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#32 大学を捨て『こんにゃく虫』として


喫煙の開始(大学2年20歳)

5月に入ってからは、毎日ではなく少しサボりつつ大学に通っていたのですが、
大学に居場所がなく困っていました。

昼ご飯も食べる教室がなかったり、山の上のために学外に出ることは時間的にも不可能でした。
※徒歩30分掛けて下山の必要あり

本当に酷い日は、教室も外のベンチも空いてなかったときは
便所飯すらありました。
(いつもおにぎりだけだったので・・・)

こんなイラストもあるんかい

学内にいても時間が潰せなすぎて、
タバコを吸うようになりました。

気持ち的にもやさぐれていたので・・・。

吸っていたのは最初マイセン(現メビウス)の1mgで、
あまりにも薄いので3mgに変えました。

その後、メンソールの7mgを吸ってました。
(ちょうどメンソール系が増えてきた時期でした)

自分が最初に吸ってた頃のパッケージ


途中から7mgのメンソールへ

タバコを吸い始めたおかげで、
喫煙所で時間も潰せるようになりました。

そして、27歳までの7年間吸うことになるのですが、
コミュニケーションツールとして吸ってて良かったと思うことのほうが
遥かに多かったです。

ただ、吸い始めはよくヤニクラを起こして気持ち悪くなってました笑

mixiで知り合った人とモンハンをやり始める

大学内での交友関係が終わっていたことと、
そもそも大学に毎日通えてなかったので、
誰か一緒に遊ぶ友人がほしいと思っていた頃でした。

3年間もまともに友達と遊ばず、
ひたすら受験勉強だけやって
挙句の果てに、こんな地獄の罰ゲームみたいな生活を強いられたことで
相当フラストレーションが溜まっていたことが要因だったと思います。

そんな中mixiでモンハン仲間を探すコミュニティを見つけ、
立川で一緒に遊ぶ人を探す書き込みを見つけました。

そこで自分から声を掛け、
初対面の全く知らない人とモンハンをやるようになりました。

自分は発売から1ヶ月で200時間以上プレイしている廃人だったので、
基本的にはお手伝い的な立ち回りをしていました。

ただ、
同じ趣味の仲間と同じ目的を持ってそれに向けて一緒に頑張るという体験がめちゃくちゃ楽しかったのです。

最近もAPEXを7000時間以上プレイしていましたが、
やっぱりこの『同じ趣味の仲間と同じ目的を持ってそれに向けて一緒に頑張る』という体験があったからこそ
毎日フレンドと何時間もプレイし続けてこれたんだと思います。

最初のオフ会での呼び名が・・・

最初にオフ会するときに初対面の人に挨拶をするのですが、
まぁニックネームで言うわけですね・・・。

自分は前述のとおり

『こんにゃく虫』というニックネームにしていたので、
自らをそう名乗る必要があり・・・

「あっ・・・、えっと・・・『こんにゃく虫』です・・・」

と挨拶せざるを得ませんでした。

これがマジで恥ずかしい・・・。

まさかリアルで使う想定はしていなかったので、
この瞬間になるまで気が付きませんでした・・・。

結局最初に会った人はコミュニティの管理人と募集をかけていた年下の子の2人でした。
(管理人の人からは「こんにゃくくん」と呼ばれてました笑)

その後も、人生初のバイクで2ケツしてその人の家に連れて行ってもらって、
家で2人でモンハンをすることもありました。

めっちゃ怖かった思い出

このコミュニティのおかげでここから交友関係がかなり広がることになります。

立川南口のマクドナルドを占拠で救われたこと

コミュニティの管理人の人は1個上だったのですが、
高卒で働いていてもう結婚もしてました。

頻繁に遊べないこともあり、
自分は別の人とも立川でモンハンをするようになりました。

当時20歳だった僕ですが、
27~30歳くらいの人が集まることが多く、
廃人の僕が彼らを引率してプレイしつつ、
みんなでワイワイ遊んでました。

そこでいつもたむろっていたのが、
立川駅南口のマクドナルドでした。

2階からも入れる珍しい構造

ここの4階?の端の席にコンセントがあり、
当時そこで充電しながら遊んでました。
※当時は今みたいにカウンター席に電源があるお店がなく、
座席下にあったコンセントを勝手に使ってました(すみません・・・)

そして、そこに集まった人数が6~8人とかなり多く、
大体4階の席の半分くらい?を埋め尽くしていました。
(ちなみに全員男)

しかも、なぜだか集めったメンツがみんなイカツイ!!
↓見た目はこんな感じでした

・ドレッドオールバックの色黒ヤンキー(ちょっと辮髪っぽかった)

ほぼこんな感じで後ろ結んでた


・坊主で浴衣みたいなの着た関取りのような明らかにヤ◯ザ
 
※この人がダントツ見た目はヤバいけど、性格は大人しかった笑

もう少し太って浴衣着てたら大体合ってる


・坊主の黒人(ハーフだったかな?)

割とこれに近い


・ヒゲ面のちょいイカつめのガテン系
・30歳の当時僕からみたらおじさん
・元ラグビー部の色黒くん
・体重50kgで体脂肪3%のメガネの僕

今思い返しても、本当にあり得ないメンツ・・・。

ホントに端から見てるとカタギじゃないメンツが
マックの4階を占拠してました。

他のお客さんも怖かっただろうな・・・。

ラグビー部の色黒くん以外全員タバコ吸ってたし・・・。

しかも、ほぼ毎日のようにみんなで集まって
14~15時から19~21時くらいまでひたすらモンハンをやってました。

一応みんな注文はしていたので追い出されることはなかったのですが、
今思えば超迷惑客でしたね・・・。

しかも、モンハンなんて静かにやるわけもなく
大騒ぎしながらやってたので、
本当に当時の周りの方すみませんでした・・・。

ただ、イカつい見た目とは裏腹に
みんな優しくてめちゃくちゃ性格は良かったです。

たまたま国分寺駅の喫煙所であったときも
「お!こんにゃくさーん!」って声を掛けてきたり
(なんやねん こんにゃくさんって、って今思えばアレですが・・・)

黒人の働いている居酒屋でビール飲みながらオールしたり、
30歳の人は車で僕の家の近くまで送ってくれたりもしてくれてました。

こんな破茶滅茶な見た目とそれぞれ違う境遇の人が、
モンハンで1つになってあれだけ毎日何時間も盛り上がれるなんて、
ゲームの力ってすごいな・・・!!と思い始めるようになりました。

1人でやり込むときも、みんなで遊ぶときも、
夢中になれてたおかげで
その時だけは◯にたい気持ちを忘れることができていました。

大学へはロクに行かず、半年くらいはこんな感じでこのメンツと遊んでいました。

さすがにモンハンに飽きて、徐々に集まらなくなり、
自然とこのリアル集会所は解散していきました。

大学は少しだけ単位を取ってた気がしますが、
もうゲームしているとき以外の精神状態は最悪の地獄だったので、
通学中の電車に飛び込もうかと思ったこともあったほどでした。

ただ、ゲームのおかげでなんとか生き延び、
そのまま冬を迎えることになります。

つづく


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