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#34 好きだった子がアレで精神崩壊した件


浪人時代に好きだった子

2浪目の仮面浪人も失敗し、
人生終了して死ぬことばかり考えていた大学2年。

好きだった子が早稲田商学部に受かっていたことは知っていたのですが、
僕のプライドから

「あの子も陰鬱な大学生活送ってないかな・・・」
とせめて人生うまくいっていないでくれ!と勝手に考えていました。

元々「好きな子には何一つ負けなくない」という負けず嫌いのこじらせも持ち合わせており、

もう既に受験で大敗していたのに、
まだ未練がましくそんなことを思っていたのでした。

ちなみに、浪人時の接点はほとんどなく、
下記のとおりでした。


・1年間同じクラスだっただけ(席も遠かった)

・9月から僕が1人で自習していた教室に、友達と2人で勉強しに来るようになった。
(午前中の授業で使っていた教室だったのですが、午後自習に使っていたのが元々僕だけでした)

・上記が2~3ヶ月続いた後、2~3回くらい声を掛けて話したことがある。
(連絡先の交換までは行き着かず・・・)


こんな程度の接点で、ひたすらキモい片想いをしてただけでした。

見た目は茶髪のボブで色白華奢、
声もか細く、滅多に声を聞いたことがないくらい、めちゃくちゃ大人しい子でした。

顔は違うけど、髪型と雰囲気は割とこんな感じ

浪人時は、もうその娘を見るだけで
「んもぉう!かっわいいいいいいいい!!!!」
と1人でよく悶えてました。

エロとか変な性欲は一切なく、
とにかく「手を繋いでおしゃべりしたい!」と純粋に思ってました

結局、恋愛なんてしてる場合でもなく、
失恋のショックで勉強できなくなることも恐れ、
何もせずに予備校生活を終えたのでした。

好きな子の名前をネットで検索した結果・・・

今時の学生なら、XやインスタやTiktokなどで好きなこのアカウントを探したことはあるのではないでしょうか。

僕の大学時代は、最初mixiくらいしか流行っていたSNSがなく、
Facebookはその後くらいから流行っていたようでした。
(あまりやらなかったので知らないですが)

もう1年以上経っていたのにまだ未練があったため、
ある日心臓をバクバク言わせながら、
ついネットでその娘の名前と大学名を入れて検索してしまいました・・・。

すると・・・

なんとサークルの掲示板が出てきたのです。
(今じゃあり得ないと思いますがググって出てくるという・・・)

しかも、そのサークルがなんと
陽キャ(当時は『リア充』と呼んでた)の巣窟の
テニスサークルだったのです!!

「うぇっ・・・!えっえっえっ・・・」

「あんな大人しかった子がテニスサークル・・・?!」

もうその時点で発狂しそうでした。

「もう大学デビューしてチャラくなって、
きっとヤリまくって、
最高に充実した大学生活送ってるんだろうな・・・」

と勝手に妄想して絶望したのでした・・・。

想像以上に最悪な事実・・・

テニスサークルに入っていたという事実だけで、
受験に落ちたときと同じくらいのダメージを負いました。

そのため、その掲示板の中までは読むことができずにいたのですが、

ある日大学をサボって1人でネカフェにいたとき、
ついにその掲示板の書き込みまで見てしまったのです・・・。
(うわぁストーカー気質だぁ・・・)

するとなんと・・・

内部進学の年下の男の子(学年的には同じ)と付き合っていることが分かりました。

それだけでめまいで吐きそうになるほどショックで、
合格発表で不合格の文字を見たときと同じくらい
胃の中からすーっと頭にかけて真っ白になる感覚が襲いました。

そこでタバコを2~3本吸って気を落ち着かせ、
あろうことか腹をくくって全部読んでしまったのです。
(もうやめとけって感じですが、なぜか精神的ダメージで死にに行くムーブをとったのでした)

すると、事前に勝手に妄想していたことが現実であることが分かりました。

あの超絶大人しくてか弱い感じのあの娘が

なんとサークル内ではヤ◯マンキャラになっていたのでした・・・。

高校生や大学生の男子諸君なら共感してもらえるかと思うのですが、
純粋にめちゃくちゃ好きだった娘が、ヤ◯マンになることほどショックなことはないのです・・・。

おまけに自分が死ぬほど行きたかった早稲田で

いろんな男と何人もヤった挙げ句、

最終的に
受験すらしていない、全く努力していない
内部進学の野郎が取りやがったのです・・・!
(まぁ僕は連絡先すら知らなかった変態ストーカームーブ男だったのですが・・・)

もうこれには正直即発狂しました。

(明治学院を除き)過去3年毎年受験全滅して直後は
これほどまでに「即ショックで発狂」なんてことにはなれなかったのですが、

これに至っては、もう一瞬で脳細胞が全滅したってくらい発狂しました。

自分が早稲田に受かってれば
早稲田で会って仲良くなれたのに!

俺も一生残る高学歴を勝ち取って
夢のような大学生活と大学性活をしたいから
あれだけ死ぬほど、人生懸けて頑張ったのに・・・!!!



『後悔や悔しさ』

『学歴コンプレックス』

『恋愛コンプレックス』

『リア充として大学生活送るという青春が失われたことへの絶望』

『今までの努力が無駄になったことへの行き場のない怒り』

『あの娘がヤ◯マンになってしまったことへの悲嘆』

『すべてがあの娘と対照的な立場の自分の人生の終末感』


もうありとあらゆる劣等感が同時に襲いかかり、
これこそ本当に最期
自◯の決め手となる一手だと確信した瞬間でもありました。

今思えば、
受験失敗したショックだけなら
自分が大学生活を充実させられたら
もしかしたらある程度解消できていたかもしれませんでした。

しかしながら、
あの娘が起因の劣等感フィーバーで
受験失敗の絶望感にさらなるブーストがかかり

もう立ち直る余力を身体の底から心の奥底まで
刈り取られた出来事になってしまったのです。

その結果が前回のこれでした。

ちなみに、この出来事は以後3年近く引き摺ることになります。

モンハン仲間と集まらなくなった後

前々回のこの記事の最後に書いたとおり
冬になる頃には立川マックのリアル集会所も解散していました。

精神的にもう限界を超えた地獄どころか、
もう自◯以外で救われる方法はないっと本気で思っていた時期に

唯一楽しい時間であったモンハン仲間との時間も失くなり、
何も救いがない日常でした。

そんな中、僕の大学生活を一気に変えるきっかけになった
PSPのディシディアファイナルファンタジーが発売されたのでした。

つづく


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