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転職の決意とその迷い

ちなみにwS会社で働いていた頃、次長に「もう少しお化粧薄くならないかな?」と声をかけられたこともありました。今思えば、当時の私のメイクはかなり濃かったんだろうな…特にまつげが(笑)とりあえず派遣社員として3か月ごとの契約更新を繰り返しながらも、私は2年半S会社で勤務を続けていました。

ですが、2年を過ぎた頃から「このままじゃ嫌だな」という思いが強くなっていく一方…。S会社での仕事を通じて特に面白そうだと感じたのは、「企画」のお仕事でした。私にはアイデアを形にする力があるかはわかりませんが、社内のいろいろな部署の中で一番心惹かれたのが企画部門でした。特に、ある広告営業マンが会社に何度も訪れ、CMや広告の話をする姿を見て「こうやってCMや広告が作られていくんだ」と興味が湧いてきました。

そういえば、それ以上に私の心に残っているのは、ある広告会社(P)が「デート本」という雑誌を出しているのを本屋で見つけた時のことです。その時、企画デザインの面にも強く惹かれ、「いつか私もこんな雑誌を作りたい」と心に思ったんです。具体的な目標や夢が少しずつ形作られていった瞬間だったのかもしれません。(ころころ変わりますがw)

その頃から私は転職を考え始め、職種やお給料の面で調べてみることにしました。広告営業や企画、IT、美容といった職種に興味を持ちつつも、正直に言えば、当時はお金に目がくらむ部分もありました(笑)それで決まったのが、美容整形外科Hの受付のお仕事。月収30万円と当時にしては良い条件でした。仮内定ももらい、着々と退社の準備を進めていたところ、Yに「またそんな仕事するの?」と言われたんです。

その言葉で私はハッとしました。もしかしたら、受動的で暇を持て余してしまう、今の仕事と同じような環境になるんじゃないか?と思い始めたんです。もちろんお給料は上がるし、業種も全く違いますが、どこか心の中に引っかかるものがあって、Yに相談したんだと思います。悩みはますます膨らむばかりでした。

結局、私は美容整形外科Hに質問をしたのですが、どうやらそれが相手にとって失礼だったのか、「なかったことに」と内定取り消しの連絡が来ました(笑)途方に暮れながらも、退社の準備は進んでいて、「どうしよう?」と焦るばかり。急いで次の仕事探しを始めましたが、そんな簡単に見つかるわけもなく…。いくつか候補があった中で、私は先に内定をもらった広告会社Aに入社することを決めました。

このとき、もう一つ選考中だった広告会社Rは少し大手でしたが、タイミングが合わず「辞退」を選ばざるを得ませんでした。今でも、あの時Rにチャレンジしていたらどうなっていたかな?と少し後悔することがありますが、それでも自分で決めた道に進んでいくことを選んだのです。

続く…

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