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日本という島国から生まれる突出した才能たち

非常に小さな国土しか持たない島国の日本。

国の大きさは勿論、人口も特別多いわけではないので、単純に様々なジャンルにおいての分母が小さいところがある。

しかし、2024年のパリオリンピックでは金メダルの獲得数はアメリカ・中国に次いで3位であり、技術や練度の高さを見せていた。

そんな日本から世界を圧倒するような才能が時より現れる。

野球:大谷翔平


USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

誰もが知るMLBのスター選手であり、50-50を記録し優勝も果たした。

そんな彼の能力は怪物がひしめくMLBの世界でも非常に優れている。

ナ・リーグのMVPを2年連続で受賞した大谷は、すでにキャリアで3回のMVP受賞を達成しており、その能力が如何に突出しているかが分かる。

日本人選手にとって高い壁となっていたメジャーの舞台で、その歴史を塗り替えるような記録をいくつも達成し、常に活躍を見せ続けている大谷翔平はまさに世界を圧倒する存在になっていると言えるだろう。

ボクシング:井上尚弥


©︎SECOND CAREER

“モンスター”の異名が轟く前から日本人の世界チャンピオンは活躍を見せていたが、2階級で4団体統一を果たしPFPランキングの1位や2位に選出されるボクサーは一人もいなかった。

それは世界でも偉業とされる記録なので当然のことではあるが、故にこれまでの日本人ボクサーが超えることが出来なかった壁を一人でいくつも超えて行ってしまったということがよく分かる結果になっている。

チャンピオンクラスの相手とばかり戦いながらも、その都度圧倒的なパフォーマンスで打ち倒し、KO/TKOを生み出してきた井上尚弥は正に“モンスター”と呼ぶに相応しい傑物であると言える。

彼の前では12R立っていることも難しい。

柔道:阿部一二三


引用元:産経新聞

66kg級でオリンピック2連覇を果たした阿部一二三は、世界大会でも4度の優勝を果たし、この階級では突出した強さを見せている。

柔道はそもそも日本の競技ではあるが、オリンピック種目として世界との関わりを持つ内にルールの変更が行われ、その都度仕様が変更されてきた。

その中でも強さを失わず世界の大舞台で勝ち続けている阿部一二三は柔道界のエースと言えるのではないかと思う。

こなしている試合の数と結果を考えると上記の二人にも引けを取らない怪物ぶりを見せている選手なのではないかと思う。

ムエタイ:吉成名高


©︎ゴング格闘技

ラジャダムナンスタジアム認定3階級制覇王者である吉成名高は、タイのムエタイ組織が選出するPFPのランキングで1位に輝いている。

今ムエタイはONE Championshipで盛んに行われ、競技としての露出は増えてきている種目ではあると思うが、他のメジャーなスポーツと比べると馴染みの深さに違いがある。

その為、その凄さがイマイチ伝わりづらいところがあるが、ムエタイ界のメジャーリーガーであることに加えて、PFPランキング1位に選出される3階級制覇王者であるということを考えると、その才能が如何に突出しているかが分かる。

階級に敵がいないと思われるほどに抜きん出た才能を見せる吉成名高は、他の団体での活躍も望まれている。

もっと注目の集まる舞台でその実力を披露すれば、吉成名高というムエタイ選手の実力はさらに広く知れ渡ることになるだろう。

不思議と魅力

このように世界をも圧倒する才能がこの小さな島国の日本で誕生し、その能力の高さを世界に知らしめることがある。

それはつまり、海外と比べると体格や身体能力で劣る日本から、世界を驚かすような抜きん出た才能が時として排出されていることを示している。

そこには日本もしくは日本人のユニークな要素が含まれているように思う。

そしてそういった傑物たちは突如として現れ、阻まれ続けた壁を壊し、歴史ごと一気に塗り替えていくような大きな流れを起こしていく。

まるでこれまでのイメージを打ち砕いていくかのように。

日本という国にはそんな「不思議」と「魅力」が存在していると感じる。

また、時間を掛けて世界との溝を埋めてきた日本スポーツの成長の仕方も、一つの魅力であり、強みでもあると思うので、野球やサッカーやバレーにバスケといった様々な種目の今後にも期待したい。



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