サントリーニ島~その4~
すっかり秋らしくなってきました!
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
どんどん空気が冷たくなってきて私の大好きなクリスマスが近づいてきている・・・!とわくわくする一方で、やっぱり季節の変わり目は身体に負担がかかるなぁ、とも思います。
体調に気を付けて、秋を楽しみましょう!
さて、今回もサントリーニ島について!
前回はガバラス ワイナリーについてでしたが、今回はアニンドゥルス ワイナリー!
アニンドゥルス ワイナリーは英語表記だと、"Anhydrous Winery"。
"Hydrous"は水、"An"は無いを意味するので、「水のない」という意味になります。
降水量がとても少なく、乾燥しているサントリーニ島のテロワールを由来としています。
サントリーニ島は元々丸い火山であったところから、彼らのシンボルマークは火山です。
このワイナリーは、エヴィア島でもワインを生産しているアヴァンティス エステートのアポストロス氏がサントリーニ島のユニークなテロワールとアシリティコに魅了され建てられました。
様々なタイプのアシリティコからつくられるPDOサントリーニを生産しています。
ワイナリーではワインのテイスティングとちょっとしたおつまみも食べられます。
また、アポストロス氏の奥様、レンガさんがプロデュースしているワインをつくる際にでる副産物を原料にしているスキンケア製品も購入できます^^
これがとっても良い!ギリシャから保湿クリームを持って帰ってきて毎日洗顔後に顔につけていますが、全くべたつきがなくエレガントないい匂いでおすすめ!
アニンドゥルス ワイナリーでは様々な容器を使用して、アシリティコを発酵させています。
レンガさん曰く、アポストロスさんは色々実験するのが好きだそう。
卵型の容器は最近流行っていて、多くの生産者が導入しています。
卵型になることによって、容器の中の液体が自動的にぐるぐる動いて、それがワインの味に影響を与えるそう。
アンフォラは古代人が使っていた容器で、粘土でできています。
ワインだけでなく、オリーブオイルなどの食料を保管する容器でした。
使っている粘土の粒子の細かさによって、ワインに与える影響が変わるそう。
私は個人的に樽熟成したアシリティコが好きでした。(下のワイン)
大きな樽を使っているので、ワイン自体に樽の香りがつくわけではないのですが、酸がより丸くなったり、口に含んだ時のまったり感が増します。
これの真逆だったのが下のワイン。
このワインはコンクリートタンクのみをしようしているらしく、アシリティコを最もピュアに表現しています。
そのため、酸味もとっても鋭い。火打石のようなミネラル感も一番感じました。
全く雑味のない、ブドウの味です。
今年は収穫量が平年の1/3だそうで、生産量がぐっと下がります。
すぐに輸入することは難しくなりそうですが、将来的にノスティミアでも扱いたいです!