【クチコミ解析】M-1グランプリをTwitterのクチコミ数から分析してみた
遅くなりました。
ホットリンク つじげんきです。
年末年始の休暇に入る皆様へちょっとした読み物を。
今回は『M-1グランプリ2021』をTwitterのクチコミデータから分析しました。
今回のテーマは
「M-1の順位ってクチコミとシンクロしてんの?どうなの?」
です!
※今回のデータはホットリンクのソーシャルリスニングツール「クチコミ@係長」を使って、Twitterのサンプリングデータを活用して出しています。
1.M-1グランプリ 2021のクチコミ数
まずはM-1グランプリ 2021はそもそもどれくらい注目されていたのか、クチコミ数を見てみます
M-1グランプリ2021の放映は12月19日。
当日24時間でのクチコミ数はなんと592,740件。
毎年夏休みに放映される某有名アニメ映画の実況クチコミ数が約1万件なので、その6倍もの影響力があったと考えられます。
その中でも最も盛り上がった瞬間はやはり優勝発表。
その瞬間は5万件近いツイートが生まれ、新たな王者を祝福しました。
ここから番組内で最も盛り上がったタイミングTOP5を見ていきます。
2.放映中の瞬間風速TOP5
1位:錦鯉 優勝
2位:ハライチ 敗者復活から決勝へ
3位:オズワルド 1stラウンド最高得点
4位:ランジャタイ 笑撃のネコちゃんロボ
5位:インディアンス 1stラウンドボケの大洪水
たくさん盛り上がるタイミングはありましたが、TOP5はこのようになっていました。数時間の間に様々なドラマが繰り広げられ、M-1グランプリを盛り上げる要因となっています。
ここからは実際の順位とクチコミ数を比較していきます。
3.敗者復活16組のクチコミ数
15時から行われた敗者復活戦。ここでは視聴者が面白かった3組を投票し、その結果で決勝に行くコンビが決まります。
上位3組のみの得票数が発表され
ハライチ:40万1909票
金属バット:37万6458票
男性ブランコ:34万5898票
という結果で、ハライチが決勝へ進出しました。
敗者復活戦放映中15:00~17:30のクチコミ数はこちら
上位3組の投票数とクチコミ数は、なんと同じ順位となっていました。
クチコミ数ではこの3組に次いで、ラストイヤーのアルコ&ピースや衝撃のルーキーヨネダ2000などもたくさんのクチコミが出ています。
続いて決勝1stラウンドのクチコミ数と点数を比較します。
4.決勝1stラウンドのクチコミ数と点数
ここではそれぞれの出番においてどれだけの実況ツイートがされていたかを、ネタのはじめから約20分間の時間で計測しました。
※「M1関連キーワード+コンビ名」のクチコミ数を表示しています。
最終ラウンドに進んだ3組のネタの反響が大きかったことがわかります。
会場をかき回したランジャタイや敗者復活から登ったハライチも話題に上がりますが、審査員のつけた点数とクチコミ数はほぼ同順になっています。
さらに最終ラウンドのクチコミ数と審査員投票数を比較します。
最終の3組でも錦鯉のクチコミ数と審査員投票数が一致。
結果的に敗者復活から決勝1stラウンド、最終ラウンドまで、順位とクチコミ数がほぼ一致している結果となりました。
こちらは、M-1グランプリ 2021決勝の放映時間10分ごとの、各コンビのクチコミ数推移です。
青枠がネタのクチコミに換算した20分のクチコミ数になっています。
5.視聴者の反応 各組のキーワード
最後に、クチコミされたツイートの中から、各コンビを代表するキーワードをピックアップしました。キーワードと共に視聴者の感想を代弁してくれたツイートも1つずつ紹介します。
モグライダー:トップバッター
ランジャタイ:www
ゆにばーす:上手い
ハライチ:敗者復活
真空ジェシカ:ワードセンス
オズワルド:本命
ロングコートダディ:肉うどん
錦鯉:バカ
インディアンス:ボケ
もも:期待
検証結果
「M-1グランプリの順位とTwitterのクチコミ数はほぼシンクロしている!」
となりました。
審査員も視聴者も納得の結果だったのではないでしょうか!
おまけ ランジャタイ謎の盛り上がり
今回のM-1グランプリで一番爪痕を残したランジャタイを深ぼって分析してみました。
なぜランジャタイが爪痕を残した理由を考察すると
「よく分からないけど面白い」から、なのではないかと思われます。
ランジャタイを含むクチコミでよく見かけるキーワード「www」は、言い換えると「言葉にならない笑い」。
他のコンビでは「このボケがよかった」「このオチがよかった」という、ネタ内容に言及するクチコミがいくつも見受けられますが、ランジャタイはネタの内容ではなく審査員との絡みやネタの勢いに言及される傾向が強かったです。
「奇天烈」や「理解できない」というクチコミも多く、笑えるポイントがうまく分からず最後まで見てしまって圧倒された結果「なんかヤバくて面白い」となってしまったのではないでしょうか。
また、ランジャタイで注目すべきポイントとして、出番が終わってからのクチコミ数が挙げられます。
他のコンビはネタが終わるとクチコミが出なくなる傾向がありますが、ランジャタイは放映中に何度も引き合いに出されることで、クチコミされる機会が増えました。
データからも、ランジャタイは大きな爪痕を残したと言えるでしょう。
来年はどんなスターが誕生するのか!
いちお笑いファンとして来年を楽しみに待ちたいと思います。
あれぇ!!??ブァナナがある!!!!
ぽんっ!
また来年!