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GWに読んだ本②
そういえば私はあまり女性作家の小説は読まないかもしれません。
それは戦前に関しては女性作家が男性作家に比べて少ないせいかもしれないですが。
湊かなえさんはイヤミスの女王と称されているだけあって、ほんっと〜にいやぁ~な読後感を与えるミステリー小説を書く作家さんです。
確かに、読んでいて結構辛い場面があります。女性ならば誰でも備わっている、特有の陰湿さをとても上手に演出している気がします。
でもねー面白いんですよ。
私は「Nのために」「告白」「贖罪」
を読んだのですが、ページをめくる手が止まらず一気読みしてしまいました。
「告白」、「Nのために」は、登場人物がそれぞれ独白していく形で物語が進むのですが、みんな微妙に嘘をついてたりするんですね。
徐々に真実が暴かれていくという展開です。視点が変わるとこれだけ物事の印象が変わるのだ、と思ったりします。
そうなんです。女子は嘘をつくのです!
嘘をつかないまでも、相手を見定めて、態度や言動を相手に応じたものに変化させることが容易にできるのです!!
これは、男性に比べて体力的に劣る女性が生き残るために備えていった、いわば本能のようなものに近いんでしょうね。
私は、男性にしても女性にしても、
「女性脳」「男性脳」のバランスが良い人が一番魅力的に思えます。
うわべだけの女性らしさ、男性らしさを整える事も大切ですが、
女性が総じて得意なこと、
男性が総じて得意なこと、
それらを研究して理解すれば、仕事においても家庭においても、円満な人間関係につながる気がします。
「礼賛」の木嶋佳苗死刑囚のように、
女の武器を駆使するのも全然アリですが、
それに匹敵する何かを得ていないと、年齢を重ねた時に丸腰で戦うことになってしまう気がします。
まぁ木嶋佳苗死刑囚は、読書で培った教養に加えてピアノや料理、将棋やチェス、競馬や歌舞伎など、多方面の心得があったようなので、
騙された男性からしてみれば、魅力的に写ったのでしょう。
GWなのに、わりかしヘビーなものを読んじゃったな、と思いました。
でも、色々な気づきがあるからこそ、読書はやめられないですね!
今日はとても良いお天気です。
皆さん良い週末を!