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沖縄野菜クラブ 7 人の作らざるもの
野菜クラブの今回の活動は、育った作物の収穫とニラの植え付けでした。
これまでにも収穫していたバジル、しそ、トマトに加えて、新たにゴーヤとナスも実をつけていました。
今回は、このように順調に育っている作物があった一方で、降り続く雨や昆虫に食べられることにより、上手く育っていないものもあったことが印象的でした。
そんな作物の1つ目は、スイカです。
雨で地面がぬかるむと重たいスイカは土の中に沈み込んでしまうようです。
沈んだ部分は呼吸ができないせいなのか、腐ってしまいます。
先週も、一番大きくなってきていたスイカが地面に沈み、腐ってしまったということがあったようです。
今回、スイカエリアを見てみると、まるまると太った実がいくもできていました。このまま置いておくと、先輩スイカの二の舞になってしまいます。
彼の生まれてから腐るまでの生命のサイクルを無駄にしないためには、私達もPDCAサイクルを回さなければいけません。
対策として、雨が降っても沈んでしまわないように、全てのスイカの下に月桃の丈夫な葉を敷きました。今後の経過に注目です。
雨が多すぎることの弊害は、ズッキーニにも出ていました。
前回までは順調に大きな実をいくつも実らせていたズッキーニでしたが、今週は違いました。
新たな実は育っておらず、枯れてしまっている株までありました。
この間まで生命力をバシバシ放っていただけに、少しさみしい気がしました。今後持ち直すことはあるのでしょうか。引き続き参加して、確認していきたいところです。
虫の被害が最も大きかったのは、ハンダマでした。
どの株でも葉が全てなくなり、茎だけになっていました。
このまま植えていても育つ気配は無いので、泣く泣く抜き取り、代わりにニラを植えることにしました。
ハンダマを抜くときの気が抜けるほどのあっけなさは、彼らが経験したであろう苦行を物語っていました。
前回までは概ね順調だと感じていた作物たちの成長。
今回は、全てがそうそう上手くいくわけではないということを学びました。
やはり相手は自然です。
育てている植物も、それを取り巻く環境も、人間がコントロールできないものでできています。
収穫し、持ち帰ることができる作物のあることは当たり前ではないのだということを、もう一度思い出さなければいけないと思いました。
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