【建築とパンクと世紀末】 ウィーンとアドルフ・ロース。
2015年の夏、ウィーンを訪れた。
かのハプスブルク家の帝都であったウィーンの街を一言で表現すれば、
「超威圧的」
なのである。
ゴテゴテの巨大バロック建築群に囲まれ、街自体のスケール感もただただデカい。
そして、かの「ウィーン世紀末(ミレニアム期)」には、
音楽家グスタフ・マーラー、批評家カール・クラウス、美術家エゴン・シーレ、音楽家シェーンベルク、美術家クリムト、建築家ヨーゼフ・ホフマン、建築家オットー・ワーグナー、さらには精神分析医ジグムント・フロイト、そしてアド