諸問題の原因〜実は体力がない〜
「努力が少ないから、うまくいかない辛い人生なの?」
心の探索。
みなさんは自分の体力について、どれほど理解を深めてきたでしょうか。
若い時は無理が効くので、自分をごまかせるかもしれません。
しかし、自分のパラメータをどれだけ正確に測って理解しているかが、30代以降の人生に大きな影響を及ぼす場合があります。
どのような人にとって特に大きな影響となるでしょうか?
それは、実は体力がない人ほど、言い換えると体が弱い人ほど大きな影響となって降りかかってくると言えます。
どのようにでしょうか。
努力が足りないのではなく、そもそも体力がない。
まず体力は、他のパラメータ能力の有用性に影響します。
ざっくり影響するのは以下の項目です。
・気力→意志の強弱や維持
・コミニュケーショ力→質や量や定期性
・実践力→質や量や継続性
逆に体力がなくても影響が少ないのは、
・知力
・自己形成力
・スキル
などです。
取り組む量が少なくても、極まる得意項目となります。
この時点でお気づきではないでしょうか。
そうです、体力がない人は半分以上の他項目でも、パラメータの数値が引き下げられてしまうのです。
ということは、普通以下の体力の場合、周りの人と同じようにはできないことが多くなります。
そして、自分に体力がないことをそもそも自覚しているか、自覚がどれほど深まっているかによって、ギャップによる問題や苦痛の度合いが変わってきます。
自覚がない、または自覚が深まっていない人の人生は、
生きるか死ぬかの凄まじい人生となっていくのです。
今は難しい時代で、
ただでさえ困難が付きまとっているのにです。
どのように凄まじくなるか、お話ししましょう。
影響を受けるパラメータ能力を交えて考えてみたいと思います。
体力がないとどうなるのか:
・体力がない→すぐ風邪を引き酷くなる、急に熱が出る、ちょっとでもフラフラ、大量はこなせない、出ずっぱれない、仮眠や休憩がたくさん必要、予定を入れるとプレッシャーになる など
・気力への影響→意志が弱くなりやすい、やる気が出ない、気分の波が多い、ネガティブになりやすい、不機嫌になりやすい、文句や批判が多くなる、不安や依存心が強くなりやすい、自尊心が下がりやすいなど
・コミニュケーショ力への影響→たくさんの時間を割けない、定期的な関係性を築きづらい、親密な関係性を築きづらい、ドタキャンがあり得る、みんなと同じ動きを取りづらい、依存関係になりやすい、不安定な関係になりやすい、そもそも人と関わるだけでしんどい など
・実践力→量で実践できない、体力が必要な実践は極めるのが難しい、継続的に行うのが難しい、アイディアはあっても実現できないことが多くなる など
まとめますと、体力がないと、
・そもそも心身の調子が悪くなりやすい。
・人間関係やあらゆる活動に負荷がかかりやすい。
です。
このようなわけで、自覚が浅いまま走れば、当然凄まじい人生になるのです。
凄まじくなるもう一つの要因:体力がある人の「理論」
体力が普通かそれ以上ある人が、体力のない人を見て意見やアドバイスを述べようとする時、ここでも大きなギャップが生じています。
しかし、言われる側も自分の体が弱い自覚が薄いと、その"見当違い"なアドバイスを受け入れることになってしまい、凄まじい歩みとなるでしょう。
体の強い人で、体の弱い人のことを理解し影響を見抜いている人は、ほとんどいないからです。
彼らは普段から心身の調子がよく、安定しており、自然とやる気があって、他の人を助ける余力があり、良い関係を築きやすいのです。
だから体の弱い人の抱えるような問題について、考える必要自体をあまり感じません。だから考えたことがないし、そうなった時の気持ちもよくわからないので、強い人が理解するのは至難の業と言えるでしょう。
「こんなに大変なのに分かってもらえない」
「もう無理なのに、さらに無理強いされてる」
「私の努力が足らないと感じさせられる」
時、もしかしたらこのギャップ現象が起きているかもしれません。
この案件から、もう一つのことが分かります。
体の強い人になく、弱い人が得ているものがあるということです。
弱い人を含めた人の気持ちがわかる、ということです。
これは人格を向上し、意義深い人生を送る上で、
貴重な宝の一つと言えるものです。
見えない宝を持っているのです。
元々優しくて、褒め上手で、素敵な大人な関根勤さんがある動画で仰ってました。
人の気持ちがわかるようになってきて、
もっと人に優しくできるようになったと。
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