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レーズンなしのバターサンド

用事を終えた昼下がり。
午後はゴロゴロしながらネットサーフィンやドラマ一気見…も最高ですが、
一日何もしなかったな、と自己嫌悪になりそうなので、せっかくなら趣味を楽しむことに。

昔は一日中ゲームや漫画に熱中できたし、寝て一日過ごすみたいな日もありましたが、
大人になってからは、何かしないと落ち着かない性分になってしまいました。

さて、何をしよう。
そうだ、お菓子を作ろう。

前々から、「ノー・レーズン・サンドイッチ」のような、レーズンなしのバターサンドが食べたい!と思っていたので、作ることに。
今週、隣の課の先輩とご飯に行くので、せっかくならプレゼントしようと、ウキウキでセリアに向かい、可愛いラッピンググッズも購入しました。最近の100均、品揃えがすごい。

今日は時間があったので、バターサンドの色々なレシピを調べて、その中からこれは絶対に美味しい!と思う材料や工程を引っ張り、私が考えた最強のバターサンドのレシピを練りました。
※備忘録として後で載せます。食べてみたいと思った方はぜひ作っていただけると嬉しいです!


お菓子を作るとき。
バターを常温に戻したり、
粉をふるったり、
冷蔵庫で生地を寝かせたり、
オーブンを予熱したり、
など、色々な工程があります。

それら一つ一つの工程には意味があります。
お菓子は料理より繊細で、少し工程を省くだけでも仕上がりが全然変わってしまいます。

しかも、修正が効かないものもあるので(メレンゲを泡立てすぎたとか、バターを溶かしすぎたとか)、段取りをきちんと抑えておかないと、後々後悔する羽目になります。

私も何度も失敗しました。ごめんね、乾燥不足でひび割れちゃったマカロン。ごめんね、メレンゲ泡立て足りなくて膨らまなかったスポンジケーキ。。

お菓子ってすごい。

材料はただの粉や液体なのに、それらが上手いこと化学反応を起こして、最後には綺麗で美味しいお菓子に大変身。魔法みたい。
今もし小学生に戻ったら、夏休みの自由研究にするかもな、とふと考えました。

小学生の頃は何してたっけ…。料理をするゲームが好きだった気がします。
クッキングママでお菓子のレシピばかりプレイしていたり、とんがりボウシと魔法のお店でベーカリーを開いたり、ポケモンではポフィンをひたすら量産していたりなどなど…。同世代の方に伝われば嬉しいです(笑)

でも、作るのは大の苦手でした。
クッキーを焼いて、いつの間にかオーブンから煙が出ていて、火災探知機が鳴ったことがあります。今思えばだいぶ危なかったな。生きててよかった。
そんな私が大人になって、お菓子作りが趣味になっているというのは感慨深いです。
失敗ばかりで、若干自己肯定感が下がることもありましたが、今は作るたびに成長を感じて嬉しくなります。
綺麗にできると感動するし、失敗しても次はこうすれば上手くいくはず、と考えるのも楽しい。
大人になっても没頭できる趣味が残ってるのは、幸せなことだなと思います。


と、作りながら色々考えているうちに、クッキーが焼き上がりました。アーモンドの香りがオーブンから漂ってきます。
焼きたてを一つつまみたいところをグッと堪えて、次はバタークリームを作っていきます。

バタークリームには、三つ種類があるみたいなのですが、今回は「バータ・ポンプ」というタイプで作ってみました。

バータ・ポンプとは、簡単に言うと、卵黄版メレンゲのようなもので、バタークリームやムースの土台となる卵のソースらしいです。
卵黄のコクと風味が加わり、濃厚な味わいになるとのこと。
卵黄を白っぽくなるまで泡立てて、そこに温かい砂糖水を加えながら泡立てて作ります。
手間はかかりますが、その分味はリッチになります。

バタークリームを焼き上がったクッキーにサンドして、形を整えたら完成です🧑‍🍳

レーズンなしバターサンド(バター&アールグレイ)


先輩に渡す用にラッピングを終え、味見で一つつまんでみると…美味しすぎました。
クッキーはサクサクで、バタークリームはバターの風味がすごい。少量で食べ応えがあり、満足感と背徳感のダブルパンチ。
余ったクリームはパンやスコーン、ホットケーキなどに塗って食べても美味しそうです。

