誰も知らない『自分がされて嫌なことは人にするな』の本当の意味
あなたは十中八九、『自分がされて嫌なことは人にするな』という言葉を、間違った意味で教えられている。
こんにちは。岡本ナナです。
最近Twitterにハマっているんですが、他人の価値観に平気で難癖をつける人が、いやに多いなぁと思います。
ただ、難癖をつける本人としては、『気に入らないから痛めつけたい』というより、『この人の考えを改めさせないと、この人のせいで誰かが嫌な思いをする』という危機感とか、正義感でやっていると思うんです。
そんな中で、たまに象徴的に使われるのが『自分がされて嫌なことは人にするな』というフレーズ。
でも、この教えを叩き込まれるのって、5歳とか6歳とか、本当に小さい頃じゃないですか。
そのせいかわからないけれど、ほとんどの人が『本当の意味をわからないまま使っている』んです。
あなたは、なぜ『自分がされて嫌なことを人にしてはいけない』のか、答えられますか?
【間違った答え】
・小学校で習うから
・お母さんに教わるから
・常識だから
・それが正義だから
『自分がされて嫌なことは人にしちゃいけませんよ。小学校で習わなかった?』とか言っちゃえる人は、勉強し直してください。
【部分的に合っている答え】
・『されて嫌なこと』は、だいたいみんな共通だから
ただし、厳密には『してほしいこと』『してほしくないこと』は、人によって異なります。
大人なら尚更。
だから『私はこういうことされても平気だもん』と考えて、人が嫌がっていることを押し付けるのは間違いです。
【本当の答え】
・自分に返ってくるから
人に対して行ったことは、形を変えて自分に返ってきます。
どんな形で返ってくるかはケースバイケースですが、『返ってくる』ということ自体は確実です。
例え、あなたのしたことに『相手が気づいていなくても』同じ。
仮にあなたがいつも人の言動を批判しているとしたら、あなたには『人から批判される不安』が返ってきます。
あなたが心の中で人の悪口を言っていたら、あなたには『悪く思われるのが怖い』という不安が返ってきます。
これは科学的に実証された事実。逃げ道なんてありません。
『あの人嫌いだけど、角が立たないように上辺だけ上手く付き合う』という行為でさえも、『私って本当は嫌われているかもしれない』という不安となって返ってきてしまいます。
抵抗は無駄です!!
自分がされて嫌なことは、やった分だけ全部返ってきます。
そして、自分が息苦しくなるだけです。
だから、『自分がされて嫌なことは人にするな』なんです。
『相手がかわいそうだから』ではありません。
もしも、このnoteを読んだ人の中に、
・批判されるのが怖い
・悪く思われるのが怖い
・嫌われるのが怖い
という不安を抱えている人がいたら、
それは全部自分が人にやっていることです。
自分がされて嫌なことを人にするのをやめれば、そういう不安はなくなります。