先達はマジであらまほしき事なり
「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」って元々なんのやつだっけ?と思い出せずに言葉だけ覚えていたんですが、ググったら徒然草でした。教科書に載ってたやつ。
初めて本を出すことになり、いろんな先達の皆さんにありがたさを感じる日々です。
本を出すって、基本的には編集者と著者の間でいろんなことがクローズドに行われるので、みんなが何の作業をいつ頃にどうやっているのか全然わかりません。多分出版社や編集者によっても仕事の進め方の感じが違うのではなかろうか。
そもそも、私が会社員として働いているIT業界と出版業界は商習慣も違うし、仕事の進め方も時間の捉え方も異なる(IT業界は一年寝かされた案件は死んだも同然だが、出版界は年単位で待ったり空いたりすることもままある、とか)ので、全然違う世界の常識に直面してビックリ!なんてこともある。
「こういうとき、みんなはどうしているの…」と誰かに相談したくても、ひとりで書いているものだから「同僚」も「先輩」も存在しない。
細かいやつだと例えば、「出版社に行く時って著者が手土産持ってくもんですか?」みたいなのを誰かに聞きたいわけです。もちろん他の仕事の進め方に関する様々なこともそう。マジでもう一回新卒になった気分です。
そんなとき、すでに文筆業でご活躍されている何人かの先輩に相談凸DMを送り、度々助けていただいています。親身に相談に乗ってくださる方ばかりで、本当〜〜にありがたい!
私、基本的に人に相談ってあんまりしてこなかった人間なのですが、マジでさっさと聞けば解決することもある。これからもわからないことは先達に聞こう…そして何かできることがあれば恩返ししよう…。
先達といえば、私の本『産む気もないのに生理かよ!』に関心を持って発売前から取材などを申し込んでくださるのは、みんなメディアで働く女性たちです。
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