逃げたっていい。生きてさえいれば。
真面目で直向きな人ほど、何かから逃げることに対して怯える傾向があるようだ。
自ら決意したから。
後戻りできないから。
そういう仕事だから。
理由は様々だと思う。
”今”を生きる僕たちにとって”今”背負っているモノを放棄、
ないしは逃げる行為は”後”が怖くてなかなか一歩踏み出せないものだ。
では、こう考えてみるのはどうだろうか。
この先、つまるところ
”後”の「自分自身」のために戦略的に”今”は撤退するが吉だ。
と。
”今”というどうしようもない戦況から一時的に戦略的撤退をするのだ。
それも、他の誰でもない「自分自身」のために。
心身を休めてリスタートしたっていいじゃないか。
人生は長い。
長い旅路の中、その足を少しだけ休ませる。
ずっと全力疾走していては体力は持たない。
また走り出せるように。
見果てぬ夢を追いかけるために。
生きてさえいれば何回休んでもいい。
やり直せるチャンスは山のように転がっている。
だから「自分自身」のために。
「アナタ」のために。
僕たちは逃げったっていいんだ。
生きてさえいれば。
だから僕は少しだけ逃げることにした。