チームに存在する観えない境界。リーダーの認識がチームを変革させる?!
おはようございます!
寒さに負けずに……と思いつつ、冬の雨にはなかなか気候的にもやられてしまう今日この頃です。
さて、今日も読書メモの回です。
前回は、【境界がなぜ存在をするのか/なぜ超える必要があるのか】を学びました。「相違」という言葉を用いて、メンバー間の属性が1つでも違うときには、その時点で境界があることを認識する必要があることも。
今回は、相違の3つのタイプとその乗り越え方を観ていきましょう!
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相違における3つのタイプとは?
【相違の3タイプ】
・分離:物理的な距離
・地位:格差(社会的な価値に伴う順位付け)
・知識:多様性(経験・知識・教育)
① 物理的な距離
仮想チームのように、物理的(地理的)、組織的な境界を越えて仕事をする集まりを指します。
この境界を越えるためには、シンプルです。めったに行われない、貴重な直に顔を合わせる機会(MTG)を開催することです。つまり、物理的に1か所に集まるのです。コロナ禍の影響もあり、ITの活用をすることで、質と効率性、パフォーマンスも向上を図りましょう。
② 地位(格差)の境界
一番困難なものであると、著者は述べています。特に、力を持つ人と持たない人に生じる格差は、作業上の地位と民族性から生じるために、より複雑にしているとも。
作業上の地位は、対人リスクを高め、率直に話すことの信念を著しく阻害します。対人リスクの不安は、そのまま協働をすることを困難にし、チーミングを停滞させるのです。
だからこそ、心理的安全の確保がより重要になります。ピラミッド組織では、自分より上位の人に情報を伝える当たり前のルールが必要であり、上位の人を批判対象にしている時点で、チームの心理的安全は薄れています。
組織における格差の象徴としては、ジェンダーや人種をそのまま差異としてあてはめたり、文化的アイデンティティをネガティブな固定概念として捉え、誤認することにより生じます。
この境界の越え方は、リーダーシップを用いて、地位の高い人から積極的に意見を求め、感謝を示すことです。序列の下に位置する人が価値を実感し、専門知識の考え方をはっきりと述べられるような環境にするためです。
③ 知識の境界
専門知識による違いにより生じます。様々なスキルや見方を統合するプロセスにおいて、活用や管理することに差異があるのです。これには多く2つの理由があります。一つは、組織のメンバーに属しているために生じるもの。もう一つは、職業のメンバーに属しているために生じるものです。それぞれの越え方を学びましょう。
・組織のメンバーに属する
組織は、異なる部門、違う企業により構成をされています。同じ暗黙知を持つため、組織内においては適切な方法を持つことが多いです。その中において、知識は当たり前であり、共有するものとして、認識されないため、コミュニケーションをより難しくしているのです。そのことから、暗黙知であることを認識し、積極的に他の場所にて使用をする暗黙知を探し出すことです。相互理解とも言えそうです。
・職業のメンバーに属する
組織内、組織間の専門分野の違いにより生じます。組織はその専門分野の考え方や知る方法をマスターするために、長期プロセスにてトレーニングを実施します。それに伴い、職業は特殊化された言語を持ち、職業的コミュニティの「思い込みの世界」を作ります。言語による壁は越えられず、誤解から意味を失い、相乗効果が現れない状況に陥ります。
越えるためには、技術的にも、人間関係向上にも、双方に必要なチャレンジが重要となります。クロス・ファンクショナル・チーム(違いを持ちつつ、組織や部署の機能と同調しているチーム)であることが重要なのです。
この中においても、やはり、リーダーの果たす役割はとても大きく、リーダーシップを今一度問い直すことは必要でしょう。
境界を越えるために、どのようなリーダーであることが良いのか、明日、この章の締めです。
今日も学んだー!!
ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!
アクティホーム
講内 源太