中級クリエイターでも、お客さまの期待に応えるセミナー開催はできる!
今回のテーマは、セミナーと期待値コントロール。
中級クリエイターのみなさん、セミナーやイベントに参加するだけではなく、開催してみたいと思ったことはありませんか?
しかし、視聴者の期待と、セミナー内容にズレがあり失敗したという話も耳にします。視聴者に満足してもらうにはどうしたらいいしょうか。
これまで多くのセミナーやワークショップを開催してきたさとみともみじが語ります。
言語化可視化ラボは、デザイナー岩崎さとみとライター本田もみじの「ブランディングとマーケティングの研究所」。クリエイターメンバーと一緒に、日々ブランディングとマーケティングの研究を行っています。
◆2人主宰のスクール バリューアップカレッジは以下サイトから
・3期の受講お申し込みを開始しました。
・毎月オンラインイベントも開催しています!
あなたの当たり前も、初心者には欲しい情報
さとみ:
Zoomでセミナーや講座を開催する人が増えましたね。セミナーは講師業やカウンセラー業だけのものではありません。パン屋さんがオンライン教室を開くなど、従来は話すことがメインの仕事ではない方でも、自分の価値を提供しやすい時代になったと感じています。
クリエイターのみなさんも、自分にできることをもっと伝えていきましょう!
もみじ:
そうそう、発信していきましょう!
しかしクリエイターには「私は話すことなんかないから」と謙遜する方が多い印象です。
資格がなくても経験が浅くても、伝えられることはたくさんあると思いますよ。料理のプロではないなら、「初めて目玉焼きをつくる方へ、おいしい焼き方を教えます」でもよいのです。
さとみ:
ちゃんと内容を告知して、期待値コントロールをしていれば問題ないですよね。
「すごくおいしい卵料理を教えます!」という売り文句で集客したのに、内容が目玉焼きだけだったらがっかりされるかもしれません。しかし「初めて目玉焼きをつくる方へ」ときちんと説明できていれば、期待外れにはならないですし、そもそも目玉焼きが上手な方はセミナー自体に興味を持たないでしょう。
もみじ:
できる人にとっては当たり前でも、初心者には分からないことは案外あるものなんですよね。もしあなたが「私は目玉焼きしかつくれないから…」と、自分の可能性を閉ざしているのなら、もったいないです。
料理の初心者にとっては、まずフライパンと油を用意しましょう、という情報も十分に価値のあることなんです。
どこまでいっても上はいる。自分ができることの提供で成長しよう
さとみ:
料理でもそれ以外でもそうですが、どこまでいっても自分より上がいるもんです。上にいる方も日々努力しているので、あなたがどんなに頑張っても、業界ナンバー1になれることはそうそうありません。
もみじ:
スキルレベルを、5段階のピラミッドにして考えてみましょう。トップはいわば神の領域の人で、一番下はまだ素人でちょっと興味がある程度の人です。
今からトップレベルになるのは、生きているうちは無理かもしれないですよね(笑) でも、もし自分が上から3段目にいるのであれば、下の2段の方たちに教えられることはある、と考えてみてください。
「私でも3段目まで来れたのだから、一緒に上っていこう」という後押しができれば、今から頑張りたい人たちの励みにもなりますし、業界も活性化します。
さとみ:
そうですね。レベルの高い方から「簡単なこと言ってると思われるんじゃないか」なんて気にする必要はありません。
逆に、背伸びしすぎには注意してください。理解度が浅いことはお客さまには簡単にばれてしまいます。そうではなく、今のあなたにできることを提供すれば、きっと満足してもらえますよ!
そしてセミナースキルは、開催経験ごとに上がります。まずは経験を積み、少しずつレベルを上げていけたらいいですね。
もみじ:
そうそう。
去年の自分を今見たら、恥ずかしく感じるかもしれません。でも、あの時は精一杯だった、それでいいんじゃないかな。
ターゲットを明確にすると期待値のズレを小さくできる
さとみ:
もうひとつ気をつけたいのは、大げさな告知です。集客したいがために、つい自分の実力よりも盛った、高級そうな表現にしてしまいがちです。
結果、自分でハードルを上げてしまって失敗しちゃったな…ということになるので注意してください(笑)
もみじ:
あるあるですね(笑)
さとみ:
告知ではターゲットを明確に示すようにしてみましょう。「このセミナーはこんな人にメリットがあります」ということを示すことで、お客さまの期待値とのズレを小さくコントロールできます。
曖昧な、何となくよさげな雰囲気の告知では、期待値コントロールは難しいです。「料理経験がゼロの方向け」のように、具体的な言葉にするのがコツですね。
もみじ:
期待値は、見せ方でかなり解消できる話なんですよね。
ターゲットを明確にせずにセミナー開催してしまうと、一番下のレベルのお客さまは「難しくて分からなかった」と感じ、一番上のレベルのお客さまは「知ってることばかりだった」と感じてしまいます。これは、提供する側にとっても、受け取る側にとっても不幸なことですよね。
期待値コントロールは、自分のためでもあり、お客さまのためでもあるのです。
さとみ:
自分が提供する情報を「役に立つ」ようにするには、どのレベルの方にどんな情報を、どのような形で伝えるかを具体的に考えることが大切です。
内容を決めたら、あとは自信をもってお伝えしていきましょう。
私たちのバリューアップカレッジもそうですよね!
もみじ:
バリューアップカレッジのターゲットは、”技術は持っているけど、ビジネスで伸び悩んでいる商業クリエイター”。さとみさんと私の経験やビジネススキルを凝縮したオリジナルコンテンツで、みなさんのバリューアップを後押しします。
さとみ:
みなさんがぐんぐん伸びていく様子を見られるのも楽しいです。
一緒にステップアップしていきましょう!お待ちしています!
【クリエイターの皆さまにお知らせ】
さとみ&もみじのペアで、「クリエイターのビジネススキルをアップさせる オンライン講座 バリューアップカレッジ」を開講中!
詳細は以下ページでご覧ください。
【Xでは、もみじがライター / クリエイター向けに発信しています】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?