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映画感想『映画「ゆるキャン△」』
今週みた映画
『映画「ゆるキャン△」』
アニメ映画。キャンプブームの火付け役になったアニメで女子高生がキャンプする話。劇場版では高校生だった彼女らが20代の社会人になり大人パワーでキャンプ場を設立する。
名前は知っていたが見たことない作品。こないだヒッチハイクした時にキャンプ帰りのおじさんにあった。昨今のブームの話をしていたので、せっかくなら片棒を担いだであろうゆるキャン観る。
キャンプどうこうより、計画立案から遂行、完成が信じられないくらいスムーズ。お手本。
自分自身、なにか企画して途中で倒れることがしょっちゅうなのに、作中の同い年らしき若者の計画が完璧すぎて悔しくなった。
そもそも身を削って積極的に協力してくれる友達が4人もいる。しかも離脱なし。組織運営といい穴がない。いいビジネスできる友達がいて羨ましい。
そんでこの子たち工業高校出身なのか、現場作業に異様に長けてる。男でも無理だろって量の仕事をにこにこでこなしている。派手髪なのに作業着がやたら似合う。
ジープ乗ってきたりバイクで高速飛ばしたり、それでいて「ゆるく」キャンプしたり。何者?
大人になったらなんでもできると思ってた、と1人がいう。映画では一度キャンプ場設立が外部によって頓挫させられる。なんでもはできないんだねえと続ける。
それでも、後の世代の「やりたい」をサポートすることはできる、という結論は良かった。
たぶん本編で手伝ってもらう側だった高校生が大人になって手伝う側に回れているエモさみたいなのがあるんだと思う。
作品を通しての、「子どもから大人の変化」がテーマとして小さく進んでいる。あの頃はあんなにやんちゃだったのに今では社会人…みたいなやつ。
いいシーンだけどむかつく。20そこらで丸くなった気になるなよと思う。これはもう完全に俺のコンプレックスの裏返し、八つ当たりなんだけど。
高校生活で出し切って、あとは余生ですみたいな顔して社会人してる彼女たちが羨ましい。たまにはわがままいうけどね、じゃねえ。大人の顔すな。と、現在進行でやんちゃする僕は思うわけです。
まあ、羨ましいです。友達とキャンプしてモノつくってにこにこして。それができなかった身からすると、年相応の役割を果たしているなと感じます。言うことないっす。
キャンプは楽しそう。サーモンスープ作ってみたい。外で。夜。