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母さんに年金が支給されない理由

父さんが【老齢厚生年金】をもらっているからといって、妻(母さん)に【遺族厚生年金】が支給されるとは限らない。

 母さんが遺族厚生年金が受給できない理由は「ごめんね。母さんは年金がもらえない」でも記したように、遺族厚生年金の受給要件である受給資格期間25年を満たしていなかったからである。

受給資格期間とは・・・?【日本年金機構 年金用語集抜粋】      

 年金を受けるために必要な加入期間を受給資格期間といいます。日本の公的年金では、すべての人に支給される老齢基礎年金の受給資格期間である10年間が基本になります。国民年金だけでなく、厚生年金、共済組合の加入期間もすべて含まれます。また、年金額には反映されない合算対象期間や保険料が免除された期間も、受給資格期間になります。


老齢年金の受給資格期間は10年を満たせば受給できることになります。
 いち時期、会社勤めをした父は厚生年金の被保険者として数年(おそらく3年程)保険料を支払い、そして独立後(田舎で建築業を開業)は7年間程度の国民年金保険料を支払っていると思われます。(残りの期間は保険料未納期間・・・)老齢年金の受給資格期間10年ギリギリ(厚生年金3年、国民年金7年)だったはずです。

※社会保険事務所から父宛に「あと〇〇年分の国民年金保険料を追納すると老齢年金が支払われる」との通知があり受給資格期間10年を満たすために国民年金保険料を追納一括払をした。追納していなかったら老齢年金すら受給できなかった。

~老齢厚生年金を受給している人が亡くなった場合の注意点〜

 私の両親の様に老齢厚生年金を受給している人が亡くなり遺族厚生年金を受給するには、25年以上の受給資格期間が必要です。老齢年金の10年以上ではないことが注意です。

※特例として生年月日等に応じて25年未満でも要件を満たす「期間短縮措置」が設けられています。
・昭和5年4月1日以前に生まれた人の特例
・厚生年金保険等の加入期間の特例
・厚生年金保険の中高齢の特例

今、ここでの説明は割愛します。
細かく説明するのはこのNoteでの私の発信コンセプトとはかけ離れると思われるからです(正直にシンプルに)
詳しく知りたい、調べたい方は日本年金機構のサイトやお近くの社会保険事務所などでご確認を。 
知らないで損をするよりは積極的に納得するまで調べ上げる事は大事です。

そして遺族厚生年金を受給するうえでもう一つ注意点があります。受給資格期間を満たしても、差額分しか支給しないケースや全額支給停止もあります。
その説明は別の機会に。

やはり年金制度は難しい…










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