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人生いろいろ。
どうも。
KONGです。
本日はKONGの大切な体のお話。
大腸の話になるので、"苦手"または"食事中に思い出したくない"人は一旦ここで読むのを止めることをお勧めします。
あと"心配症"な方も読まない方がいいかもしれません。
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さぁ。
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早く。
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止めましょう。
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おや?
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結構残ってますね。
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うむ。
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相当の覚悟がお有りと見えます。
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でわ
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お伝えしましょう。
ある日。
リハが終わり家に着いた24時30分頃、大きな封筒がポストに入っていた。
それは去年に受けた健康診断での結果。
体が資本なので健康診断は毎年しっかり受けており、その時も
『去年より体内は改善されてるかなぁ?』
と、少しウキウキしながら封筒を開けると驚きの判定にKONGの手が止まる。
『F』
「ッッッッッ!!!!」
一体何が原因だ?
結果表を注意深く見ると、『便潜血』と見慣れない文字が書いてあり、
『ポリープまたは大腸癌の疑いがあります。』
と記されていた。
別紙に大きく
『大腸癌であれば早期発見に繋がる為、すぐに検査をしてください。』
今まで外傷も痛みも無かった分、不安になったKONGはその日は布団を被って眠った。
翌日。
大腸の検査が可能な大きな病院に電話をし、"健康診断"の結果を伝え、後日その病院に診察を受けに行く事が決まった。
その間も不安はあるものの、ジタバタして結果が変わる事はないので、今まで通りの生活を送っていた。
数日後。
診察を受け内視鏡検査をする日程を決める。
検査の当日には、大腸を空っぽにする為、前日の食事内容と前日に服用する下剤の説明を丁寧にしてもらった。
有難い事に、本来は前々日からの準備が必要になるのだがKONGの大腸は人より敏感である事等を説明すると、前日からで大丈夫と配慮をしてくれた。
感謝である。
年が明け、1月下旬に内視鏡検査の日を迎えたKONGは、前日から言われた通りの食事内容と下剤を指定の時間から服用し始める。
普段からお腹を下しやすいKONGが下剤を飲むとどうなるのかは容易に想像がつく。
案の定、20時に服用し、そのまま眠りについたが24時頃から腹痛とトイレへの往復が始まる。
1時間寝ては目が覚め、波が酷い時はトイレから出て横になった瞬間再びトイレに駆け込むを作業を繰り返す。
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この時、KONGの頭には
『果たしてこの状態で病院に辿りつけるのか…』
その事が心配になっていた。
朝方。
どれくらい寝れたかわからない状態のKONGは8時までの受付を済ませないといけない為、当初の出発予定より1時間早く家を出る。
眠くなったり、フラフラする薬を投与する為、"自転車"や"バイク等"の運転する物は禁止され、電車やバスという公共の移動手段しか取れないのが今回の1番の難関であった。
何とか電車に乗り、病院の最寄駅に到着したが、あらかじめGoogleマップで駅から、病院までの道のりを調べていたが、近くにコンビニ等は無く『徒歩20分耐え切る』といったプレッシャーが何度もKONGの大腸を刺激する。
それでも
自分の足で病院に行かねばならない。
