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文章が苦手でも「伝わる」文章小論文型をマスターしよう

こんにちは。どっしり文章力アップ講座担当のこうめいです。

さて、今日はあなたの文章嫌い・苦手意識を軽減するためのちょっとしたテクニックをお話していこうと思います。

まず、ほかの記事でも話しましたが文章というのは一定のルールがあります。そのルールに当てはめることで、オリジナリティーはありませんが、読みやすく伝わりやすい文章は作れるんです。

その文章の型のことを『小論文型』と私は呼んでいます。

そんなこと言われても……。という方もいると思うので、カンタンな例をもとに話してみましょう。

さて、それでは行きますよ。

あなたは唐揚げが大好きな人です。そんなあなたがあるお店で超美味しい唐揚げと出会いました。その唐揚げをみんなに食べてほしくて仕方ありません。

この前提を話すと子供たちは私の体形を見ながら大爆笑するんですが(笑)ここはnoteなんで面白みが伝わらなくってちょっと残念です(笑)

話は戻して、あなたが唐揚げをみんなに食べてほしいと伝えるためにはどうすればいいでしょうか?

みんなにから揚げを食べてほしいです。

どっしり文章力アップ講座 オリジナル例文

まぁ、正直これで伝わります(笑)ただそれは日常会話であればの話です。

このメッセージを不特定多数の人にしっかりと伝えたいとなると、しっかりとした文章を作る必要があります。

では、ほかにどんなことを書けばいいでしょうか?

ここで大事になってくるのが何度も繰り返している「文章のルール」になります。

文章は学校などでは起承転結なんて習うと思います。カンタンに説明すると、

  • 起……今から話がスタートするよという宣言の場

  • 承……起の内容をより詳しく説明する場

  • 転……突然、今までの話をひっくり返す。あるいは、自分の意見への否定派の意見を先につぶす場

  • 結……自分の主張を表明する場

確かにこれは有名な文章ルールなんですが、このルールに合わせて文章を書くのは非常に高度な能力を求められます。

とくに「転」の部分は結構能力が求められるんですよね。

文章得意な人からは「いや、そんなことないよ」といわれるんですが、私は作文嫌いな小中学生を数百人指導してきているので、苦手な人には無理なんだって身にしみて感じてます。

そこで、もっとシンプルなスタイルである「小論文型」こと『序論・本論・結論型』の文章の書き方を私は一番最初に皆さんに伝授するようにしているんですね。

この『序論・本論・結論型』ですが、カンタンに説明すると……

  • 序論……今からこの話をしまーす。と宣言する場

  • 本論……自分の結論を納得してもらい行動してもらうための事例や理由を開示する場

  • 結論……何を伝えたかったかを宣言する場

どうですか?起承転結よりめっちゃカンタンになったように感じませんか?

え?言葉を柔らかいものに変えたでしょ?って?

それに気が付いたあなたは実はすごい気がつきで、「自分が伝えたい個所で難しくない言葉を選ぶ」というのは伝わる文章の一つの手クイックです。

このあたりは今後『どっしり文章力アップ講座』のテクニック編で話しますので、今回は流してください(汗)

でも、それを抜かしても簡単そうに見えませんか?

では、実際にどれだけカンタンか?唐揚げの話を例に文章の続きを書いてみますね。

(序)私は皆さんに食べてほしい唐揚げがあります

どっしり文章力アップ講座 オリジナル例文

(本)その唐揚げは衣がサクサクで、お肉は非常にジューシーなんです。しかも一つ60円の激安にもかかわらず、お肉の大きさは私の拳くらいの大きさがあります。

どっしり文章力アップ講座 オリジナル例文

(結)みんなにから揚げを食べてほしいです。

どっしり文章力アップ講座 オリジナル例文

どうでしょうか?

カンタンに解説しますね。まずは序論ですが、これは結論と同じことを書くのが基本になります。

同じといっても言い回しは少し変わりますが、「唐揚げを食べてほしい」ということを同じように伝えているだけなんですよね。

私の今日のブログも、『小論文型を教えますよ』と宣言してから始めてますが、特に最近は長い文章を読んだり、長い動画を見る集中力が欠けてしまっている人が多い。

そんな人が多いからこそ、先に「こんな結論の話します」とか、「こういう話をします」と宣言しちゃうのが今は必要になります。

だから序論で、「今日はこんな話しちゃおうと思います」と宣言しちゃった方が伝わりやすくなるんです。

序論の注意点としては、序論と結論がずれる人がたまにいるんですがこれは非常に良くない文章です。

だってイメージしてみてください。

あなたが好きな人に呼び出されて、あなたのことが好きなんです(序論)。といわれた後にですよ。その理由を述べられて(本論)、結論としてやっぱほかの子が好きです(結論)。となったらショックデカすぎるでしょ?

序論と結論が違うってそれくらいモヤモヤする文章になるんですよ。

だから、序論と結論は一緒の内容にするというのが基本としては絶対です。

まぁ、文章が上手な人はそれをあえてやる人もいますが、文章が苦手な人は真似したらダメですよ。

そして本論ですが、ここが人の心を動かす部分になります。

序論と結論はあなたの意見を伝える場でしかないので、実は目の前の読者さんの心を揺さぶらないんです。

だからこの部分で「どうしたら人が心を動かすか?」ということを具体的な事例を入れて伝えていくことになります。

ところでみなさん。覚えてますか?

以前文章は2つの種類を使えるようになろうとお話したんですが、そのもう片方の『物語文』

これが人の心を動かすための文章のテクニックだよ。そう私話ましましたよね?

ということで、次回は物語文の書き方について話をします。

今日は、文章はまずは『序論・本論・結論型』の書き方をすればいいんだよ。というのだけ覚えてもらえればOKです。

ということで今日はここまでにします。


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