バイクを注意深く乗るという事
危険予測って人によって違うよね。
私自身自動車免許を取得したのが昭和59年。その前に原付免許を取得しているからかれこれ40年近く運転してる。
生来のビビりな性格のおかげで幸い大きな事故に遭うことなく今に至る。
これまで四回事故に遭ってきたが全て過失割合10:0。
駐車場内で停車中にバックしてきたクルマにぶつけられ、交差点右折待ちでUターンしようとした前方車両が回りきれず切り返しバックから側面に突っ込まれ、片側3車線道路を直進中に中央分離帯から飛んできた対向車に側面衝突されなど落石に当たった様な事故ばかり。
最後の一回は交差点で横断歩道を渡る歩行者を待ってたら後ろからバイクに追突された。
不運ではあるが全ての事故で誰も怪我がなかった事は不幸中の幸い。
ただ
クルマは修理に出すことになるので下取り査定価格がさがるし、何よりもお気に入りのクルマを傷つけられるのは凹む。
できれば事故には遭いたくない。
バイクに乗る様になって右直事故(右折車両対バイク事故)についてよく考える。
毎回ニュースになるけどなくならないバイクの右直事故。
よそ見なら仕方ないけど、交差点をトップスピードのまま入っているであろう衝突事故現場が多く見受けられる。
私には怖くて出来ない。
右折しようとする対向車がいればクルマ乗車時でも身構える。
40年の運転歴で言えることは、相手を信用して身を任せてはいけないという事だ。
過去の事故歴を見てもぶつかってきた相手がその時に何を考えていたのかは理解不能。
事故の瞬間は運転に集中していない事は明らか。
そう考えると危険予測するには集中力が重要だとわかる。
誰しも他事を考えながら運転する事はある。
そこは問題ではなく、ココっていう場所やタイミングでいかに効率よく集中力を引き出せるかだと思う。
先日元白バイ隊員の方のバイクツーリングYoutube動画を拝見した。
その方はほとんど無意識に、追い越しをかけるであろうバイクや自動車を見極めているのに驚いた。
もちろん意識していれば誰でも出来ることかもしれない。
しかし前方の危険予測しながら後方も注意を払い、尚且つ風景を楽しむという芸当はなかなかできるもんじゃない。
訓練により身体に染み付いているのだろうと思われる。
普通の運転歴では到達不可能なラインだと感じた。
それでも事故は突然襲ってくるので万全という事はない。
ただ、
右直事故のニュースを見るたびに思うのは、もうすこし前方の危険予測をしていれば命を落とす事態は避けられたのではないかということ。
少なくとも相対スピードで50km/hくらいの衝突で済めば怪我は酷くても命まで落とさないだろうと思う。
もちろん複合要因があるので衝突だけが命取りになるというわけでではないかもしれない。
しかしながら急制動で衝突までに50km以下に速度を落とすことが間に合わないレベルのトップスピードで交差点に入るのだけは避けるべきと思うのだ。
後方を監視して前方の危険予測をしながら風景を楽しめるほど運転に自信がないならなおさら
少なくとも自分にできる安全対策は
前方の危険予測と交差点進入時にはスピードを落とすことだろうと感じた。
そう言うと
追越車線にいてクルマの流れがありそう簡単には行かない、、、と言い訳される方もいるだろう。
そもそもクルマが流れているなら強引に右折してくる対向車はいないわけで
やはりバイクという車両と右折待ちのクルマが交差点で衝突するのは、流れている他の自動車がいない時に、つまりバイク単独で走行している際に起こるものと考えるのが妥当だろう。
右直事故は車線においてバイク単独走行の時に右折車が接近するバイクの速度と距離を見誤って起きると仮定すれば、バイクによる交差点単独進入の際にスピードに気をつけていれば避けられるか、あるいは衝突しても怪我で済む可能性がある。
右折対向車のマナーに腹が立っても命を落としたら文句も言えない。
怪我で済む程度に回避しておいて運転手に食ってかかるくらいの元気で済めば万々歳なのではなかろうか。
私もバイク乗り。
もちろんいつ自分が事故に巻き込まれるかわからない。
巻き込まれた時はクルマと違い生存率が下がる事は承知だ。
それだけに無茶はしないと決めている。
具体的には街中で止まれないほどのスピードを出さない事。
多くのバイカーは私も含めて全身プロテクター入りのジャケットとパンツを着用しているわけだから、衝突時にスポーツ自転車並みの速度であれば、スポーツ自転車で事故るより怪我がなく済みそうだし安全なのではなかろうか。
一方でバイクの魅力の一つにスピードがある。
私も大型バイクの太いトルクとスピードが大好きだ。だから走りたいやつはサーキットへ行けと一律に綺麗事を言うつもりはない。
また、バイク乗っている間中危険予測しまくってたら気が休まらないし疲れる。
ただ
せめて街中の交差点を通過する時だけはアラウンドビューモニター並みの視野角で危険予測力を発揮するというのはどうだろう。
楽しいバイクライフを長く続けるために。
(。・ω・。)Love & peace