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無駄な努力を0%にする技術に、入門した今日この頃。
おはようございます!
昨日から仕事初めだったのですが、感覚的には1週間分の疲労感が増した今日この頃です。
さて、今日からは新しい本へ突入です。
「エフォートレス思考 ―努力を最小化して成果を最大化する― (著:グレッグ・マキューン/訳:高橋璃子)」
以前より気になっていた本です。表紙のごちゃごちゃした線がすっと上に伸びていくのが結構印象的な本でした。「無駄な努力を0%にして、成果を100%にする方法」と帯にあるように、『エッセンシャル思考』に続く第2弾として、‟どのように”が詰め込まれた1冊となっています。
今回はその序章から。
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ジョージ・ホーウェル『動物農場』
寓話小説『動物農場』に登場する、雄馬のボクサーは誰よりも力持ちで働きものでした。何か問題が起こると、「おれがもっと頑張るよ!」が口癖でした。やがて、過労で倒れて、解体業者へ送られました。
‟頑張って働けば、どんな問題も解決できる”
僕たちは、ボクサーのように解体業者へ送られることはありませんが、その利益率がマイナスである場合、次の3つのうち、どの選択肢を選びますか??
① このまま死ぬまで頑張り続ける
② 成功を諦めて、楽な仕事をする
③ 頑張らない働き方で、うまく成功を手に入れる
・走っても走っても、ゴールに近づけない
・もっと成果を出したいのに、エネルギーが足りない
・このままじゃ燃え尽きてしまいそうだ
・いったいどうして、こんなに、何もかも大変なんだ
このような気持ちに陥ったとき、読むための本が、今回の「エフォートレス思考」です。
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どうして、こんなにも大変なのか?
人生にはリズムがあります。力いっぱい頑張るときもあれば、リラックスするときもあります。現代人は、このリズムを忘れたかのように、メリハリなく、常に頑張っています。
将来への不安、孤独、お金、責任……原因が何であっても、2倍働いても半分しか進まないことが往々にしてあります。
そもそも、人生は厳しいものです。毎日が重苦しくて、仕方ない時期もあります。頑張ることが賛美される文化で、むしろ、頑張りすぎていると著者は指摘します。
頑張りが成果として表れるのは、一定のポイントで限界を迎えます。それ以上は、時間とエネルギーの無駄なのです。それ以上に頑張っても、燃え尽き症候群となるだけなのです。
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働きすぎは決して名誉ではない
著者は、「エッセンシャル思考」の成功後、多忙を極めました。仕事を削っても削っても多忙であったのです。著書の有言実行のために頑張ったのですが、それでも足りなかったのです。
ビッグロックの法則のように優先順位をつけても、大きな石がそもそも多かったらどうしたら良いのか?
そのような時に、長女がてんかん発作で入院をしました。それでも、多忙な日々は続き、まるで拷問のようであったと振り返ります。その後、著者は燃え尽きました。
その日々からわかったことがあります。
正しい基準で、正しいことをやるのは正解。
やり方自体が、間違っていた。
今現在、やっているやり方が唯一の道ではありません。大変である必要はなく、心身をすり減らす必要もなく、諦める、もしくはやり方を変える必要があるのです。
エフォートレス思考とは、その「どのように」やるかを極める技術です。
誰だって、本当に大事なことをしたいと思っているのです。やる気の問題ではなく、リソースが限られていることが問題です。
努力が善で、楽をするのが悪なのか?
むしろ、スマートに結果を出す方が善ではないのか?
エフォートレス思考を身につけるために、3つのパートに分かれています。
1.エフォートレスな精神:ゾーン
2.エフォートレスな行動:無意識化
3.エフォートレスなしくみ化:再現性
一番大事なことを、一番簡単にするための技術です。人生のすべてがエフォートレスになるわけではありませんが、不可能を可能に、人生に大きな余裕をもたらすことは間違いありません。
‟おたがいの人生を楽にするのでなければ、わたしたちは何のためにいきているのでしょう? ―作家:ジョージ・エリオット―”
序章だけでも、興味深いでしょう??
確かに、「頑張れ!」とはよく言うけれども、努力の方向性(力のベクトル)を間違えば結果は出ないし、成果を最大限にするためには自分が全て頑張るのが正解とも言えません。
頑張っていることが賛美される文化では、自分が頑張っていることに酔いしれるとともに、頑張っていないと不安に押しつぶされるのかもしれません。
面白い!
今日も学んだー!!
ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!
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