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前回の結果をつい見返したくなる健康診断の教科書 〜身体測定編〜
昨日は小出の魅力というか思うことを書くようなもので
みなさんを虜にしたと思います
なってない?
そんなことないでしょう!笑
さて
以前健康診断は予防にならないぜ!
とか言って世の医療に対して爆弾を投下したことと思います
けれど意味がないのか?
と言われればそんなことはないです
もちろん健康診断をすることで自分の身体を理解することができて、適切に読み取ればこれからの生活をより良くすることが可能になります
なので、今日は少しだけ健康診断の読み方
そしてどの主な採血結果はどのような意味を表しているのかをお伝えできればと思います!
身体所見について
身体所見は、基本的に身長と体重、腹囲、血圧などを測定した結果になります
他には視力や聴力などもあります
視力や聴力はなんとなくわかると思うので省略します
身長と体重を測る意図としては、BNI値を出すためです
毎回「あー身長が縮まった!」とか「体重が増えたなー」って感想を言って終わっていませんか?
ぶっちゃけ身長なんで1日でも変動するので身長を気にするのは子どもの時だけです
体重も筋肉の方が重いので筋肉質の人は体重が増えますし数字だけではなんともいえません
大人の健康診断の場合はBMIをみましょうね笑
身長・体重測定
BMIは、ボディマスインデックスと言って、身体の肥満度を評価する指標として使用されます
特定健診ではここをかなり重点的にみられます
この数字が大体24くらいを超えてくると肥満と認定されます
いわゆるメタボリックシンドローム予備軍と呼ばれることもあります
でもですね
実はこれ身長と体重だけで計算している数値で
さっき僕は筋肉は重いって言いましたが、実は筋肉質の人は高く表示される可能性があるんです
要するに身長が低くてめちゃくちゃ鍛えているとBMIが数値として高く出る
なんてこともおきます
BMIという数値は実はあまり医学的に根拠はかなり乏しいんです
保健衛生的に統計を取るときには有効なときがあるようですが、個人の健康の指標としてはあまり大事かと言われると
すいません、そんなに大事じゃないです笑
なのでBMIが高い人は、メタボかマッチョかのどっちかなので心当たりがある方を信用しましょう笑
なのでBMIはメタボの診断基準には入っていないんです
でも福井は残念なことにメタボの診断基準としてありまして
男性:85cm以上
女性:90cm以上
がメタボを診断する上で必須条件になっています
そしてメタボかどうかを確定するためには血液データでのコレステロール値と血糖値、そして高血圧が関わってきます
血圧測定
みなさんの血圧はいくつですか?
最近はいつ血圧を測りました?笑
多分日常的に血圧を測っている人はあまりいないんじゃないでしょうか
健康診断の時くらいかもしれませんね
血圧は収縮期血圧と拡張期血圧が存在します
これはいわゆる上の血圧と下の血圧と呼ばれるものです
収縮期血圧は心臓が収縮した時の血圧で1番血管の中で圧力が強い時の数値です
拡張期血圧は心臓が広がった時の血圧で1番血管の中で圧力が弱い時の数値です
みなさんは上の血圧はなんとなくわかると思うんですが、実は下の血圧もとても大事なんです
というのも血圧を測定するだけで動脈硬化かどうかがわかるって知ってました?
高血圧ばかり見られがちな血圧測定ですが、動脈硬化かどうかも簡易的ですがわかることがあります
動脈硬化かどうかをわかる方法は
収縮期血圧(上の血圧)ー拡張期血圧(下の血圧)=脈圧
この脈圧が動脈硬化ではない方の場合は
30〜50mgHgとされていて
60を超えてくると動脈硬化の可能性があります
動脈硬化というのは、血管が老化に伴い硬さをなくしていく状態です
硬いホースにたくさんの水を流せばホースにかかる圧力は強くなりますよね
同様に収縮期血圧は上がります
そして、広がらない分戻る力もあまりないので拡張期血圧はあまり起こりませんので下がります
なので
収縮期血圧と拡張期血圧の差が大きいほど動脈硬化を表します
まだ差はそんなに広がってないぜ!
よかった大丈夫だって思っている方も気をつけましょう
血圧が
収縮期血圧:135mgHg以上
拡張期血圧:90mgHg以上
の場合
高血圧です
高血圧の時間が長ければ長いほど、いろんな臓器や血管には結構負担がかかるので、動脈硬化を進行させる可能性があります
なのでこまめな血圧測定や有酸素運動や食事での塩分の気配りが必要になるかもしれませんね
身体測定について話しすぎましたので
血液についてはまた明日お話をしていこうと思います!