キープしたい体調
personal trainer 亀梨淳之介
東西の理論を融合させたエクササイズで体力的な要素と気力的な要素の調整を同時に行うこと。これが私たちゲンジヤウが追求しているコンデショニングです。
みなさん、我々が何気に言っている日常用語に『コンデションを整える』いう言葉がありますが、一体どんな意味なのでしょう
「コンディショニング」と「気功」の観点からゲンジヤウの理念を述べていきたいと思います。
まずは、我々が何気に使ってる日常用語に『コンデションを整える』いう言葉がありますが、いざ詳しく説明してみてと言われるとなかなか難しいものがあります。
辞書的な意味では、、、
「コンディション」
→・その時の調子。状態。
・条件
「コンディショニング 」
→・調節すること。調整。
Conditioning はコンディションの動名詞になっているので、
その時の調子(コンディション)を整えること=調整
という感じになるでしょうか。
調節の意味は、、、
・ほどよく整えること。
・釣り合いのとれた状態にすること。
少し補完的に、バランスを取る意味合いにもなってきます。
条件の意味は、、、
・約束や決定をする際に、その内容に関しての前提や制約となる事柄。
・ある物事が成立・実現するために必要な、または充分な事柄。
以上の意味で解釈すると、
その時の身体的、環境的条件(コンディション)でなんとかやりくりする(条件をそろえて釣り合わせる)こと ⇒調整・調節
ってな感じですかね
確かに、体の調子ってその都度変わるし、どの状態がBestなのかはTPOで全然変わったりしますよネ
今置かれてる状態(条件)でベストを尽くす(成立・実現させる)ことが、つまり
コンディショニング (conditioning) なのかな❓❓
コンディショニングとは
フィットネストレーナーの一般的な見解は、以下の言葉に集約されます
(2つの代表的な機関が定める定義です。)
1、
快適な日常生活を送るために、筋力や柔軟性、全身持久力をはじめとする種々の体力要素を総合的に調整すること。
2、
運動競技において最高の能力を発揮出来るように精神面・肉体面・健康面などから状態を整えること。
コンディションとは、「状態」「体調」「条件」という表され方をしており、「体力」「精神」「技術」「医療」「栄養」「環境」といった要因から影響を受けていています。
各定義も共通して、
様々な手段を通じて「総合的に理想的な状態へと導いていく」ことが「コンディショニング」であると述べています。
※ですので、「膝のコンディショニング 」のように部位的な言葉としては使用できません。
私(ゲンジヤウ)的には総合的という言葉の中に、「気の充実」っていうワードが入るといいなって思っています😃
『気』もコンディショニングの一つだと考える理由
長い歴史の中で培われた叡智が『気』の世界に詰まっています。
科学的見地では捉えにくいけど、全身の経絡を通る気の流れは、五臓六腑(臓腑)の養生や呼吸による自律神経調整、精神面での鎮静、血流(気血)の促進といった、上下、内外の疎通と精・気・血・津液の充養を通して人体の生命活動を優れたものにするからです。
日本人における 『気』の概念
現代の日本において、『気』というものは目に見えなくて分かりづらいものとして扱われ敬遠されがちですが、我々日本人はそれを感じる〝感性〟を昔から言葉として保持しています。
病は気から・元気が出る・気持ち良い・怖じ気づく・悪気のない・天気・気圧・空気読めない…など今でも「気」が生活の一部にあります。
特定の宗教を持たずとも、「八百万の神々」や「お天道様」、「バチがあたる」、「お参り・墓参り」など見えないもの(Something Great)に対する畏敬の念を表す言葉も多数あり、形而上学的なものへの想像力と感受性は抜群だったはず。
駒ケ岳山頂は、およそ2400年昔から山岳信仰の霊場でした。 箱根の修験道は万巻上人によって開かれたと記されています。
気功は調和の取れた一つの学問です。
気功は中国伝統文化の知恵を具体化し、人体生命の全体を観ることを指導しています。ゲンジヤウ経絡フィットネスが理想とする健康養生の理念と合致します。
自然の中に人が存在し、人の中に自然が存在するという「天人相関」
心と身体は1つであるという「心身一如」
天体の運行、季節の変化などの知識が豊かになり、自然と人体の関連を融合的に考える自然哲学へと導き、多くの気付きをもたらせてくれます。
私、亀梨式自然との調和
私の趣味のトレイルランニング(山を駆け巡る)では、「山に溶け込む」感覚を覚えます。山の気と同調し、山と一体になる。
自然との調和・均衡・統一が行われて、心も洗われていきます🌊
詳しくはこちらのブログから✍️
ゲンジヤウが目指すコンディショニングは、内臓や精神面など、 目に見えない部分へのアプローチも含めます。
自分の元気力(内気)が高まれば、自ずと気(外気)を発して周りの人を元気にすることもできますよね😊
体力的な要素と気力的な要素の調整を同時に行うことがゲンジヤウの考えるコンデショニングです。
personal trainer 亀梨淳之介