爽やかに街中を走る自転車乗りの一日の歌:Bicyclist/AIR
私もたまには早起きして仕事に行かなければならない時もある。
眠たい目蓋を擦りながら、寝ている嫁や子供達を起こさずにひっそりと家を出る。
外に出ると街ですらまだ眠っていて、夜の余韻の静けさが街を包み込んでいる。
日がまだ昇っていない朝に出かける時は、遠方の取引先に向かう時。
そんな時にワイヤレスイヤホンでこの歌を聴きながら、まだ眠っている街中の静けさを横目に出張先を足早に目指す。
やがて空は白み、徐々に喧騒な街が目を覚ます。
車谷さんの透明感ある男のウィスパーボイスに、ギターとピアノとドラムで奏でるジャズテイストのサウンドで、イントロから朝の静けさと心地よさを感じてしまう。
最初はまだ眠っている街中から始まり、そこから走り出す自転車のスピード感。
また午後の気怠さによるスロー運転から一転ギアチェンジしてトップスピードで駆け巡る様など、爽やかに街中を走る自転車乗りの一日を緩急つけて表現されている。
聴いているだけで、自分も自転車で街を走っている気分になる不思議な歌。
なお、この曲に限らず音楽を聴きながら自転車の運転はオススメ出来ません。
最近は条例で自転車の危険運転が取り締まられており、違反すると罰金の恐れも。
音楽好きには窮屈ですが、皆様ご注意を。