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YES!YES!YES!

NOから生まれるものは何か?それは不快感である。

これには違和感を覚える人もいるかもしれない。なぜなら、私達が何かに対してNOと言うとき、それは、すでに不快感を持っていたからだと感じるからである。これは確かにそうかもしれない。

しかし、その不快感がピークに達するのは、「NO」と口に出して言ったり、思ったりしたときである。そこから本当の不快感が押し寄せてくるのだ。

人生は瞬間の連続である。その瞬間瞬間を楽しいと感じられるのか、不快だと感じてしまうのかは、人生を左右する一大事である。

人生には、怒ったり、落ち込んだりするとき、もしくは、そうすべきとき、という瞬間もあるが、それ以外はなるべく気持ちよく過ごしたい。

そんなとき役に立つのがYESである。

何かに対してそこはかとない不快感を感じる時、私達はNOと言う準備を無意識のうちにしてしまう。より大きな不快感に向かって滑り出してしまう。

この時、意識的にこのNOを打ち消し、YESと言ってみるのである。こうすることによって、先程までの不快感は退き、代わりに、新たなものとの融合に伴うスリルが身の内に沸き起こる。

これは、その大小はあれど、自分史における革命である。私はこういうものだ、これに支配され、これには支配されないのだ、そう思っていた自分が瓦解し、再構築される。

そして、この革命は必須なのである。フランスにフランス革命がなければ、どうなっていたか。現在の、一応は平和な社会があるのは、歴史上のさまざまな革命によるところが大きいのではないだろうか。

世界の歴史と同じく、私達の人生史にも革命が必要である。不健全な心のあり方を変え、不必要な不快を減らし、幸福感を手に入れるために。

YESと言おう。たとえ、言いたくなくても。

ただ、そうは言っても、これまで否定してきたものをいきなり肯定することは難しい。よって、YESの言い方をまず考えなければならない。

それまで自分が不快感の対象と結んできた関係性を捉え直さなければならない。新たな角度から見つめ直さなければならない。注目点をずらさなければならない。

そうすればあなたはYESと言える。それは、それまでとは違った声色かもしれない。しかし、あなたが発した言葉はYESである。あなたには革命が起こる。

YESは未来への鍵である。YESの数だけ扉が開く。今はその扉の前には立っていないかもしれない。しかし、いつか、今あなたの目の前にある扉が閉ざされた時、他にも開いた扉があることは、あなたを救う。

YESの言い方を考えよう。そして、YESと言ってみよう。

そこから道は開けてゆく。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!