【総合】「学歴フィルター」を跳ね返す方法
🔵はじめに
就活では、よく学生から「あの企業は〇〇大学/学部では無理」、「学歴フィルターで落とされた」といった愚痴や悩みを聞きます。
就活でいわゆる学歴フィルターがあるかないか、実際に検証してみるのはなかなか難しいところです。普通の企業なら人事は「ありません」と言うでしょうし、結果的にいくら学歴が偏ってようとも「たまたまです」と言ってしまえば反論しようがありません。
管理人は、程度の差はあれ、いわゆるフィルター的なものを持っている会社はあるのでは?という考え方なのですが(理由は別途記事にします)、今回は「なんとかして「学歴フィルター」を跳ね返す方法」を考えてみました。
学歴フィルターの有無さえ分からない中、果たしてこういった方法がどの程度機能するのかも曖昧ではあるのですが、どうしても行きたい所で問答無用の足切りを回避するための手段の一つとして検討する価値はあるのではないか、と考えて書きました。
🔵筆記試験で高得点をとる
筆記試験は、就活と大学受験の数少ない共通項です。高学歴=入試時の筆記でのより高いパフォーマンス、と言えます。そう考えると、筆記試験で高い得点をとることは「高学歴と同等の論理性、読解力、回転の早さ」等があることを証明する近道と言えます。
実際に管理人がとある人材会社(新卒を企業に紹介する事業)の人と話している際も、筆記の結果は結構重視しているという話を聞きました。(具体的な企業名を言えずにすいません。信じていただけるかどうか分かりませんが、本当です。)
どの程度効果があるか分かりませんが、採用にプラスになることは間違いありませんし、時間さえかければ誰でも点数をあげれますので、時に学歴コンプレックスを抱いている方は人一倍努力してみるのも手ではないでしょうか。
🔵OBOG訪問で好評価を得る
こちらの記事でも書いたように、OBOG訪問の結果は人事につながっている可能性大です。これを逆手に取って、OBOG訪問で「この子は一味違うな」と思わせることで、学歴で弾かれることのないOBOG訪問を入り口に、フィルターを突破する道も見えてくるかもしれません。
よく「学歴で人を判断するなんておかしい。難関校でなくても優秀な子はいる」という意見を聞きますが、企業だってそんなのは分かっています。ただ、事業の採用部門も限られたマンパワーの中で少しでも優秀な学生を採用するのに、より優秀な確率の高い高学歴層に絞って採用しているだけで、絶対的な差別をしたくてしてる訳ではありません(一部の企業は本当にそうかもしれませんが)。
よって、あくまでも確率論で進められる採用の中、うまく「外れ値」として食い込むことが出来れば十分に勝負できる余地はありと考えます。ただし、そもそも「学歴フィルターがある」(と就活生が考える)場合、OBOG自体が存在しない可能性大かと思います。しかし、こちらの記事にも書いているように、説明会で声をかけたり、最近はSNS等、出身校に関わらずOBOGを探す方法は色々あります。
もちろん、たった1~2時間で相手に好印象を与えるにはそれなりの自力、下調べが必要ですが、挑戦する価値はありますし、OBOG訪問はどこを受けるにしても大いに役立つので、そういった点でもお薦めです。
🔵パッと見ただけでも目に留まる経歴を作る
こちらは主にESを意識した話です。はなから学歴で足切っている企業相手では意味がありませんが、優先度を下げられている程度のフィルターならば、ESで強く目にとまるエピソードを盛り込むことで突破できるかもしれません。
これは、≒より良いESを書け、という当たり前のことを書いていると言えるかもしれません。仰る通り、どちらかと言うとこのアドバイスは「どうせ俺達の大学/学部では...」と腐ってしまっている1~2年生向けのアドバイスになるのかもしれません。
🔵院から高学歴の大学に進む
「学歴ロンダリング」と揶揄されることも多い方法で、大学院から学部時代より高学歴の大学に進み、最終学歴を「高学歴」にする方法です。
この方法、どの程度効果のあるものなのか中々判断が難しいです。確かに最終学歴は高学歴になるので、機械的な選別をクリアできる可能性はあります。ただし、人事もアホではないので、当然学部時代の出身大学も見られます。大学院に入るには学費だけでも100万以上、生活費を入れると200~300万以上の投資になり、年齢的にもハンデを抱えることになります。実際にどの程度の効果があるか読みにくい院卒高学歴化にこれだけの投資をするかどうか、悩みどころです。
ただ、管理人は院からの高学歴化は「単純なラベルとしての学歴」以上の効果があるのではないか、と考えます。就活という面をとっても、難関大学では
・企業の大学限定セミナーの数が多い
・人気企業に就職したOBOGが多い
・人気企業を目指す、選考まで至る学生が多く、情報が得やすい
・学部、大学院両方のネットワークが使える
といったメリットがあることが多いです。
実際、管理人は地方の国立大学を出た後、都内の私立の大学院に進学しましたが、両方のOBOGに助けていただくことが出来ました。また、管理人が志望する企業群は院がある大学から就職する人の方が多かったため、やはり院では大学を変えて正解だったなと感じました。
どうせ大学院に進み、かつ出身大学と違う所を目指すなら、単純な「ラベル」ではなく、もう少し実践的なレベルでも就活へのメリットの有無をよく確認してから選択肢と考えられてはいかがでしょうか。
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