ただいま注目度ナンバー1、山口県に行ってみた、の話【山口】
なぜ、山口県?
ニューヨーク・タイムズが選ぶ「2024年に行くべき52か所」に選ばれた山口県。「瑠璃光寺五重塔」や湯田温泉をピックアップして「西の京都とも呼ばれ、過度な観光客に悩まされることが少ないコンパクトな都市」と紹介され、最近旅好きさんたちの熱い視線を浴びています。
私はと言えば、山口県っていつ行ったっけ?って考えると、わりとご無沙汰中。確か、修学旅行で秋吉台とかいったような。。。。と、古い記憶。
調べてみると京都から新山口まで新幹線で約2時間。
「近いやん」
というわけで、今回、山口県の旅へと行ってきました。
聖地 宇部新川駅
さて、新山口の駅からどこへ行くべきか。
NYタイムズでは「瑠璃光寺五重塔」や湯田温泉が紹介されていたけれど、まず難関は交通の便が良くないことにあり。
山口県在住の知人に山口交通事情を問い合わせると「車一択」らしい。
旅先では、車窓の風景を楽しみたいので、なるべく公共交通機関を使いようにしてきたんだけれど、さてどうしようかとネットを見ていると、おもしろそうな記事を見つけた。
山口県にはエヴァの聖地らしい。
という事で今回の旅の一つ目の目的を聖地巡礼とする。
新山口駅から在来線で1時間ほど。
ただし、1時間に1本しかない。そして、後で知ったのだけれどレトロな紙の切符しか使えない。大変のどかな車窓の風景を眺めつつ、目指す宇部新川駅に到着。
宇部新川がなぜエヴァの聖地なのかというと、エヴァンゲリオンの生みの親の庵野監督の出身地でもあり、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の最後のシーンに使われているからなのです。
ホームに降り立つと既視感のある景色。
改札内にはスタンプも設置されているので興奮気味にゲット。
宇部新川での夕飯は
気が付けば、京都を出てから結構時間がたっている。
よく考えたら、お昼抜きだった。
お腹空いたぁ。
いつも言い当たりばったりの旅だったり人生だったりする私、さてどこへ行こうかとこの時点でスマホ検索を開始する。時刻は午後四時。ビミョーな時間。
見つけたのは、早めに空いている居酒屋平八さん。
手作り餃子が推しのよう。
カウンターに腰かけると、お兄さんが元気な声をかけてくれる。
暑かったから、大きいジョッキで飲むレモンチューハイが美味しかった。
餃子のあんで作る麻婆豆腐もなかなかビールに合う。
居酒屋 平八 [月~木]16:00~23:00 [金・土]16:00~24:00〒755-0045 山口県宇部市中央町3-11-22 0836-39-8347
というわけで、結局餃子を食するのを失念してほろ酔いでホテルにむかう。
今夜の宿はちょっとメルヘンな外観の宇部国際ホテル。
駅から近いのでほろ酔いのいい気分のまま歩いて帰る。
一人旅の一番好きな時間。
明日は早起きして白鳥の湖ときわ湖まで行きます。
宇部国際ホテル
〒755-0047 山口県宇部市島1-7-1
フリーダイヤル 0120-37-5931
https://kokusaihotel-ube.co.jp/
白鳥の湖、ときわ公園
翌朝、早起きしてフロントでタクシーを呼んでもらう。
約20分でときわ公園に到着する予定。
今回の旅で失敗したなと思ったのは、駅でレンタカーを借りなかった事。
目的地が近いようで遠い、電車やバスが思ったより本数が少ないっていうのは地方に来るとよくある話。
山口県のHPによると、ときわ湖は『1695年(元禄8年) - 地元の農民から築堤の嘆願によって、3年の歳月をかけ藩を中心に完成』(山口県HPより抜粋)した広大な人口湖。
青々と水をたたえる豊かな湖が人の手で作られたものだというのは驚き。
白鳥たちは順調に繁殖し、ときわ公園もスワンレイクの愛称で呼ばれていたそうなのだけれど、悲しいことに、2011年に鳥インフルエンザ感染によりコクチョウが死亡したことを受け全島処分という措置が講じられたため白鳥の姿は見られなかった。
今回は湖水ホール側にタクシーをつけてもらったので、反対側の植物園、動物園まではときわ湖にかかる橋を渡って散歩しながら向かう。
この日はとてもいいお天気でお日さまは燦燦と輝いていたけれど、湖から吹く風は涼しく心地よかった。
植物園の入場料は300円。中は小さいけれど、世界の各地域ごとに分類された植物がそれぞれのシンボルツリーの周りに配置されていた。
色とりどりの花や珍しい南国の気が合って興味を惹かれる。
ガイドツアーに申し込めば、ガイドさんが丁寧に植物についての解説をしながら案内してくれるのでじっくり見て回りたい人にはおススメ。
最後はときわホールまで戻り、ハワイアンなカフェでパンケーキを。
窓の外には青と緑の風景の景色。
ときわ公園
〒755-0001 山口県宇部市大字沖宇部254番地
ときわ公園企画課 TEL 0836-54-0551
いったん休憩
ふわふわフルーティなパンケーキを食べ終え、注目スポットの湯田温泉へ向かい、足湯スポットで中原中也に扮したり、美味しい海の幸と日本酒でいい気分になったり。
まだまだ注目スポットはたくさんある。
自動車のCMで有名なあの橋と、海へと続く赤い鳥居が印象的なあの神社山へ、山口県の旅はまだまだ続きます。