2020年お世話になりました!良いお年をお迎えください。2020年最後のつれづれなるままに。
今年つながりのあった方々、お世話になりました。2年連続実家での年越しではありませんが自宅でゆっくり過ごしております。
私の2020を一字で示すならば、「挑」だと思います。
・ブログ
・Youtube
・NHK高校講座(いつ休校になってもいいようにとの消極的導入だったのですが、チョーク&トークでは出来ないことが動画ではできるという積極的導入に変わりました。)を取り入れた授業
(生徒にとってはなぜか、「動画を見せる=教師の手抜き」と捉えられるところもあり、いろいろとその必要性を説明しながらの取り組みでした。)
・アクティブラーニングに関する本の執筆
・3年生担任から2年生担任に(国英数ならまだしも、いままで進路指導の責任者の時に3年残留以外はなぜか持ち上がりが多かった私、同じ学校で3年生から1年生ではなく2年生に降りることは初体験でした。)
など、教員21年目にして、いろいろとチャレンジをした一年でした。
無論COVID-19の影響が大きい一年でした。
以前は、年に数度県外へ自腹研修に出かけていましたが、オンラインが主流となり、隔世の感を感じえません。端っこの地にいながら、東京や大阪、京都の先生方と研修を受けられることは非常に研修へのハードルが下がり良いことだと思います。
教員としては、中堅のど真ん中といった感じですが、どう後輩に「教育の不易と流行」を伝えていくのかを苦心しているところです。苦心は続くと思いますが、リアルな繋がりとしての生徒と教師の関係を、生かすも殺すも教師の在り方、考え方次第だと思います。
教科「で」教えるのか、教科「を」教えるのかは大きな違いであり、塾ではなく公立の進学校としては、働き方うんぬんの前に、教師としての在り方、生き方が問われると思います。
教師の仕事や掃除に取り組む姿勢は、生徒の勤労観に影響を与えるものだと考えています。過去、私は薫陶を受けた上司に「背中で語れる」教師だとお褒めの言葉をいただいたことがあります。背中で語るだけでは、伝えたい若手には到底伝わらなさそうなので(笑)、どう伝えていくのか思案のしどころですが、しっかり伝えていく必要性を感じています。後輩とどう向き合うか、アドバイスいただけると嬉しいです。
「教師の働き方改革」という言葉は、ある意味、やっと教師の苦境が認知されたかという安ど感に繋がり、また、それと同じくらい、教員(ここでは敢えて教師ではなく教員)の手抜きを推奨するような魔法の言葉でもあると考えています。しかし、勤務時間は精一杯働くべきだと思うので、どういう学校に勤めようとも、授業時間と同じように掃除時間も一生懸命生徒と一緒に掃除をしたり、生徒の様子を観察したり、授業などでは話せないざっくばらんな話をしたりと、有効活用すべきだと思います。
2021年はまずは共通テストを目前としているので、何かを始めることはありませんが、一日一日を大事に残り3か月の令和2年度を走りぬきたいと考えております。
さて、2020年も残り6時間とすこしとなりました。皆様にとって2021年が良い年となりますよう、願っております。良いお年をお迎えください。