トイレで蹲りながら、何度も"もののけ姫"のアシタカが頭をよぎる。
「私は自分でここへ来た。
自分の足でここを出ていく。」
と、トイレの扉に手をかけても、
大腸の門番は
「旦那!無理です!10人かかって開ける扉です!」
と、立っては座って立っては座って、の椅子スクワットを繰り返すのだった。
落ち着きを取り戻したKONGは、ようやく改札を出て3分の1ぐらい進んだものの
「ッッッッッ…。」
マップを見ると、徒歩時間は後14分。
駅まではおよそ6分。
迷う事なく引き返し、入場料を払い再び駅のトイレに戻る。
「…次こそは……」
冷静になった今になって思う。
そして誰もが思っただろう。
「TAXI使えや!」
残念ながらその時のKONGに『TAXI』の選択肢は無く、あるのは"アシタカイズム"のみ。
奮闘の末
何とか病院まで辿り着き、検査の前に更なる試練が訪れる…。
それは…。
洗剤の詰め替えボトルのような入れ物に2リットルの大腸を綺麗にするお薬を全部飲まねばならないのだ。
丈夫な紙コップの内側にメモリがついており、250mlを15分ぐらいかけて飲む。
同時に脱水症状にならない為に、500mlのペットボトルの水を4分の1ぐらい飲むを繰り返して腸を綺麗にする。
便の状態は1.2.3.4まであり、4まで行けばクリアとなり内視鏡の検査が行われる。
簡単に言えば
【1.は形がある。】
【4.は何もなくサラサラ。】
その薬は個人差があり、1リットル飲んでも出ない人もいるが、KONGは1杯目でナイアガラの滝状態になった。
というか、到着時に既に4まで達している。
恥ずかしいがナースコールで状態を確認してもらうが、
しかしあまりにも早すぎる為、
「1リットルは飲みましょうか!」
と、笑顔で対応される。
不思議と嫌な気持ちはしなかった。
『これがプロの接し方なのか…。
まだまだ学ぶ事が多い人生だ…。』
そう思いながらゴクゴク飲んではトイレにダッシュを繰り返す。
1時間後
予定時間より大幅に早くこの工程を進めて"1番"の紙をもらう。
『人生で"1番"をとった事はこれが初めてかもしれない。』
少し嬉しくなり、内視鏡検査の為の服に着替えて、あとは言われる通りに動き、意識が薄れていく…。
…。
ふと意識を取り戻した時に
「検査結果は2週間後です。」
と、伝えられその日の検査は終わった。
こうして迎えた2月15日。
朝から病院に検査結果を聞きに行く。
足取りは決して軽く無い。
不安もある。
『どうなんだろうか…。』
何かあったら何を最初にするべきか…。
頭の中でシュミレーションを行っていたらスマホが震えた。
Voの湯口翔平からだ。
『絶対大丈夫です。』
湯口翔平に返信する。
『おう。』
そうだ。
KONGにはまだまだ元気でやらなきゃ行けない事がある。
湯口翔平をビックスターにしなければならない。
信じよう。
…。
…数分後。
「貝吹さん…」
先生から呼ばれて診察室に入る。
先生の顔は少し難しい顔をしている。
「貝吹さんはですね……。
……。
…。」
紙をペラペラめくりながら言葉が止まる。
「……。」
クイズ番組だったらCMが入ってもおかしく無いぐらいの間が空き、先生が重い口を開く。
………。
…。
「大腸は問題ないなので…。
可能性としては……。
肛門付近が切れているか…」
つまりそれって…。
マ痔っすか!!!!
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予想をしていなかったワケではないが、拍子抜けしたKONGの顔を見て
「まぁ…お尻は優しく拭きましょうね!
とにかく大腸は綺麗でした!」
KONGは少し動揺しながら先生に問いかける
「つまり私は痔ってことですか?!」
先生は少し困った顔をし
「大腸は先程もお伝えした通り、何もありませんので、可能性としては、まぁ軽く切れているとか、切れ痔ですかね?」
そりゃ、先生は大腸の中しか診ていないし、今ここで肛門を見てもらう訳にはいかないだろう。
「まぁ、また気になる事があったら来てください。」
そう言われ診察室を後にした。
病院を出たら外は晴天。
太陽の日差しが心地よく、優しい風が頬をそっと撫でる。
軽く背伸びをし、
「これからは、
お尻を優しく拭こう。
この風のように。」
そう心に決めて、ダブルのトイレットペーパーを脇に抱えながら家に帰るKONG。
心配してくれていた湯口翔平に結果を伝えると、
彼はこう言った。
「この話は…note行きですね…。」
それでは!
また!