自分のトークに励まされた話
先日、といっても去年の夏の話だが、ポッドキャストへのゲスト出演という初めての体験をさせてもらった。私のnoteの記事を読んでくださった方が、コメント欄に、「突然ですけど、ラジオに遊びに来ませんか。」とメッセージをくださったのだ。
そのオファーは本当に突然で、指定された収録時間は翌朝だった。びっくりしたし、「私に何が期待されているんだろう?」、「何を話せばいいんだろう?」などと、いろいろな疑問が瞬時に頭に浮かんだ。
だが、気持ちの主流としては、この急で思いがけない展開にわくわくした。noteを書いていると、こんなことが起こるのか。一つの点が、別の点と繋がろうとしている、という感覚があった。
私は、すぐに、「出ます!」とお返事した。オファーをくれた方は、シドニーに住んでいらっしゃるShuさん。お仕事のパートナーであるあきさんと2人で、「シドニープラス」というポッドキャストを配信されていて(最近お休みされているようです。)、そこでお話させてもらうことになった。
そして翌朝。少し早めに起きて朝ごはんを済ませ、収録時間の直前から、子供たちには特別にテレビを見せることにした(彼らを静かにさせるには、テレビを見せるのが最も確実な方法)。どれくらい気合いを入れたらいいのかわからなかったので、服はすぐにジムに行けるような恰好で臨んだ。
収録直前の打ち合わせは、10分くらい。こんなこと話します、といったトピックのすり合わせ的なものは一切なく、簡単な自己紹介と他愛のない会話を交わしたら、「では、そろそろ本番行きましょう。」ということになった。
「え?もう?」と言っている間に本番が始まった。
これが、私が出演させてもらった回である。ちょっと照れくさいが、よかったら聞いてみてください。アメリカに来た経緯や、アメリカ生活のこと、育児のこと、趣味のピアノのことなんかを話しています。
基本的には、Shuさんが私のnoteの記事を読んでくださって、それを基にしたトピックがほとんどだったので、私としても答えやすかった。なにより、Shuさんとあきさんお二人が醸し出すフレンドリーで温かい雰囲気のお陰で、初対面(正確には会ってすらいないのだけど)なのにとても心地よく話ができたように思う。
友人たちにも聞いてもらったところ、私が質問に間髪入れず、速いスピードで話しているように編集されているため、会話のテンポが良かったという感想をもらうことが多かった。話し慣れているね、と言われたり。素晴らしい編集に感謝です。
このポッドキャストの出演を通じて、なんだか新しい自分を見たような気がした。自分の声を客観的に聞いたのが新鮮だったし、私は普段こんなふうに話をしているんだ、と思った。それから、こういう機会を楽しんで受けて、新しい出会いを得て、新しい体験ができたことが嬉しかった。いまでも時々ふと聞き返してみるのだが、いつもより闊達に話している(ように聞こえる)自分の声に、ちょっと元気をもらったりしている。
Shuさん、あきさん、今更ですが、貴重な体験をありがとうございました。そして、事前の確認なしに勝手に記事にしてすみません!(ほかの出演者の方々が記事にされているのを見かけて、大丈夫かなと思いまして。)