先輩も、奇跡的に「ノー・レーズン・サンドイッチ」の存在を知っていたので、喜んでもらえました。
先輩曰く、前に気になって調べたけど、高くて買うのを諦めたとのこと。これ以上にない完璧な話の流れで渡せたので感動しました。
ダイエット中だったらどうしようとか、手作りが苦手とかあるかな…とか色々考えてしまっていたので、無事喜んでもらえてよかったです。


レーズンなしバターサンドレシピ

クッキーのみ、バタークリームのみでも◎

【材料】
⭐️バタークッキー生地(4×7cm 6〜8枚分)
 ・無塩バター 60g
 ・粉砂糖 40g
 ・卵黄 1個分
 ・薄力粉 120g
 ・アーモンドプードル 30g

⭐️紅茶クッキー生地
 上記にアールグレイティーパック1袋を加える。

⭐️バタークリーム
 ・無塩バター 115g
 ・卵黄 2個分
 ・グラニュー糖 45g
 (上白糖の場合は45g)
 ・水 15g
 ・ホワイトチョコ 45g

⭐️トッピングなど
 ・全卵(バタークッキーの表面に似る用) 半個分
 ・アーモンドスライス 適量

【調理器具】
 ・オーブンシート
 ・粉ふるい
 ・ボウル
 ・泡立て器
 ・ハンドミキサー
 ・ゴムベラ
 ・スケール
 ・めん棒
 ・絞り袋
  ※ジップロックの端っこを切ったもので代用可
 ・口金(お好みで)

【レシピ】
⭐️準備
 ・無塩バターを常温に戻す。
 ・薄力粉、アーモンドプードルをふるいにかける。
 ・鉄板にクッキングシートをひく。

⭐️クッキー生地
 ①常温で柔らかくなかったバターに粉砂糖を入れ、泡立て器で白っぽくなるまで練る。その後、卵黄を加えてよく混ぜる。

 ②ふるった薄力粉とアーモンドプードルを2回に分けて加え、ゴムベラで切るように混ぜる。紅茶生地の場合、ここでティーパックの中身を加える。

 ③生地を手でまとめ、ラップに包んで平たく伸ばし、冷蔵庫で1時間以上冷やす。

 ④生地を綿棒で厚さ3〜5mmになるまで伸ばし、(厚さやサイズはお好みで。枚数と焼き時間が若干変わるかも。)冷蔵庫で30分ほど冷やす。

 ⑤生地を包丁で4×7cmにカットし、冷蔵庫で10分ほど冷やす。

 ⑥オーブンを180度で余熱する。お好みで生地に溶き卵を塗り、アーモンドスライスを乗せる。

 ⑦余熱が終わったら、14分ほど焼く。

⭐️バタークリーム
 ①常温で柔らかくなったバターを練る。

 ②ホワイトチョコを湯煎で溶かしておく。レンジで溶かす場合は600Wで1分温め、混ぜながら溶かす。

 ③卵黄をハンドミキサーで白っぽくなるまで泡立てる。

 ④水と砂糖を鍋に入れ、110度まで加熱してシロップを作る。

 ⑤シロップを卵黄に加え、粗熱が取れるまでハンドミキサーでよく泡立てる。

 ⑥⑤のソースをバターに少しずつ加えながら泡立てる。

 ⑦溶かしたホワイトチョコを加えて混ぜる。

⭐️仕上げ
 ①バタークリームを絞り袋に入れ、クッキーに絞る。

 ②冷蔵庫で1時間以上冷やす。

⭐️コツ・注意点
 ☑️クッキー生地をゴムベラで混ぜるとき
  最初は本当にまとまるの??ってくらい粉っぽいですが、根気よく混ぜればまとまります。
まとまらなければお好みのミルクを少量加えてください。

 ☑️バタークリームが柔らかくて絞りにくい
  一度冷蔵庫で冷やしてください。悠長に絞っているとすぐ溶けてしまいます。私はこだわりすぎて大惨事になりかけました。

 ☑️サンドの端っこを綺麗にしたい
  ナイフでバタークリームの側面を削ぎ落とすように一周させてください。削いだクリームはつまみ食いしちゃいましょう。




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