#52_課題選択学習を子どもたちの感想から振り返る

中1理科「火山」は、個別最適な学びを視野に入れて単元を構想した。
毎時間行った、学習内容と学習方法のふり返り。

単元テストの点はちょっと振るわず、「ああ、ちょっと失敗だったかな・・・」なんて感想をもっていた。

今日、2学期末~今までで、一番印象に残った授業は何かと訊ねたら、ほどんどの子どもたちが「火山!」と答えてくれた。(記述式アンケート)
感想の一部を抜粋する。

火成岩や火山灰などをけん顕きょうでじっくり見れてたのしかったです。じっくり見ていくうちに「このキラキラはなんだ!?」「磁石にひきつけられてる石あるじゃん!などいろいろな発見と疑問を自分の手で見つけられて、宝探しをしている気分でした。
また先生が持っているほたる色や黒雲母など、鉱石を実さに見えて写真だ
けでは分からなかった特ちょうや細い見た目が見れて、鉱石にとても興味がわきました。いろんな鉱石を見ていくうちにお気に入りも見つかりました。(石英とこはく)
自分で買ってみたいです。

宝探しをしている気分、なんて最高の褒め言葉だ。

さらに嬉しかったのは、ちょっぴり勉強が苦手な子も「火山が面白かった!」と書いていたところ。
記述だと詳しく記されていないのだが、面白かった根拠として

「友達と一緒に学べた」
「わからないところはききながら進めた」
「顕微鏡で観察しながら、”きれいだね””すごい”などと感動を伝え合えた」

なんてことが書いてあった。
わたしが感動した。

この感動をもって学習を進められたら、もっと理科が好きになるし、得意になると思った。
学力の底上げについては、導入時のミニテスト等の対策が必要だが、それさえクリアできたら最高の学習になると確信した。

やはり、為すことは大事。
子どもたちに委ねることも大事。

地震の単元は計算があるから難しいかもしれないけれど、地層の単元は少し自由度を上げてやってみようと思う。

子どもたちに楽しさを。
もっと、自由を。


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