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「ふぐ×笑い」で幸せを届ける!「M-1」出場経験を持つ社員のネクストステージ
とらふぐ料理「玄品」では、学生やフリーター・主婦など、幅広い年齢層のアルバイト・パートスタッフが働いています。「働きやすい」「居心地がいい」と長期間にわたって働き続けているスタッフも多く、「玄品」の屋台骨として、店舗運営に日々貢献してくれています。
そこで今回は、8年間のアルバイト勤務を経て中途入社した社員に、入社の決め手や仕事のやりがいについて聞きました。
「法善寺 総本店」スタッフ 吉田 直人(よしだ なおと)さん
高校卒業後、「玄品 梅田東通店」でホール業務のアルバイトを開始。真摯な業務姿勢が評価され、3年目にはアルバイトスタッフのリーダーを務めるように。2024年4月、8年間のアルバイト勤務を経て、「玄品」に中途入社。現在はホール業務をメインに担当し、パート・アルバイトスタッフの教育や管理も任されている。
アルバイトを続けながら追いかけた、お笑い芸人の夢
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——「『玄品』でアルバイトをしよう」と思った、きっかけを教えてください。
「玄品」でアルバイトを始めることになったきっかけは、紹介でした。というのも、私の両親と「玄品」の取締役は学生時代の同級生で、ずいぶん前から「大阪に出て来るときは連絡してな」と言われていたんです(笑)その後、大学進学と同時に大阪に引っ越すことになった際、アルバイト先を紹介してもらったのが始まりです。
——大学卒業後は就職する人が多いと思いますが、在学中に就活はしなかったのですか?
実は、大学4年生のときに「本気でお笑い芸人を目指そう!」と思って、大学を中退したんです。それからは、フリーターとして「玄品」のアルバイトを続けながら、「M-1」に出場したりと努力を続けてきました。ですが、昨年で一旦区切りをつけることにして……。ちょうどそのタイミングで、取締役から「社員にならないか」とお声掛けいただきました。
——正社員になることに、迷いはありませんでしたか?
8年間、和気あいあいとした雰囲気の「玄品」で仕事をするのが楽しかったので、迷いはなかったですね。それに、次年度(2024年度)は、新たな研修制度やプロジェクトを発足させるという話を聞き、魅力を感じていました。最終的には、「先延ばしにするよりは、次年度に入った方がいいぞ」という取締役の言葉が決め手になり、入社を決めました。
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——実際にどのような取り組みが行われているのか、教えてください。
今年の新入社員は男女関係なく、調理場もホールもどちらも担当できるように、研修がありました。さらに、「LINE WORKS」の導入で店舗間の情報共有がしやすくなり、他店の取り組みを自店に積極的に取り入れやすくなっています。以前とはまた違う動き方をしているなと感じています。
笑いとホスピタリティ精神で、お客様の心をつかむ
——吉田さんにとって、仕事のやりがいとは?
ずばり「接客」ですね。元々接客するのが大好きなんです。アルバイト時代から自分のボケでお客様に笑ってもらったり、仕事以外の話題で盛り上がることがよくありました。恐らく、ほかのスタッフよりは踏み込んだ接客をしていると思います。
——「踏み込んだ接客」とは、具体的にどのようなものですか?
例えば、インバウンドのお客様には、カタコトの英語とジェスチャーを交えて、ふぐの部位の説明をしています。自分の顔を指差しながら「ここは顔の部位です」と説明したり、「目には毒があるけど、取り除いているから安心して食べてね」とコミカルに伝えたりすると、とても喜んでいただけるんです。
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また、店内の様子を動画で撮影する方もいらっしゃるので、手が空いているときは蟹を目の前できれいに剥いてあげることもあります。そうした方が、お客様にとってより良い思い出になると思うので。
——ホスピタリティ精神溢れる接客で、お客様との距離を縮めているのですね。
そんな風にしていると、ありがたいことに「一緒に写真を撮らせて欲しい」と頼まれることもあるんですよ(笑)仲良くなったお客様から、撮影した写真をInstagramで送ってもらうこともあります。
——SNSでお客様と繋がることもあるんですか……!?
インバウンドのお客様が中心ですけどね。でも、日本人のお客様でも、「今日吉田くんおる?」と声をかけてくれる方がいたり、「また会いに来るよ」と握手をしてくださる方もいます。社員になった今年は、名刺を活用して「自分のファンを100人作ること」が目標です(笑)
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ナンバーワンの人気店で、さらにお客様満足度を高める
——社員になってから、大変だったことはありますか?
法善寺総本店(以下、法善寺店)は規模が大きく、「玄品」のなかでも一番来客数が多い店舗です。そのため、アルバイト時代のお店とはオペレーションが違い、当初は戸惑った部分もありました。たくさんのお客様がいらっしゃる分、効率的に仕事を回さなければいけないところが、多分にあるんですよね。でも、お客様の満足度を高めるという点で、まだできることがあるのではないかと、今は感じています。
——具体的に、どんな改革を進めているのでしょうか?
例えば、法善寺店ではスピーディーに料理をご提供するため、「焼きふぐ」をスタッフが裏で焼き上げて提供していました。でも、他店舗で行っているように、お客様の目の前で焼いてあげた方が、間違いなく満足度は高まります。そこで、まずはその部分から改革を実践しているところです。
「どんなサービスがお客様にとってベストなのか」「お店全体で継続運用できるのか」という点を念頭に、店長と一緒になって日々試行錯誤しています。
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目標は「最速での店長就任」
——吉田さんの今後の目標を教えてください。
入社当初から周囲に公言していることですが、最速で店長になることです。今の店長やマネージャーのほか、アルバイト時代にお世話になった店長など、私の身の回りには尊敬できる方がたくさんいます。みなさんのいいとこ取りをして、誰よりも早く駆け上がりたいですね。
——冒頭で「お笑い芸人への道は一旦区切りをつけた」と仰っていましたが、今後は「玄品」一本でキャリアを歩んでいく予定ですか?
実はまだ諦めきれていないところもあって……。個人的な目標ですが、ゆくゆくはまた「M-1」に出たいんです。その足がかりになるかはわかりませんが、会社で取り組んでいるTikTokの運用を、自分たちでもやってみたいですね。出演動画がバズったら、若い人にふぐを身近に感じてもらうのはもちろん、ネタを見てもらうきっかけにもなるかなと(笑)
——これから就活を控えている学生さんに、一言メッセージをお願いします。
「玄品」では、飲食業未経験者でも、一から丁寧に教えてもらえます。また、ふぐ調理師免許や衛生管理に関する講習会などがあり、サポートも手厚いのでおすすめです。「料理やサービスを通して、お客様に幸せな気持ちになってほしい」という想いと、やる気と元気さえあれば、どなたでも大歓迎です!
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取材・執筆・校正:株式会社ストーリーテラーズ ヤマダユミ