漢字テストに見る日本の教育のマズさ 〜②本来業務をやれ〜
先日の続きです。
とっきん^ ^@tokkin22i
先生!
先生は7歳でどんな素晴らしい漢字が書けていましたか?
16点を持ち帰る子供の気持ちにもなってほしいです😓
引用元
https://twitter.com/tokkin22i/status/1508476198674137089?s=20&t=LM1KfqPGqlCv9rXcgAwOLQ
前回記事の要旨
過剰な"ていねい採点"は、子供の学習意欲を削ぐだけでなく、0.1%でもダメなら0点で何の価値もないという"ゼロヒャク思考"の元となり、若年層の自殺率が世界的に恐ろしく高いという現状を作っていると言える。
この"ていねい採点"には、また別の大きな問題があります。
それは、現場の教員は何に時間をかけているんだという話。
答案用紙を見ると、どう見ても日本人なら普通に読める文字であっても、0.5ミリでも線が長くないかとか、止め・はらいの筆圧が0.2MPaでもずれていないかとか、血走った赤目と黒目で針の穴に電子を通すような精密採点で神経をすり減らしているのではないかと思われます。
ヒマなの??
そんなどうでもいいことにばかり時間を使っていては、もっと肝心なことに使うべき時間がなくなってしまうのではないでしょうか?
ひとりひとりの児童生徒との個別的なケア、この子は何が好きで何が得意なのか、将来どうなっていきたいのか、家庭環境はどうか、クラスの友達とはどういう関わり方をしているか、いくら少子化と言っても、やることはいくらでもあるはずです。
こういった本来やるべき重要なこともやらずに、揚げ足取りの採点に精魂を込めたり、いじめ問題を隠蔽している場合ではありません。
そんなに精密採点が必要なら、機械に読ませれば十分です。先生なんか要らないです。
教員以外もそうですが、人間にしか出来ない仕事をやらないと、人手の価値はどんどんなくなっていく一方です。この流れは止められません。
"AIに仕事を奪われる"とかいう表現をよく聞きますが、これはあまり好きではありません。
人間がやらなくていい仕事は、どんどん機械に置き換えさせるべきだと思います。
例えば駅の自動改札機はとっくに当たり前の光景ですが、昔は駅員さんが手作業で切符を切っていたなんて、今の若い子は信じられないんじゃないでしょうか?
あの仕事が機械に取って替わられたからと言って、駅員さんが職を奪われるなんてことはなく、他にやるべき業務はたくさんあるはずです。
そこを、本当に切符をもぎる以外なんの仕事も出来ない人間(あるいは覚えようともしない人間)は淘汰されて必然だと思います。
逆に、生徒の個性を見極めたりする能力がないからこそそういうどうでもいい業務にばかり走っているのだとしたら、それは教育者として危機的状況だと言えるでしょう。
自分にしか出来ない仕事をやりたいものですね。難しいことですが。
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