私の作品たち
こんばんは、こまろです。😸
今日のお題は「私の作品紹介」です。
もう今はやっていないけれど、昔ずーーっと20年程やっていた陶芸の作品を、恥ずかしながらご紹介しようと思います。
作品が多いので、今日は文章よりも写真が多め。
せっかくなので、作品だけでなく、いまはなき窯についてもご紹介します。
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私が通っていた陶芸教室は、山の中にあって、通り道でもないし、看板もなく、知る人ぞ知るな、今にも壊れそうなところだった。(御免なさい。笑)
週に2時間、月4回のはずで入ったのだけど、気づいたら最後の方は土日両日、お昼ごはん以外はずーっと入りびたる程に、作品創作に夢中になっていた。
無心になって土を触っていると、他の雑念は忘れてしまえるので、良いリフレッシュになっていた。
きっと、そういうことも含めて、陶芸が好きだったのだと思う。
窯はこういうので、隣に登り窯がある。
こんな経験はもう出来ないだろうし、世間一般の人の中で、例え陶芸教室に通っていたとしても、中々遭遇しないだろうけど、ここでは、自分達の作品を自分達で焼くことが出来た。
窯がいっぱいになるまで作品を作りためて置いて、最後にまとめて登り窯で焼くのだ。
3日3晩、順番で薪を入れ、温度を見て調整して焼く。
そしてそれから1週間かけてゆっくり冷ます。
窯開けは、いつもドキドキわくわくした。
母てるみに注文されて、作った花用の鉢と(右下の青味がかっている)、その左の花瓶がこまろ作。
大きさは左の花瓶が直径20㎝の高さ30㎝くらいかな。
私は滅多にこんな大きいものは作らなかった。
最大のものは、これらより大きい壺。
てるみの発注で作ったけれど、(材料費は払うからと)、出来上がって材料費を伝えたら、高すぎると言って、くれなかった。😹
ここからは、大物作品ではなくて、お皿を中心とした和食器たち。
でも、そのほとんどが友達や後輩達へのプレゼントに作ったので、私の手元にはないものばかり。
こちらも、私が前の会社を辞める時に、お世話になったコに、彼氏の分とカフェオレボールを。
その奥にある織部焼も誰かにプレゼントしたなぁ。笑
焼きあがった作品は、こんな風に一旦板の上に並べて、一緒に作って焼いた仲間と、色の出方や湾曲の仕方などみて、お互いに褒め合う。笑
形を形成して、釉がけして、焼いている時の温度、そして窯のどの位置に置くかなど、色んな条件の組み合わせで出来上がるので、狙った通りに出来上がることはない。
良くも悪くも。
これは特殊な焼き方をして作った一輪挿し。
一回り大きな入れ物の中に作品を入れて、貝を間に置いて焼く。
貝の当たったところがオレンジ色になる。(緋色)
真夜中の薪入れ。
1人が蓋を素早く開け、後ろにいる人が、あらかじめ右側の人から手渡された薪を2.3本、奥や手前にバランスよく投げ入れる。
これが、意外と難しい…。😹
例えば、作品はこんな風に変わって行く。
板状のものを持ち上げて作ったお皿。(お刺身や焼き魚用)
素焼き後、釉薬をかけたもの。
白い透明をベースに、角に織部(緑)を吹いてかけたもの。
焼き上がりがこちら。
温度が高いから、緑が飛んでしまった。
思った以上に緑が出なかった。(薄かった。)
これもお刺身とか和菓子とか乗せたら素敵だと思う。
大事なお友達に送った漆黒のお皿セット。
この土くれが、
こうなる。
わざと歪(ゆが)ませてはいるが、私はこういう作品が好き。
一番手前はサンマ皿。
刷毛で線を引いた。
真ん中の茶色のお皿は、斜めに持って、釉薬をかけたもの。
焼き魚・煮魚用。
右側の白いものはお刺身用。
醤油入れ着き。🤭
こういうのも作ってみた。
かごを編んでいるかのような、プレッドケースとまではいかないけれど、パンを入れるための入れ物。
これが、こうなる。
丁度食パンを2斤入れられる大きさ。
この作品は友達に依頼されて作った。
蓋を作るのが難しい。
別々に焼くので、形も反れるし、大きさも変わってしまうし。
これも友人へのプレゼント。
アクセサリー入れ。
これはあるカップルへのプレゼント。
このくらいのサイズのビアカップ、いくつか作ったなぁ。
陶器だと、泡が細かくてまろやかになるんだよね。
このお皿も友人にプレゼント。
和菓子を乗せるイメージで。
とても全部は紹介しきれないので、この辺でお開きにしようと思う。
たくさん作品の写真はあるけれど、プレゼントが大半で、我が家で使っているものの3.4倍は差し上げてしまったのではないだろうか。
でも、自分の作品が自分ではない誰かに使われていたら、それはとても光栄で嬉しい事。
今まで、たくさんの作品を作って来たけれど、その中でどれが一番良い?気に入った作品かと言えば、親友にあげた一輪挿し。
真ん中、下の方の薄いグレーの一輪挿しがその作品。
窯から出してすぐは、艶消しっぽい色だけれど、徐々に色は薄くなり、艶も出てきて、少しづつだけれどその外観は変わってゆく。
この一輪挿しは、手にすっぽり入る大きさといい、フォルムといい、乳白色に少しピンクがかった柔らかい色味といい、自分史上あれ以上の作品に出会えることはないだろう。(今後作ることはないだろうから。)
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ここまで読んで・見て下さった方、どうもありがとうございました。🙇♀️
こうして、久々に振り返ってみると、やはり何かを作るって行為は、とても良いもの。
また何か、頭をカラッポにして、夢中で作ることをしたい。