AI画像生成の今後の問題。そして自分のイラストがAIの学習に使われていたことが発覚した。
今回のサムネはCanvaのAI画像生成に描いてもらいました。
それ以前にもsiriやアレクサといったAIアシスタントというものは存在していたが、2022年からAIが加速的に進化していった。
文章の方もAIが小説作ったり、会話まで出来たりと色々出来るようになった。
BGMまで作れるようになったのでYouTubeに使う時はかなり便利だと思うのですが、個人的にBGMはまだまだ自分好みのものは出来てないなって思う。なのでこれからBGMの方も進化すると思う。
その中で最もAIの進化が目立っていたのはAI画像生成だったと思う。
数年前に「この世に存在しない人の顔のサイト」というのが話題になっていたのだけど、原理としてはこれと同じなのだろうとまず最初に思った。ちなみにそのサイトもいつの間にかAI画像生成サイトになっていた。
2022年初期はAI画像生成Dream by WOMBOがちょっと流行ったあたりから絵を描くAIということでまだ珍しい存在で、背景は良い感じになるけど人物を描くのは完璧でなかったのでまだお遊び感覚って感じだった。
だけど、もっとクオリティの高い画像が作れるStable DiffusionやMidjourneyといった色んなAI画像生成が登場してからは「これじゃあ絵の仕事がなくなるじゃないか」と批判する人も増えた。
絵を描く人や分かる人にはAIの区別はすぐにつくけど、ぱっと見るとAIで描いた絵と神絵師が描いた絵の違いが分からないくらいのもあった。誰でも簡単に画像生成できてしまうと、今まで神絵師が描いた繊細で綺麗な絵に対してありがたみがなくなってしまったのも事実だった。
そして学習に使った画像の権利の問題もあるので、ついに訴えられてしまった。
またお絵描き系ユーチューバーの方々もAI画像生成に関しての動画投稿を上げていたが、
「AI画像生成のせいで絵の仕事が完全になくなるわけではない、むしろ今後絵を描くツールや資料として使っていける」
と言ってくれたし、私もそれに同意する。なのであまり危機感を感じていない。
実際にAIを使ってイラストを描いてみた人もいたけど、その人の知名度が高ければ高いほど、どうしてもAI画像生成に関しては賛否両論起こるので「お前もそっち側の人間だったのか」「AI使うならチャンネル登録外すわ」と批判的なコメントをされてしまい、動画投稿した動画を消してしまうということも多かった。
また、絵を描かなくてもその人が有名であればあるほどAI画像生成を利用した時点で何かと批判を言う人もいた。
例えばmeituにあるようなAIイラスト機能で他人の絵や版権絵を読み込むimg2img(i2i)場合、それをどこにも公開せず保存して自分が見ているだけという個人の範囲で利用していれば問題はなかったりする。それを公開してまるで自分の作品のように扱ったり商用利用をするから問題になるわけである。例え、「これは○○の絵をAIに読み込ませた画像です」などとちゃんと書いてあったとしても、やっぱりどうしても「それってどうなんだよ」って指摘されることがある。
現在はまだAI画像生成に関する法律などがないので、そういうルールがいずれ必要になってくると思う。
すでに商用利用として使っている人も多いけど、もし何かしらのルールが出来たら、AI画像生成で描いたものをそのままお金儲けとして販売するのはいつかできなくなる可能性だってあるだろう。
ちなみに絵描きの方でもAI画像生成に対して賛成派反対派どっちもいる。私の周りでは肯定的な人が多く、AI画像生成で遊んでいる人もいれば、AIなんかに負けないくらい上手くなろうと前向きになっている人もいます。
よく絵描きが「頭の中で考えていたものと全然違う絵を描きがちだから頭の中にある絵をそのまま実現できる機械とかほしい」って妄想する人がいるんですが、AI画像生成はそれに近いものが出来るようになっていて、その妄想がほぼ実現したようなものなんですよ。
そりゃ実現したものは権利の問題があって形は違うからってのもあるけど。
でも仕方ない。
写真が出た頃も画家も仕事がなくなると批判されたし、デジタルでイラストを描くのもこんなの絵を描いたとは言わないと批判された。
実際画家の仕事が完全になくなったわけではなかったし、今ではデジタルで描いている人が多い。
初音ミクが出てきた頃もこんな感じで批判する人も多かった。あんな機械の声の何がいいんだよって言う人もいた。私の知り合いにもそういう風に言う人いたから、その人にはあまりボカロの話題はしないように気を遣っていたくらいだった。
これは写真先輩もデジ絵先輩もミク先輩も通った道なんです。
AI画像生成は現在この批判される段階にいるんです。そしてその先輩たちより厳しいのは著作権などの権利の問題も乗り越えなければならない。
ちなみに私はAI画像生成は否定的ではないし、調子に乗りすぎて面白くて沢山画像作ってしまったのだけど、これらは今後イラストの資料としてなら使えると思います。だからといって全部真似するわけではないですが。
また、ある人は自分で描いた絵をAI読み込ませてその絵を参考にして練習を繰り返して上達していった人もいるので、これもAIの正しい使い方だと思いました。
AIに自分のイラストを添削してもらうのも良いのかもしれません。
そんなわけで、自分の絵をmeituで読み込ませてみました。
これを見てもうちょっと背景の奥行きとか出すと良かったかもなーって思いましたね。
あと、他の人も自分の絵をAIに読み込ませている人も結構いるので、また別の世界観の絵が見れて面白いですね。
次は学生時代に描いた聖剣伝説3のシャルロット
絵柄が90年代風味です。
いきなり大人化しちゃったよ!
meituにはなんか一つだけ異質なアートスタイルがあります。
今風に描くとこんな感じになるかもしれないですね!
まさか90年代っぽくしてくれるとは!まさに理想の添削ですよこれ!
昔の私だったらこうやって描けばいいのか!って喜んでいたかもしれない。でもその時代にはなかったんだよ…
こんな感じで自分の絵をAIに読み込ませて新たな発見を見つけたりするのも絵描きにとっていい刺激になると思います。
…しかし…
後に自分のイラストがAIの学習に使われたことが発覚しました…
自分が確認できたのは4枚で、そのうち1枚は素材画像です。もしかしたら他にもあるかもしれないです。
ちなみに新しいイラストよりもどれも10年以上前の古い絵を使われていました。
…まさか自分のイラストがAIの学習に使われているとは思いませんでした…
絵描きの中には、「AI学習禁止!」と注意喚起している人がいますが、正直これだけでは防ぎきれませんし聞く耳を持たないです。そういう風に注意喚起した人は普通に学習に使われていましたし、知り合いの絵も何枚か確認できました。
どうせ自分のイラストは独特性が強すぎるからとか下手だから学習に使われることはないと軽く考えている人もいますが、そう思ってもネット上でイラストをうpしているなら一度調べてみるのをお勧めします。むしろイラストだけでなく写真も学習されている可能性もありますので写真をうpしている人も学習に使われています。
↓こちらのサイトで調べることができます。
現状のところ、学習を禁止にさせる対策はないです。
AIの技術に制限をかけることは、今後の技術の発展を妨害してしまうからです。
ツイッターの方でも、投稿したものをAIの学習に使われると発表されていました。
人間は一度便利だと思ったものを手放すことはできないです。今時、海外に行くまでいかだを作って海を渡って行こうとは思わないでしょう。
今の所、自分のイラストに似た画像になったことは一度もないです。
時代が変わると、この学習された件を「自分の画像が使われるのは名誉あることじゃないか」だという人もいるのかもしれません。だけどこちらは学習の許可はしてません。
やっぱりこの辺は今後の課題になると思います。
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