崩れ落ちた世界と、ささやかな幸せ
でも…遅刻、早退、欠席は続いていました。J君に真実を打ち明けられてから、状況はさらに悪化しました。体調を崩していることは、J君にも話していて、彼も心配してくれていました。
ある晩、J君に呼び出されて会うことになりました。そのとき、彼は「早く元気になってね」と言って、「がんばれ」と日付も彫られたオルゴールを渡してくれました。
曲はエグザイルの「ただ…逢いたくて」。その瞬間、このオルゴールは私にとって宝物になりました。嬉しかったけれど、J君は彼女を亡くして辛いはずなのに、私のことまで心配させてしまっていると思い、「ごめんね」と何度も心の中でつぶやきました。
彼がどんな気持ちでこのオルゴールを選んだのか、そして私にくれたのか、何度も考えました。
12月には、J君の誕生日に手作りのチョコケーキをプレゼントしました。今思えば、だいぶ重たいな~~(^^;)ホールケーキだったので、全部食べてくれたのかな?どうしたのかな?wでも、純粋すぎる自分がなんだか可愛い。wwいまでは絶対にできないと思います(笑)
でも、この時はまだ、あのオルゴールが私にとって最後の希望の光になるなんて、思いもしませんでした…。(笑)
続く…