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『Cutie Pie』観たよって話

※※ほっとんど触れてませんが、
『Cutie Pie』『I Told Sunset About You』のネタバレに当たる部分があるやもしれませんので、
これから視聴予定、かつ、「1ミリでもネタバレは嫌!」て方は、ブラウザバックどうぞ※※

年末年始のお休みを利用して、タイのBLドラマ『Cutie Pie』観ました~。
文化の違いなのかなんなのか、男性同士の婚約やら恋愛やらが、
あまりにもフツーに受け入れられてて、若干置いてきぼり感はありましたが(笑)

とにかく主演のお二人が素晴らしかったです。
グア役のNenewくんの泣きの演技も素晴らしかったですし、
リアン役のZeeさんは泣くシーンほとんどない……
というか1回だけだったかと思いますが、その1回が本当に切なくて……。
全部観終わって、終盤だけもう一回観ようかな~とも思ったんですが、
そのZeeさんの泣きのシーンが辛すぎて、胸が痛すぎて、
「もう1回は観れないわ」ってなったぐらい。

あととにかくお二人のビジュアルが強すぎて(笑)
途中から「ディ〇ニー映画か?」て思ってました(笑)
とにかくこのドラマはお二人の魅力で引っ張っていったな!ていう印象。

ストーリー自体については、そうね……。
というか、みんながあんまりにも人前やら公共の場やらでキスしまくるもんで、
「おいおいww」て、途中から若干笑いながら観てました(笑)


『I Told Sunset About You 〜僕の愛を君の心で訳して〜』

まぁそれはさておき……。
というか、当初はさておくつもりなんかなくて、
UNEXTの無料体験に登録したのも『Cutie Pie』が目的だったんですが。

でもって、『Cutie Pie』は本当にOPもEDも歌が凄く好きで。
さっそくDLして愉しんでたんですけど、
その関連でたまたま『I Told Sunset About You』(※同じくタイBLのドラマです)の
サウンドトラックのアルバムがおすすめに出てきて。

『I Told Sunset About You~僕の愛を君の心で訳して』 Billkin & PP Krit

その段階でこのドラマのことは全く知らなかったんですけど、
とにかくそのサントラのジャケット写真がめちゃくちゃ魅力的で。
でもサントラの曲自体はそこまで刺さらなかったんですよね。
(これは単に個人の趣味に由るところ)
でも、ジャケ写の印象があまりも鮮烈で、「ふむふむ……」とドラマのタイトルをよく読んでみて……。
タイトルが『I Told Sunset About You ~僕の愛を君の心で訳して~』ですよ?
副題も含めてセンスの塊やないかと思いまして(笑)

でもって、全然予定外でしたし、
なんなら休みも残り2日とかだったんですけど、急遽一気見し始めて……。

このドラマ、本当にとんでもなくないですか?(笑)
別にBLジャンルとかに限らずですよ、(タイ縛りとかでもなく)
これまで観てきた「3本の指に入るくらい好き~!」てドラマたちを、
フルスイングでぶっ飛ばすくらい素晴らしいドラマでした。
ジャケ写とタイトルで「センスやば」と思ったけれど、
全部観終わってみれば、作品そのものがもう本当に“センスの塊”でした。

一個一個の演出だったり伏線みたいなものが、
ドラマチックというのかオシャレというのか……。
その一個一個の要素が一々ぶっ刺さりまくりました。

インスタの投稿で相手の気持ちを探ってみたり、
溜まった未読ラインの一気読みだったり、
そういう最新のツールを上手く活用してる部分も「すごいな~……!」と思わされましたし。


オーエウが可愛すぎて草生える

あとはもう本当にとにかく、オーエウ(W主演の片方のキャラクターです)可愛すぎて草(笑)
いや、“可愛すぎる”なんて通り越して、むちゃくちゃな“魔性っぷり”を感じました。

最初観ながら「誰かに似てる誰かに似てる」と思ってたんですけど、
上野樹里さんに似てる!目元が!
何もしてなくてもギュインギュインにまつ毛上がってるねぇみたいな、
そういうグリングリンの目じゃなくて、
一時期流行ってましたが、いわゆる“すだれまつ毛”みたいな。
伏し目がちにならずとも、瞳に掛かるようなまつ毛の目元がむちゃくちゃ魅力的。

笑った顔はふにゃ~っとして、
本当にゴールデンレトリバーかってぐらいの愛嬌っぷりなのに、
パッと真顔になったときなんかには、そのまつ毛の魅力が発揮されて、
一気に儚げというか寂しげな感じになって。

とにかく一個一個の表情やら仕草やら喋り方が、
むちゃくちゃに可愛いキャラクターだなと思ったんですが、その“まつ毛”しかり、
“可愛い”だけじゃない、ミステリアスさというか、妖艶さすら感じるキャラクターでした。

根源はめちゃくちゃ純真というか健気というか……。
とにかく“計算高い”“狡猾”な感じはないのに、
目の前であの愛嬌たっぷりな笑顔で笑いかけてくれてたかと思えば、
明日にはもうどっかに消えてっちゃいそうな危うさがあるというか。
(とはいえ第一部『i told~』の合宿時の諸々の言動は、
 マジでなんの恋愛リアリティショー見せられてるんやって感じの、
 魔性っぷりでしたけど(笑))

そらあんな恋人おったら、一生忘れられんやろと。
高校時代の同級生も、大学自体の同級生も、
脇キャラの中にもオーエウに想いを寄せてる子がいましたけど、それも納得。
あの“魔性さ”を備えてれば、
もはや性別とか関係なく、全人類落とせるやろと思いました(笑)
なんだろな、特別狙ってやってるわけじゃないのに、
心配したくなるし、自分の下から離れてっちゃったとしても、つい大切にしたくなるというか。


BL好きじゃない人にも観てもらいたい

とまぁ、演出だったりキャラクター、俳優さんだったり、
色々素晴らしかったんですが、言わずもがなストーリーも本当に良かったです。

「同じ夢を追う」っていうことのプレッシャーとか、
周りがどんどん変わっていってしまう哀しさとか、
単に“恋愛”の部分だけじゃなく、そういう部分もリアルに描かれていて、
ズシーーーンとめちゃくちゃ胸に来るものがあったので、
BLに興味がない人にも是非観てほしい作品だなと思いました。

一部の『I Told Sunset~』と二部の『I Promised You the Moon』の
連作という構成になってるんですが、
一部はちょっと二部より大分ジメッとしてるというか(笑)
なんかムワッとした湿気をはらんだ熱気みたいなものが濃い雰囲気で、
BL耐性のない方からすると、ちょっと引いちゃう部分もあるのかな~とも思うんですが、
でもそこは頑張って、是非二部まで通して観てもらいたい……!

一部と二部とで一気に作品の印象がガラッと変わる部分も魅力的でした。
二部になるとロケーションも全く変わって、
作品全体の雰囲気も一気に都会的で洗練されたものになって。


や~、とにかく本当に食欲なくなるレベルで(笑)、
素敵な作品だったので、観ていない方にはぜひ観てもらいたい作品だなと思いました。
本当に出会えて良かった!!

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