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348.私これだけ頑張っているんですよ!って、それ不満に聞こえますよ!

お疲れ様です。
営業トレーナー&セミナー講師、アンガーマネジメントコンサルタントの坂山一哉です。
今日もお越しいただきありがとうございます。

皆さんの周りに、
「私これだけ頑張っているんですよ!!」って訴える方いらっしゃいませんか?
それをさらに仲間内で認め合い、上司に言おうか!なんてなっていること。


こういうことがありました。
ペアで仕事をするAさんとBさんがいました。

Aさんはきっちりと仕事もこなしますが、少々声が大きい。
チーム内で何でも言うタイプ。

一方Bさん。こちらも仕事はきっちりとしますが、少々遅い。
また大人しいので、はっきりとものを言わないタイプ。

この二人がペアで仕事をしました。
最初は良かったのです。
しかし、段々とAさんは自分の仕事のペースでできなくなるのです。
Bさんが、ついていけないからです。

そしてとうとうやってきました。
Aさん、別のチーム員に不満をぶちまけたのです。
それもBさんのいないところで。

「もうやってられない。どんどん仕事が遅れる。私は一生懸命やっているのに。
私頑張ってますよね!。もうBさんとはやってられない。どう思います?」って。

すると、他のチームメンバーもAさんに同調するのです。
少々声の大きいAさん、
「でしょ、私悪くないですよね。上司に言っていいですよね。」ってさらにメンバーに同調を求めます。

すると・・・
他のメンバーも「言うべき」「メンバーを変えてもらう?」「ほんと大変よね!」などと
Aさんに加担する。話はヒートアップする一方です。

さて皆さんはどう思いますか?
確かに、仕事が遅れるのは良くないことです。
納期もありますしね。

でもこのAさんの訴えは、私はちゃんとしているのに、
Bさんができないって愚痴しかないんですよ。

当然この状況になる前の話もあるのですが、
BさんがAさんの仕事を邪魔したり、全く仕事をしておらず、Aさんだけに負担がある場合などであれば、
状況も変わってくるでしょう。

でもBさんも頑張っているのです。
何が違うかというと、
Aさんとの仕事のスピードが違う。理解度が多少違う。もう少し言うと、性格が多少おっとりしている。
くらいなのです。

でもAさんは自分の主張を押し通し、
仲間を同調させ、自分の正当性を訴えているだけなのですよね。

私も何度もこういう場面を経験しました。
Aさんだけに言うわけにもいかないし、Bさんを叱るわけにもいかない。
また周りのメンバーへの対応も必要です。

一つ言えるのは、
仕事のゴールをどうするか?ってことが先決。

その上で、人と人との関係性をどうするかを考えることが重要であると思います。
人の考え方は一つではない。

実は合わせようとしても無理なのです。
それよりも大事なことは、リーダーがきっちりとゴールを示すこと。

そのゴールに向かって、メンバーを導くことを最優先に考えてください。
あくまでもゴール達成のために組織、メンバーですからね。

あ〜、リーダーって大変だ!
頑張って。

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