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母に幼少期のトラウマを話してみた

母に幼少期のトラウマを話してみた。

トラウマについては以下を参照してください👇

母に伝えたこととしては、 

祖母と母の関係が悪かったため、保育園生の頃からなんとかその仲を取り持とうと必死に仲介役をしていたこと。

家にいるときは常に大人の顔色を窺い、緊張状態であったこと。

母に祖母たちのいる部屋に生活費が入った財布を取りに行かされ、祖母に嫌味を言われ、母からも「何か言われた?」と聞かれるのがつらかったこと。

高校受験の時期に家族内で大きなトラブルがあり、それが大きなストレスになったこと。

受験には成功したが、これまでのストレスが原因で鬱になり、すぐに高校を辞めたこと。

現在も鬱のような状態が続いており、精神科に通っていること。

以上のようなことを伝えた。

母の反応は、まず「怒り」だった。もともと、喧嘩をしており、その勢いでこの話をしたので、お互い冷静ではなかったのもあるだろう。私の話を否定し、「そんな言うほど仲介役とかしてた?」などと言われた。

驚いたのは、私に生活費の入った財布を取りに行かせていたのを覚えていないことだった。私は保育園生の頃につらかったことをいまだに覚えていて、やっと今、大学生になって言えたのに、「覚えてないんだ〜」となんだか一気に気が抜けるような感じがした。

その後、時間をおいて冷静になってから母は謝ってきたが、私は許せなかった。

この話をこれまで母に伝えなかったのは、母にも被害者の面があり、しょうがなかったから許そうと思っていたからだった。

母はずっと祖母や叔母にいびられ、精神的に参っていた。私が高校生の頃は母の精神状態の悪さがピークに達し、「(祖母や叔母に)食事に毒を入れられた」「部屋を盗聴されている」などと言うようになり、警察まで呼ぶ大ごとになったこともあった。
統合失調症なのか被害妄想なのか、、、というような症状が出ていた。

このとき父は母を騙して精神科に連れて行ったが、母は「私は病気じゃない」と怒り、診察はできなかった。

このような事情もあって話さなかったのだが、今回、鬱の症状を甘えだというようなことを言われ、これまでの思いをぶちまけてしまった。
(父が当時のことを「あのとき母は病気だったから仕方なかった」と言ったら、母はいまだに「病気じゃない」と言っていたので、おそらくまだ治っていないし、今後も治らないだろう。)

許そうと思っていても、母のことを憎いと思う気持ちはあったし、結構な頻度でこの話を母にぶちまける想像を頭の中でしていたので、やっと現実になったなという感じだった。言ってスッキリするとかはなかった。

いざ、ぶちまけてみると「許そう」と思っていた感情がどこかへ飛んでいき、「許せない」という気持ちが剥き出しになった。

これまで、大切に布でくるんで、マトリョーシカくらい何重にもした箱の中にしまっていた気持ちを一気に解き放ち、剥き出しにしたら、ものすごく強い憎悪があった。自分でもびっくりするくらい強い気持ちで、すごく痛かった。もう涙も止まらないし、感情をコントロールできない。

これまでは一緒に買い物とかにも行けてたのに、今は顔を見ただけ、声を聞いただけで嫌悪感がものすごくて、涙が出てきて、怒りで声も出ない。

母は謝ってきた。母にも被害者の面があったことはわかってる。自分を守るのに必死だったこともわかってる。あとは、私が許せば、みんなが楽になるのに、いざ対面すると許せない気持ちと怒りで声が出なくなってしまう。

どうしても、家族の仲が良く、私も鬱病にならなかったら、不登校にもならず、毎日死にたいと思うこともなく、普通に生活できたのではないかと想像してしまう。

母と対面するときは、頭の中では『ナミビアの砂漠』のカナのランニングマシーンの場面と同じように冷静で虚無なのだけど、心がついていかない。

許したい。


カウンセリングとかに行けば、許せるようになるのだろうか。田舎はカウンセリングができるところが少ないし、料金も高いのでなかなかハードルが高い。
田舎の選択肢の少なさについては以下を参照していただきたい↓

どうにかして楽になりたい。(死ぬ以外で)

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