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【アメリカ】小学生の作文の宿題が楽しすぎる
先日、小学2年生の息子が、1か月単位で出される宿題を持ち帰ってきた。
ほかのプリント類に紛れていたその宿題は、複数のプリントがまとめてホッチキス止めされたものだった。中をぱらっとめくると、こんなのが出てきた。
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作文のお題リストである。
この中から、好きなお題を選んで、好きなだけ書いて提出せよ、ということらしい。お題はいくつ選んでもいい。カレンダー形式になっているけれど、どの日にどれを書いてもよし。
うわあ。つい顔がほころんでしまう。
めっちゃ楽しそうやん、これ。息子よ、ママみたいに毎日書きなよ。ママも書くからさ。一緒にやろうよ。
「ええー、毎日なんていやだよ!」と、息子は即答した。
宿題は、いつも最低限でやり過ごすのが彼の方針である。求められたことはやるけれど、あえてプラスアルファまでは手を出さない。まあ、ちゃんとやってるだけえらいけどさ。
でも、この宿題は、やりようによっては「お楽しみアクティビティ」になるかもよ?
わたしの宿題じゃないのに、俄然やる気が湧いてきた。息子をサポートする態勢は万全だ。頼まれていないし、むしろ嫌がられそうだけど。でも、とにかく任せとけ。
なんとか息子をその気にさせて、最初のお題に取り組むことになった。息子が選んだお題はこれだ。
"Describe five things I would do if I were rich."
(もしお金持ちだったらやってみたいことを5つ書きましょう。)
もう想像するだけで楽しいやん。どうする?なんて書こうか。
息子はにやにやしながら考えている。頭の斜め上にもくもくした吹き出しが見えそうだ。
それからすぐに、さらさらと紙に書き始めた。
If I were rich, I would buy a hotel with a football field, VR glasses and goggles.
ほほう、ホテルを買うっていいね。初期投資が大きいけれど、そこからお金を発生させられるもんね。そうそう、お金は使い切るんじゃなくて、どう回していくかを考えるのがいいよ。
ひとつ言うなら、アメフトのコートとVRグラス・ゴーグルの繋がりがよくわからんけど、そこは自分の興味を並べたのね。オッケー、オッケー、全く問題なし。
次いこう。
I would also own a sushi restaurant that is big, fancy, awesome, and amazing.
これもいいなあ。寿司レストランね。グッドアイデア。オーナーになったら、いつでも好きなだけ食べられるもんね。
それに、そこらへんの安っぽいお寿司じゃなくて、日本で食べたような新鮮で上質なネタを出す高級レストランなんだ。ママにもご馳走してね?お金請求しないでよ?
息子は、当然だと言いたげな顔で、自信たっぷりに、「うん」とうなづいて見せた。どうやら、完全にイマジナリー・寿司レストラン・オーナーになっているらしい。たとえ想像上であっても、お金が有り余っている人は気前がいいもんだ。
この調子で最後までいきたかったのだが、この日はここで終了。習いごとへ向かう時間になり、タイムオーバーとなった。
この宿題、楽しすぎる。なんなら、わたしもびっちり書いて提出したいくらいだ。
(おしまい)
読んでくださってありがとうございます。
このお題リスト、毎日投稿で困ったときにも役立ちそうですし、英語の作文の練習問題にもいいかもしれませんね。
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