デルタストラップ ~ワラーチ・ランニングサンダルのストラップの提案~
1. はじめに
この度は「デルタストラップ ~ワラーチ・ランニングサンダルのストラップの提案~」に興味をもっていただきありがとうございます。
本コンテンツは「ワラーチ」とも呼ばれるランニング用サンダル(以下、サンダル)において、足をサンダルに固定するベルトの通し方「Δストラップ」を提案するものです。
デルタストラップを採用したサンダルは、そのシンプルな見た目と機能性から、普段履きからファッション、ランニングまで幅広く使用できます。
記事前半ではデルタストラップの魅力を紹介します。
記事後半は、デルタストラップの実際の作成方法の有料記事となります。
興味を持たれた方は最後まで読み進めていただけましたら幸いです。
なお、有料コンテンツの対象者は、下記写真の仕様のソールを用意できることが条件となりますのでご注意ください。
本コンテンツが皆様の幸せなワラーチライフ、サンダルライフおよびランニングライフの一助になれば幸いです。
gesohadashi(筆者)
2. デルタスストラップの魅力
2-1. シンプルなデザイン
デルタストラップは「走る」ための機能を備えた、軽量なストラップシステムです。デルタストラップを装着したサンダル、名付けて「デルタサンダル」は次のような外観となります。
シンプルな外観なのでランニング以外の普段使いやファッションにもデルタサンダルを取り入れてみてはいかがでしょうか?
「デルタストラップ」 ~名称の由来~
ストラップの側面ベルトが三角形を形作ることに由来します。
デルタは「三角形のもの」という意味を持ち、ギリシャ文字で「Δ」と表記します。
※以降、「デルタ」を「Δ」と表記します。
2-2. 機能的なデザイン
・ベルトが足にフィット
Δストラップは親指の指股、足首まわり、足側面をベルトで固定します。
足の側面のベルトがΔを形作り、足を包み込んでフィットします。このためベルトによる足への負荷が分散されると共に、ランニング中のベルトずれ(特に「かかとベルトのずり落ち」)の心配から解放されます。
・ベルトの調節機構
ベルトの長さを調節する機構を二か所に備えています。
調節機構には素早くアクセスできるで、普段履きからランニングのレースまで、使用するシーンに合わせて簡単にフィット感を調節できます。
・サンダルの着脱が簡単!
サンダルの着脱はベルト調節機構の一か所を「しめる/ゆるめる」だけです。
下記動画で装着の流れをご確認ください。片足数秒で装着できます。
https://www.youtube.com/shorts/JPn9eZ0estA
2-3.手作りでコスパ最強
Δストラップの材料はホームセンターやネットショップで手ごろな価格で入手できます。さらにほぼ加工無しで誰でも簡単に作成できます。これはメンテナンスも簡単ということです。
機能的で手ごろな金額、そして手作りなので愛着がわく、コスパ最強のストラップです。
また、金額の割にチープさを感じさせない外観も魅力の一つです。
3. 構造について
Δストラップは次に挙げるソールの三か所で足を固定します。
親指と人差し指の股の穴(以降「指股」と表記)
内くるぶし周辺の穴(以降「内穴」と表記)
外くるぶし周辺の穴(以降「外穴」と表記)
※指股から出るベルト(以降、「鼻緒ベルト」と表記)の固定方法は本コンテンツでは特定しません。各自の方法を採用してください。この写真では「ソールに2か所穴を開け、そこにベルトを通して一本コキで固定する」方法を採用しています。
4. 材料について
Δストラップは市販されている材料を使い、ほぼ無加工で作成できます。※1
材料はホームセンターやネットショップで手ごろな価格で手に入ります。
使用する材料は次の3種類だけです。
PPベルト 15mm幅、1.2mm厚 ※2
一本コキ 15mm幅
二本コキ 15mm幅
※1 加工作業は次の二つだけです。
・ハサミでベルトを切る
・ベルト切断面をライターで炙り、ほつれ止めをする
※2 PPはポリプロピレンの略称で、一般的な材質のベルトです。材質は問いませんが、厚さ1.2mmを超える厚いタイプのベルトは支障がありますので使用できません。
5. 道具について
使用する道具は一般的なものです。
ハサミ(紙を切る一般的なもの)
ライター(ターボライターが使いやすいのでおすすめです)
物差し、またはメジャー
6. Δストラップの作成手順
※※※※※※※ 注意 ※※※※※※※
Δストラップの作成手順は写真の仕様のソールからスタートします。
ソールの作成方法についての情報は本記事には含まれておりません。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
6-1. 材料の準備
ここから先は
¥ 300
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?