【映画】 インクレディブル・ハルク (THE INCREDIBLE HULK ) 2008
インクレディブル・ハルク
(THE INCREDIBLE HULK)2008年
マーベル・シネマティック・ユニバース 第2作目・フェーズ1-2 MCU(Marvel Cinematic Universe) 1-2
あらすじ
科学者のブルース・バナーは、恋人ベティの父、ロス将軍の命令を受けて人体への放射線抵抗を研究していた。ところがその研究実験中に事故が発生、多量のガンマ線を浴びたブルースは、怒りを感じて心拍数が200を越えると約2.7メートルもの巨大な緑色のモンスター=ハルクに変身する特殊体質となってしまう。それ以来、彼を利用しようとする軍の追跡を逃れ、ブラジルに身を隠して治療薬開発と細胞の解明に専念するブルース。しかし、ふとした出来事からブルースの居場所が割れてしまい、ロス将軍によって送り込まれた特殊部隊員ブロンスキーらに包囲されてしまう。だがその時ブルースはハルクへと変身、部隊を一蹴し、間一髪のとこで逃亡に成功するのだったが…。
アイアンマン(IRON MAN)に続くマーベル2作目は、
インクレディブル・ハルク(THE INCREDIBLE HULK)
本作冒頭の舞台はブラジル。
ブラジル第二の都市のリオ・デ・ジャネイロ(Rio de Janeiro)最大のファヴェーラ(favela)ホシーニャ(Rocinha)。
画像はWikipediaより引用(画像をクリックするとWikipediaに飛びます)
エドワード・ノートン(Edward Norton)が演じるブルース・バナー(Bruce Banner)はホシーニャ(Rocinha)のガラナ・ソーダ(guaraná soda)工場でひっそりと暮らしているところから物語がはじまる。
余談ですが、ブラジルのファベーラといえば世界有数のスラム街。
かつてブラジルに滞在していたときに聞いた話を思い出した。
自分自身はファベーラには行かなかったのだが、当時ファベーラに中長期滞在していた旅人(バックパッカー)は少なからずいたのだ。理由は単純に宿泊費が安いからだ。そして、片言の日本語がそこそこ通じたんだそうだ。
ブラジルは日系移民の多い国だから、日本語が通じることが結構ある。
ファベーラで日本語が通じるということは、日系移民がファベーラにも住んでいるということで、日系移民が集まっている地区もあるとか。
日本にいると、とくにテレビではブラジルへ渡った日系移民の功績や日系移民の方々の苦労話を取り上げている番組も多い。
だが、すべての日系移民が成功したわけではない。
とりわけ、移民2世、3世、4世、5世...の彼らは、南米大陸に夢を抱いていた世代とは違う。彼らはジャングル開拓を辞め、ブラジルの大都市へ仕事を求めて出稼ぎにやってくる。しかし、都会に出稼ぎにやってきてもできる仕事は限られているのだそうだ。
なぜなら、都会へ出稼ぎにやってくる日系移民の多くは読み書きができないからだそう。当然、読み書きできない人にできる仕事は少ない。
しかも、中にはブラジルの公用語であるポルトガル語すら話せない人もいるそう。というのも、日系移民の集落で育った彼らは、日本語で生活をしていたからポルトガル語が話せないのだとか。学校にも通っていないから、ポルトガル語も話せず、読み書き計算もできない彼らにできる仕事は限られてしまう。そんな彼らの収入源のひとつが日本人旅行者をカモにすることだったりするわけだ。片言の日本語で日本人旅行者に近づきあの手この手で現金を得ていたそうだ。
本作冒頭の街並みを観ながら、そんな噂話をブラジル・サンパウロ滞在時に聞いたのを思い出した。
監督 ルイ・レテリエ(Louis Leterrier)
脚本 ザック・ペン(Zak Penn)
エドワード・ノートン(Edward Norton)
原案 ザック・ペン(Zak Penn)
原作 『ハルク』(The Hulk)
スタン・リー(Stan Lee)
ジャック・カービー(Jacob Kurtzberg)
製作 アヴィ・アラッド(Avi Arad אבי ארד)
ゲイル・アン・ハード(Gale Anne Hurd)
ケヴィン・ファイギ(Kevin Feige)
製作総指揮 スタン・リー(Stan Lee)
デヴィッド・メイゼル
ジム・ヴァン・ウィック
出演者
エドワード・ノートン(Edward Norton)
リヴ・タイラー(Liv Tyler)
ティム・ロス(Tim Roth)
ティム・ブレイク・ネルソン(Tim Blake Nelson)
タイ・バーレル(Ty Burrell)
ウィリアム・ハート(William Hurt)
音楽 クレイグ・アームストロング(Craig Armstrong)
撮影 ピーター・メンジース・ジュニア(Peter Menzies Jr.)
編集
ジョン・ライト(John Wright)
リック・シェイン
ヴィンセント・タバイロン
製作会社 マーベル・スタジオ(MARVEL STUDIOS)