悪口だけでなく、物事への不満も口にしません。
最高品格美女になると、「疲れた」すら言わない。
この世は類友なので、きっと品格美女の周りには品格美女が集まり、普段は悪口を言う環境にいないのでしょう。
言霊という言葉もあるとおり、言葉にはエネルギーが宿っています。
品格美女は、もはや口から品格を出しています。
<こうしてみよう>
まずはいつも「疲れた~」と言っていた場面で、「頑張った~」「充実していた!」と言い換えてみる。慣れたら他の場面でもやってみる。
悪口は紙に書いて丸めて捨てる。
柄に頼らない
品格美女、とにかく柄物を着ないし持たない。
それでも「地味」にはなりません。
柄物を着ないから品格があるのか、品格があるから柄物を着なくても華やぐのか。ニワトリが先か、タマゴが先か。
柄物や凝った形の服は、流行り物であることが多いです。品格美女たちは、一時の流行りに左右されることなく、タイムレスなものを身につけていることが多いように思います。
それに意外と同じ服を着回しています。それでも毛玉が出ていたり、色褪せていたりはしません。
流行りに合わせて何度も買い替えない分、一つ一つが“少しいいもの”を買っているようです。
<こうしてみよう>
素材と形を意識したお買い物をする。西洋絵画柄だけは許してほしい。
「良質」センサー、Sランク
先ほどの洋服や持ち物にも通じることですが、センスがいい。
皆が知っているハイブランドではないのに、良質で美しいものをたくさん知っています。
先日とある品格美女と話していたのですが、彼女は男性へのプレゼントに「カルティエのカフス」をあげたそう。
まず男性にカフスをあげるということを思いつきませんし、わたしの中でカルティエにカフスのイメージがありません。
そんな彼女は休日の過ごし方までセンスがあります。お買い物やスポーツのように、多くの人がやっていることではないことをしています。
それを一言で表現してくれるアカウントを発見しました。こういう体験のこと↓
ここに載ってるものを月1回でもやり続けていたら、わたしの品格が育まれる気がするのですが、いかがでしょう。全部レポートしようかな。
誰か一緒に行きましょう?
<こうしてみよう>
「一流の体験」に投資する。その積み重ねが良質センサーの感度を上げるから。
私生活をむやみにひけらかさない
散々言われていることですが、品格美女たちはまったくSNSを更新しません。更新してくれません。
インスタは年に数回イベントのときにストーリーが上がるくらい。
ブランド物や高級車を買っても載せていません。
おそらくホテルのアフタヌーンティーにもゴルフにも行っているのだろうけど載せない。
普段何をされているの!?
当然長文ストーリーなんてもってのほか。
人生は見世物ではありません。
<こうしてみよう>
溢れんばかりの自己顕示欲はnoteにとどめる。
Twitter(新X)はもってのほか
自分の内面を吐露する場って大事だし、わたしには不可欠なもの。
でも、何でも見せればいいってもんじゃないなぁと最近思うのです。
何が誰の何に刺さるかわからない。
もちろんいい意味で刺さることもあります。
こちらはそんなに意識してなかったことに感銘を受けてくれ、つながっていくご縁もあります。
その一方で、ただの個人的な意見の表明にすぎないのに、知らぬ間に傷つかれたり怒られたりすることも。
いかにも攻撃的な発言をしているわけではなくても、幸せそうな投稿をしていることが刺さってしまうパターンも散見されます。
わたしの経験上、Twitter(新X)はあらゆるSNSの中でも最悪。当然品格美女たちは誰もやっていません。
トラブルの火種になりうるということ以上に、流れてくる情報がとても偏っていて、攻撃的なものが多く、精神衛生上良くありません。
「〇歳で〜な人は終わり!」「◯◯大学以上で身長△△以上じゃないやつ、詰む」「××県出身の人は〜」とか。
そういう思想があるのは事実でしょうけど、現実の世界でそんなことを面と向かって口にしている人に出くわしたことがありません。
でも、たくさんのいいねやRTがついているのを見ると、この世の真理のように思えてきます。
そしてそういう思想に染まっていきます。全然良くない。
そんなことを言いながらわたしは最近アカウントを開設しました💫 TLは「フォロー中」しか見ません😉
<こうしてみよう>
不用意っぽいお気持ち表明をしたくなったら、日記に書く。
まとめ
そういうわけでわたしは「品格美女化プロジェクト」を勝手にやっていきますので、不定期でレポートを更新させていただきます。
突然キャラ変したとしても、それはそういうブランディングになっただけですので、どうぞあたたかく見守ってください。