あーちゃん

元広告代理店ディレクター。退職後1年半のタイ生活と3人娘の出産を経て、Webライター・Webディレクターとして再就職。10年のブランクを埋めるべく、今更ながらにカタカナと格闘する日々を過ごしている卯年生まれの女子。

あーちゃん

元広告代理店ディレクター。退職後1年半のタイ生活と3人娘の出産を経て、Webライター・Webディレクターとして再就職。10年のブランクを埋めるべく、今更ながらにカタカナと格闘する日々を過ごしている卯年生まれの女子。

最近の記事

時間に余裕ができると、あの日を思い出す

2024年2月、次女が心筋炎で病院から病院へ救急搬送。 心臓ペースメーカーの力を借りることにはなっているが、今、普通並みの生活を送ることができているのは、不幸中の幸いかと思っている。 思い出したのは、救急搬送翌日のこと。 PICUで治療中の娘に付き添いをするために、病院へ向かう。 たくさんの管に繋がれてはいるものの、普通に意識はある状態。 でも、なんだか様子がおかしい。 左の手はだらんと下がり、左足も折れ曲がった状態。 喋りかけたら返事はあるものの、何を話している

    • 気になるコトバ:育児参加

      最近、男性の育児参加について議論が繰り返されている。 実際に子育て真っ最中の母親である私は、この「育児参加」というコトバにふと疑問を持った。 「参加」って何よ。 参加というコトバを使うということは、「不参加」の選択肢が残されているということではないか。 育児は参加・不参加に関係なしに、自分の力だけでは生きていけない子どもが目の前にいるなら、大人であれば誰しもが「育児」するのは当たり前。 育児をしない男性は、「育児放棄している」ことにはならないのだろうか。 今の世の

      • 母の日

        まだ幼稚園の末娘、 姉たちに大きな声で話しかける。 「プレゼント買いにいこー」 焦る姉たち、耳元でこそこそと末娘を諭す。 パパと娘たちだけで一緒にお出かけ。 普段はなかなかないシチュエーションだけど、あえて行き先は聞かない。 ふふっとつい笑顔が溢れそうになりながらも、知らないふり、気づかないふりをし続ける私。 そんな年に一度の一大イベント。

        • 今夜のアテは、ほんのり苦い

          小6の娘に、うるさく言うパパさん。 「そんなんじゃ、将来ボーイフレンドができた時に恥ずかしいよ」 わたしは思う、 そんなことくらいでとやかく言う男なんて、こっちから願い下げだよ。 グラスに入った宝山水割り。 出かかった言葉と一緒に、喉の奥に注ぎ込んだ。

          ポケットにはゴミしか入ってない

          たくさんのポケットに手を入れるたび 飴の包みに、丸めたティッシュ 昨年の春にたまたま気に入って買った上着には、ポケットがたくさんついていた。 小さなポケットには車の鍵、蓋付きには駐車券。 なんとなくの用途が次第に決まった。 数が多いから、あまり使わないものも。 ある日、ふと手を入れてみた。 何か入ってる。 出してみると、いつか子どもが食べた飴の包紙。 別のポケットにも何かある。 今度は子どもが使ったティシュ。 どちらも家で捨てようと、とりあえず入れてたもの。

          ポケットにはゴミしか入ってない