見出し画像

【OBOG訪問】②「OBOG訪問は選考に関係あるか」編

今日は
1.OBOG訪問は選考に関係あるか?
2.関係あるとしたら、訪問すべきか?
について書きたいと思います。

🔵1.OBOG訪問は選考に関係あるか?

就活生からよく「OBOG訪問って選考に関係あるんですか?」
と聞かれるのですが、
結論から言うと、あります。
(正確には、「関係ある会社も間違いなくある」ですが)

某化学メーカーに勤める管理人の知人は、OBOG訪問を受けたあと、人事に「どんな子だったか」も含めて報告したと言ってました。
(人事から「そうしろ」と言われているそうです)

また、某総合商社に勤める知人は、就活生がOBOG訪問を何回、誰にしたのか全員分の記録をとっている紙を見たと言っていました。
では、なぜ人事はOBOG訪問の結果を活用しようとするのでしょうか。

就活ではとかく就活生の必死さが取り上げられがちですし、実際に必死なのは分かるのですが、人事だって必死です。限られた優秀層を獲得するのは激しい採用競争を勝ち抜かなければなりませんし、
 採った人がはずれだった時は配属部門からオラオラ言われるし、
 どんどん辞めようものなら上からもオラオラ言われるし、
彼らも自分の評価に直結することなので、必死なのです。

就活生が企業側の情報を必死に集めようとするのと同様に、企業側も就活生の情報を必死に集めようとしています。そういった前提で考えると、企業側が、限られた情報収集のチャンスであるOBOG訪問を利用しようとするのは、自然な発想といえるでしょう。

ただし、活用していない企業ももちろんあります。例えば、
・公平性に強くこだわって正式ルートでの評価しか使わない場合、
・訪問者数が多すぎて人事で処理しきれない場合、
・選考フローが多いため必要がない場合、
・きちんと研修を受けた面接官の情報しか信用していない場合、
・そもそもOBOG訪問を禁止している場合、
などの理由があれば、活用していないことは十分に考えられます。

ただし、採用情報の扱いは個人情報も絡むため社外からの把握は非常に困難であり、自分が訪問する会社がOBOG訪問で得た情報を(どのように)活用しているかどうかは謎です。よって、基本的には
「訪問後に自分の情報は人事にいっている」
という前提で考えておいた方が良いと思います。

🔵2.関係あるとしたら、訪問すべきか?

ここで、よく聞かれる質問が1つ浮かんできます。それは、
「選考に関係がある可能性があるということは、訪問の結果がマイナスの方向に影響を及ぼす可能性もある。ならば、訪問しない方が無難なのでは」
という疑問です。

確かに↑のような迷いは出てくるでしょうが、それでも管理人はOBOG訪問することは絶対にお勧めします。理由は3つあります。

🔵理由1.企業によって、OBOG訪問の参照度合が異なる

企業がOBOG訪問の結果を利用するとしても、どの程度参考にするかにはかなりバラツキがあると考えられます。

上でだした某化学メーカーの場合、良いも悪いも全部人事にあげさせていることを考えると、どちらの方向にも働く可能性は当然あるでしょう。

一方で、特に優秀な学生がいたら報告させるが、そうでない場合は人事に情報をあげる必要はない、といったところもあるそうです。(某電機メーカー勤務の知人談)

これは、優秀な場合はもちろん知りたいし、そうでなくても
「現時点ではまだ仕上がってないだけだったとしたら、この段階で評価してもしょうがない」
から訪問時点でダメでも特に気にしない、という判断のようです。

また、よく「商社はOBOG訪問しないと内定取れない」という話を聞きますが、もしこのような会社があれば選考で超重視している&関係ある、ということになるでしょう。

※ちなみに「商社OBOG訪問必須論」は嘘です。
管理人は誰にも訪問しないで総合商社から内定を取った人を知っていますし、毎年そういう人はちゃんといるそうです。(ただし、かなり少数派なのは事実のようですが)

前置きが少し長くなってしまいましたが、要は、
「選考に関係あると言いつつも、必ずしもマイナス方向に働く可能性がその企業においてある訳ではない。」ということが重要なのです。

例えば上記の某電機メーカーの場合、訪問がプラス評価として吸い上げられることはあっても、マイナスの情報が行くことはありません。だとしたら、マイナス評価に怯えて貴重な情報収集+あわよくば選考にプラスになるチャンスをふいにするのは勿体無い、ということになります。

ただし、訪問内容の活用有無と同様、参照度合も外部から見て知ることはほとんど不可能です。ただ、管理人は例えマイナスに働く可能性があったとしても、理由2&3から訪問することをおすすめします。

🔵理由2.逆転のチャンスいくらでもあるから

仮にマイナス評価が上がっていたとしても、ESや面接までにしっかり仕上げれば、いくらでも挽回できます。

よっぽど優秀な学生ならともかく、OBOG訪問段階では自己PR,企業/業界分析、社会人としてのマナーがまだ不完全なのは普通に考えたら当たり前ですし、企業側も分かっているはずなので。

(ただし、すさまじく無礼な態度をとったとか、そういう人間性に関する部分は逆転不可能かもしれませんが。そんな人はどうせ面接行ってもダメなので、訪問自体を気にしたってしょうがありません。)

🔵理由3.それだけの価値があるから

OBOG訪問は、ネットや本にはない貴重な情報収集源ですし、面接をやる立場の人から、面接やESに対するフィードバックをもらえる貴重な機会です。

訪問の結果がマイナスに働く可能性があるのは事実ですが、管理人は
  OBOG訪問で得られる果実 >>>> マイナス評価の大きさ × そうなる確率
だと思う故、リスクを取ったとしても攻めることをお勧めする次第です。

理由3.はなんだか根性論みたいで申し訳ないです。ただ、管理人はOBOG訪問が本当に勉強になったし、今の仕事にもすごく活きるとよく思います。あーやっていろんな企業の人の話を好きに聞けるのは今だけなので、選考への影響を恐れずどんどんアクティブに足を運ぶことをお勧めします。

以上、OBOG訪問は選考に関係あるのか?及び訪問をすべきかについてつらつら書いてきましたが、次回はもう1つの頻出質問である
「訪問の際にはなにを聞けば良いのか」について書きたいと思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?