
読み手の心を揺さぶれ!物語文(本論)をマスターしよう
こんにちは。どっしり文章力アップ講座担当講師のこうめいです。
今日も文章がちょっと苦手なあなたのために、文章力アップ講座の授業をやっていきますね。
さて、前回「小論文型」こと『序論・本論・結論型』文章の書き方を皆さんにお話ししましたが、一つ弱点があることを話しましたよね。
それが、序論・結論では読み手は感情が全く揺さぶられない。ということ。
文章を書くという個とは少なくとも何かしらの感情を揺さぶりたいわけです。そして感情を揺さぶることで、何かしらの行動を起こしてほしいわけですよね?
商売ならお客さんになってほしいし、好きな人に対してなら好意を持ってほしい、そして子供たちに対してなら思いを感じ取って成長してほしい。
結局文章って「読み手が変化する」ことを求めて書かれているので、変化を導けない文章はただの文字列に過ぎないんですよね。
一生懸命書いたのに、そんなことになったら非常に悲しくありませんか?
そこで大事になってくるのが「本論」の部分なんですが、ここを語るにはもう一つの文章である『物語文』をマスターしてもらう必要があります。
ということで今日は物語文型の書き方について話をしていきますよ。
さて、物語文と聞くと難しそうに感じますが、日本の物語文はシンプルに同じ流れで作られているものが多いんです。
具体的にいうと、「主人公が挫折し、その挫折を乗り越えて成長するストーリー」です。
もうちょっと細かく見てみましょう
主人公が挫折……あなたやあなたの知人などが何かの壁にぶつかり挫折した事例を書く
その挫折を乗り越え……その挫折をどのように乗り越えたか?の事例を書く
成長するストーリー……壁を乗り越え成長したという結論
小論文型に比べてちょっとめんどくさいですけど、世の中のストーリーの多くがこれで出来上がっていることに気が付くと、効果の大きさが見えてくると思います。
例えば漫画をいくつか見てみましょう
ドラゴンボールは孫悟空と仲間たちが強大な敵と戦い敗れ、そのたびにパワーアップして敵を倒して成長していくストーリー
キングダムは主人公の李信将軍が、敵との戦いを通じて壁にぶつかりながらもそれを乗り越えながら将軍として成長する話
ワンピースは主人公が強大な敵と戦い3回ほど敗れ、その後パワーアップして敵を倒し成長して海賊王を目指すストーリー
ね。そうやって見てみると、ほとんどこの流れだと思いませんか?
もちろんこれらの法則に当てはまらないストーリーもたくさんありますが、このストーリーの作り方が一番わかりやすくてカンタンに伝わります。
商売の世界でもプロフィールを見ると、
中卒で苦労したけど弁護士として開業して成功した成長ストーリー
大手の会社で働いてたけどそこをクビになり苦労したけど、それを乗り越えてコンサルとして成功したストーリー
怪我で苦労したけど乗り越えて活躍しているスポーツ選手
こんなストーリーよく見かけませんか?
これは多くの人が無意識に「主人公が挫折し、その挫折を乗り越えて成長するストーリー」が説得力があるんだと知ってるんですよね。
だから、それを知らないだけで私たちはその人たちより損をする可能性があるってことは知っとかないといけません。
話は戻しますが、ようはこの「主人公が挫折し、その挫折を乗り越えて成長するストーリー」の形を作れれば、人は心が揺さぶられることになるんです。
だから何かを説得したい、ここぞというときは『小論文型』の本論のところに、この『物語文型』の事例をぶっこんでいきましょう。
説得力がめちゃくちゃ高くなります。
ただ、本論の全部が全部を『物語型』で書いていくのは大変です。
ということで次回ラストとして、「本論」部分の物語文以外での書き方についてサラッと語ってみますね。
それでは今日はここまで。
どっしり塾の無料メルマガを毎週金曜日に発行中です!どっしり人生相談室はこちら
いいなと思ったら応援しよう!
